ノクターナルアニマルズ。夜の獣たち。
あまりに熱いので、涼しい気持ちになれるか?
Tフォード監督。シングルマン、を見ている。
普通のでき。
Jギレンホール~トニー役
Eアダムス〜スーザン役。
Hミラー〜スーザンの夫役。
冒頭クレジットバックの異常に太った裸体女性が動くのは何だ!
不気味すぎる、シュールと言ってもいいが。。
夜の獣たちというタイトルは、トニーが書いた小説のタイトル。
それを二十年前に妻だった、スーザンに送るトニー。
その小説と、現在、過去、三つの時間軸で映画はできている。
それほどわかりにくくはない。
全編暗い映像が多い。
特に小説部分は、暴力的で不快なシーンがある。
この軸のエピソードは長く陰湿。
トニーの妻子がレイプされ、殺害。
犯人を追うトニーと警官。
監督はデザイナーなので、アートっぽさは、当然ある。
が、小説の軸は、生々しく恐怖シーン連続になっている。
スーザンは、トニーから送られてきたその小説を、
一人真剣に読み引きつけられる。
眠れないスーザン。元々不眠症のよう。
こんな小説を読めばねられないよ。(~_~;)
読んでいるソファが赤い色。
トニーの妻子が殺害され発見されたのも
赤いソファの上だった。
ここは小説部分。
この犯罪もどうなっているのか?
小説なので、どうにでもとれる気がした。
かつて、スーザンはトニーと別れた後、妊娠がわかり、
今の夫の子として生んでいる過去、秘密がある。
夫はそれを知って結婚したが、今は浮気をしている。
スーザンは美術の仕事で成功した。
見る人により、いろいろにとれる映画だと思う。
すべてが、スーザンの妄想、幻想、過去へのおもいからの
執着か~、
あえて混乱させている?。
二十年前もたち、本当に小説は送られてきたのか?
特典で監督は語る。
三つの時間では、色彩を変えた。
それぞれの時間が、色でわかるようにしたいと言う。
そうかな…
監督の私物も使用された。
大切な人を手放してはいけない。
人生に悲しみはつきもの、それを乗り越えて人生はある、と語る。
ギレンホールは適役、彼は、独特の個性がある俳優。
この役は難しい。
監督は、ギレンはトニー役と小説の中の男性役、二つを演じていたという。
二役でもあるので、その差をいかにうまく出すか、合っていた。
「ナイトクローラー」に近い感じを持った。
トムはデザイナーなので、映画はこのあたりでやめた方がいいかも、(^^♪
という感じもした。