ヒトは病気で死ぬのではない。寿命で死ぬのです。

2020-04-25 13:54:00 | 願い事の叶え方
この言葉を知ったのは、
もう10年くらい前になると思う。
Yahooの知恵袋で見つけたんだった。


骨髄移植だったか、提供を決めかねている人の相談に、
移植を受けた人がアドバイスをしていた。


その人は、運良くドナーが見つかって、
生きることができた人。
けれど、ドナーが見つからない人、
見つかったけれど最終的に断られた人、
そうして亡くなった知り合いがたくさんいたそうで。


そんな中、彼女の主治医が言った。

ヒトは病気で死ぬんじゃない。
寿命で死ぬのです。

と。



私たちは何故か、
老衰するまで生きていられるという前提でいる。


だからその前に病気や事故にあって死ぬと、

奪われた!
もっと生きられるはずだった!

と憤る。


本当にそうなのか?
それが寿命だったのではない、となぜ言い切れるのか?


そんな確信は、実は存在しない。
もっと生きられたはず、というのは幻に過ぎない。


生まれ方と死に方は選べない。


選べるのは、
どう生きるか?だけ。






新型コロナが憎い、という発言を見て、
違和感があるのは私だけじゃなかった。

じゃあ何なら良かったの?
と問うてる人がいて、
老衰以外は認めないって変じゃない?
と言う人もいて、

もし私が新型コロナで死んだら、
悲しんで泣いてもいいけど、
可哀想とは思わないで、と言う人がいて、

そうそうそう。
私もそう思った。

もしも私が新型コロナで死んでも、
それが寿命だったと受け入れてほしい。
それまでの生を堪能したんだと受け止めてほしい。


残された子どもが可哀想じゃない?と訊かれるけれど、
私は心配はしていない。

私が皆に愛されて守られてきたように、
息子も皆に愛されて守られて生きていけると分かっているから。

それに本人が気付くかどうか、だけ。

残念ながら、
それだけは他人がなんとかできる問題じゃないからね。




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