出産レポートⅨ

2006-09-06 21:25:47 | 出産
【8月29日】

《午後8時頃》

旦那はどうなったかな、、、と思って携帯を見ると、メールが届いてました。
「今向かってます」というメールが7時半すぎに来てます。
すでに産まれてます・・・


スピード出産でさほど疲れていないまひろ、脇に置かれたチビ太を見てしばし感動
しかも、そう、会陰もまったく裂けなかったそうで、助産婦さんがまたしても「若いっていいねー!」と楽しげに言っていました

陣痛中は「二度と産むもんか」「第二子なんてありえない」と強く思ったまひろですが、
産んだ瞬間、「こんな感動も悪くないかも・・・」と思いました。
驚きですね。お産って不思議です。
で、きっとまた第二子の陣痛中に「やめときゃ良かった」と後悔するんですね

お産という激痛に耐えたばかりというのに、助産婦さんにお腹を押されて子宮の収縮を促されるたびに「痛い痛い痛い・・・」と声を上げたりして、喉元過ぎれば何とやら。。。

次のお産のママさんが来るまで、同じ部屋で横になってました。
夜中12時頃までかな。
着替えも汗拭きも何もかもやってもらうなんて、出産直後はなんて楽チンなんでしょう。
お産が立て込んでいる時はすぐに部屋を移動することもあるらしく、ラッキーでした。

それから夕食を食べ。
チビ太に母乳を吸わせ。
入院部屋に移動して、チビ太と一緒のベッドで寝んね。

母子同室って大変かなー?と思ってたんですが、意外と平気でした。

こっちは興奮して眠れないし(疲労が少ないせいもあるんでしょうが)、産まれたてのベビーは初日はよく眠るそうで、夜中ずっと寝てました。
泣き出しても宿直の助産婦さんが来て面倒をみてくれるんで辛くない。

そして何よりも、我が子の寝顔を見てると楽しい
寝てる間にもいろんな顔をするんですよね。
母子別室なんてもったいないなーと思いました。いや、ホントに。

さぁ、友達に連絡して面会に来てもらわなくっちゃ
初日の夜は、メールで大忙しでした・・・

出産レポートⅧ

2006-09-06 20:56:55 | 出産
【8月29日】

「よく出てきたね!!」

まひろの第一声がこれでした。

妊娠発覚当初から旦那とケンカばかりで、ストレスの中10ヶ月間もお腹の中で育ち、元気に産まれて来るとは

臍の緒がつながった状態で抱っこし、記念撮影をしました

抱っこした感想は「軽い!」。
産まれたてって、こんなに軽いんだ!

「私ひどい顔してるよ~」とまひろがつぶやくと、「今が一番いい顔してるよ!」。
んー、でも口を半開きにして撮っちゃった

「早かったね~。1時間で産まれたよ」という助産婦さんの声に「え」。

助産院に到着したのが午後6時30分。
チビ太が産まれたのが同じく7時26分。

えぇぇぇぇぇぇえ~~~~~~
それってすごくないっっ

陣痛が来た、と認識したのが午後5時過ぎだから、2時間半で産んだのか

本人もビックリのスピード出産でした・・・。

出産レポートⅦ

2006-09-06 20:36:01 | 出産
【8月29日】

あー、子宮口になんか引っかかってるなー、という感覚。
出たり戻ったりして産まれて来るんですよね。
ついつい「戻っちゃうの?もったいない・・・」と言ってしまいました

「頭が見えてきたよ。髪の毛見えてるよ」と助産婦さん。
でもまだ破水していませんでした。
「膜が丈夫なんだわ~」。
この後に、助産婦さんの手で膜を破ったらしいです。
全然気付かなかった
そして破水がどんなものなのか、まひろは体験できませんでした(別にいいけど)。

とっても不思議な感覚なんですが、陣痛の波と波の間が、ひどく心地よいものでした。
思い切りいきんだ後、力を抜いてダラーッとしてると、そのまま眠ってしまいたくなるのです。
このまま眠ってしまえたらどんなに気持ちいいだろう・・・と思えるほど。
フルマラソンを終えた後、布団にぶっ倒れた感覚と言えばいいのでしょうか?
とにかく心地いい
「眠くなってきた・・・」とつぶやくと、「寝たら産めないよ~」の返事。
はっ、そうだわ。寝たら長引くだけなんだから、寝ちゃイカン!!

「あと2~3回いきめば頭が出てくるよ」。
それを聞いて、とっさに考えるまひろ。
あと2回と思ってダメだったらショックだから、あと3回頑張れば終わると思おう

・・・と決意して1回目。思い切りいきむ。
と、、、。

「あ、もういいよ!力抜いて!」

んん????

「頭出てきたよ!」

うわぁぁ~~~~~、スルッと痛みがなくなった

「カラダ起こして!」と言われて、もう身軽になったまひろが上半身を起こすと、
『スルン』と何かが抜ける感覚と、「ウギャ」と小さな泣き声

「ほーら産まれたよ!」

赤紫色をして丸く縮こまっているチビ太とついにご対面

出産レポートⅥ

2006-09-06 20:13:17 | 出産
【8月29日】

「さ、お産だ」と動き出す助産婦さん達。

え。
今までの痛みはお産じゃないの??とまひろは密かにショック

助産婦さんは布団が汚れないように、ビニールを敷いたりテキパキと動き回ります。

辛かったのは、「はい、右足ちょっと上げて」「次、左足もね」と体勢をいちいち変えなきゃいけなかったこと。
体中痛いのにっ!すでにへとへとなのにっ

赤ちゃんの心音を確認するために上半身を一回一回起こすのもかなり辛いものが・・・
病院だとこういうのはないんでしょうかね?
姿勢は固定されてますもんね。

まひろがウンウン唸っている間、助産婦さんの会話が聞こえます。
「これは早いねー」
「進むの早いよ」
「やっぱり若いからね」
「若いっていいねー!」
なんだかとっても楽しそうな会話でした

若いと言っても、まひろは20代後半。
そんなに若いか???

「声は出してもいいの・・・?」と尋ねると、
「いーよいーよ。大声出すくらいじゃないと産まれないよ!呼吸法なんてやってる人はなかなか産まれないんだから!」とまた楽しそうに言う

入院してるママさんがいるのに、悪いな、、、と思いながら、でも声を出さずにはいられない

「ぅあぁぁぁぁぁぁあ~~~~~~~~
「いやぁぁぁぁぁぁぁあ~~~~~~~
「いたいぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~

絶叫マシンの連続ですか恋人を奪われた映画のヒロインですかというくらい叫びまくるまひろ。
出産でこんなに叫ぶなんて聞いてないよっっ

「いきみたいぃぃ・・・」とつぶやくと、「いいよー」と軽快な返事。
あ、いきんでいいんだ?
でもいきみ方が分からない!
トイレみたいな感じでいいのかな??

「ぅあぁぁぁぁぁぁあ~」と叫んでいきむこと数回。
トイレとはちょっと違うんだなということが分かってくる。

「あとどれくらいで産まれるのかな」と聞いてみると、「あと30分くらいで産まれるよ」。

えぇっ
それって早くない

旦那は、、、間に合わないかな、、。
でも間に合わなくても、この痛さが終わるなら立ち合いなんてどうでもいいかも・・・