恐らく『自分を癒す』系のお題目だったと思うのですが、
ノート習慣を始めて間もないころに、
『イヤだったこと、傷ついたことを書き出す』という作業をしたことがあります。
当然、元旦那とのあれこれ、、、も羅列する予定だったのですが、
それよりも先に、ふと、
誰かから離婚理由を訊かれたときの、
自分の受け答えが浮かんできました。
訊かれるのがイヤだったわけではないです。
「なんで離婚したの?」と訊かれると、
いつも、「私にも悪いところがあったんだけどね」と注釈を付けていたことを思い出したんです。
必ずその一言を付け加えていました。
毎回必ず、です。
あれ、なんでいつも言ってたんだろう・・・。
自分に問いかけた途端、
気持ちがぶわぁぁぁーーーーっと出てきて。
「私にも悪いところがあった」こと、
もう分かってるから、これ以上責めないで!
という意味だったんだということに気が付きました。
私、自分を責めていたんです。
結婚生活が維持できなかった。
元旦那にも、
「お前のせいだ」と言われ続けていた。
離婚なんてして、
子どもをひとり親にしてしまった。
分かってる、
私にも悪いところがあったのはもう分かってるから、
だからお願い、責めないで!
「私にも悪いところがあったんだけどね」と付け加えることで私がやっていたのは、
必死の自己防衛だったんです。
自分で責めていたから、
他人に責められるのは耐えられなかった。
だから先に、
責められないよう布石を打っていたんです。
それに気付いてボロボロ泣きました。
尋ねてきた誰かに、離婚を責められたことがあったか?
ないんです。一度もないんです。
ただ自分が絶えず責めていただけ。
責められることだと思っていただけ。
なんとなくいつも言葉にしていたけれど、
そうやって自分を責めていることに、
私はまるで気付いてなかった。
無自覚で自分責めをすること11年。
そりゃ生きるのしんどくなるよね(笑)。
人って、無自覚でやっていることがどんなに多いか。
気付けば簡単にやめられるんだけど、
気付かないとやめようがないんですよね。
だから、
他愛のないことでもノートに書いてみる。
そこからこうやって、
11年も抱えていた罪悪感に巡り合えたりします。