出産レポートⅥ

2006-09-06 20:13:17 | 出産
【8月29日】

「さ、お産だ」と動き出す助産婦さん達。

え。
今までの痛みはお産じゃないの??とまひろは密かにショック

助産婦さんは布団が汚れないように、ビニールを敷いたりテキパキと動き回ります。

辛かったのは、「はい、右足ちょっと上げて」「次、左足もね」と体勢をいちいち変えなきゃいけなかったこと。
体中痛いのにっ!すでにへとへとなのにっ

赤ちゃんの心音を確認するために上半身を一回一回起こすのもかなり辛いものが・・・
病院だとこういうのはないんでしょうかね?
姿勢は固定されてますもんね。

まひろがウンウン唸っている間、助産婦さんの会話が聞こえます。
「これは早いねー」
「進むの早いよ」
「やっぱり若いからね」
「若いっていいねー!」
なんだかとっても楽しそうな会話でした

若いと言っても、まひろは20代後半。
そんなに若いか???

「声は出してもいいの・・・?」と尋ねると、
「いーよいーよ。大声出すくらいじゃないと産まれないよ!呼吸法なんてやってる人はなかなか産まれないんだから!」とまた楽しそうに言う

入院してるママさんがいるのに、悪いな、、、と思いながら、でも声を出さずにはいられない

「ぅあぁぁぁぁぁぁあ~~~~~~~~
「いやぁぁぁぁぁぁぁあ~~~~~~~
「いたいぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~

絶叫マシンの連続ですか恋人を奪われた映画のヒロインですかというくらい叫びまくるまひろ。
出産でこんなに叫ぶなんて聞いてないよっっ

「いきみたいぃぃ・・・」とつぶやくと、「いいよー」と軽快な返事。
あ、いきんでいいんだ?
でもいきみ方が分からない!
トイレみたいな感じでいいのかな??

「ぅあぁぁぁぁぁぁあ~」と叫んでいきむこと数回。
トイレとはちょっと違うんだなということが分かってくる。

「あとどれくらいで産まれるのかな」と聞いてみると、「あと30分くらいで産まれるよ」。

えぇっ
それって早くない

旦那は、、、間に合わないかな、、。
でも間に合わなくても、この痛さが終わるなら立ち合いなんてどうでもいいかも・・・

出産レポートⅤ

2006-09-05 20:59:14 | 出産
【8月29日】

《午後6時30分》

唸りながら助産院に到着。
中に入っていくと、、、あれ?あれっ??誰もいないよっっ?!

助産院なので、常に受付に人がいるとは限らないんです
でも今から行きますって言ってあるのにっっ

「すいませ~ん・・・」と声をかけること数回。
奥から助産婦さんが出てきました。
陣痛中の妊婦からすると、腹立たしいほどゆとりのある動きです。(←ただの八つ当たりですね

まず診察台に行きました。
心の中では「そんなとこで横になってる場合じゃないよっ」と突っ込むのですが、とりあえず言われた通りに。
その時ちょうど陣痛の波が来たのですが、「あー、今来たねー」と言いながら助産婦さんが腰をさすると、な、なんて楽になるんでしょう

一人では、声を出してうめくことしかできなかったのに!
さすがプロ!と思いました

赤ちゃんの心音を確認した後、さすがにそんな悠長なこと言ってる段階じゃないと分かったのか、すぐ出産する部屋に移動しました。

助産院です。分娩台はないんです。
畳の部屋で、時代劇に出てくるような一本の綱が天井から伸びています。
その部屋で皆出産

でーっかいクッションが用意されて、そこに上半身を乗っけて四つん這いになります。
その姿勢でひたすら陣痛を乗り切ります。
助産婦さんの腰さすりにプロの技を感じながら、これからどれくらいかかるのだろう・・・と不安でいっぱい。

結局旦那はどうしたかというと、母に呼びに行ってもらいました。
自宅にいるはずだし、助産院からは遠くないので(ただ、母は助産院⇔自宅の道を知らないですが)。

「旦那さんはどうしたの?」助産婦さんの問いに「ケンカしちゃったんです」。
「ケンカして産気づいちゃった??」と笑う助産婦さん。
笑い事じゃないよ~
「間に合わなかったら一人で産んでもいいですか?」と尋ねると、「そりゃ産むしかないわよ~」。
そりゃそうよね

お母さんてすごいな、と思いました。
この痛さを耐えて自分を産んだんだと思ったら、まさに尊敬に値する。
まひろは姉がいるので第二子。
ありえない・・・と思いました

陣痛の様子を見て、「2分間隔だね」と助産婦さん。
そこで「さ、じゃあお産の準備だ」とそれっぽい白い服を着始める。

今までのは、今までの痛みは何だったの~

出産レポートⅣ

2006-09-05 16:57:21 | 出産
【8月29日】

《午後6時》

タクシーが到着。
靴なんて履いてる余裕ないので、踵をつぶして突っ掛け状態で出て行きました。
あまりの痛さに「無痛分娩にしておけば良かった・・・」とチラッと思いました。

でも無痛分娩でも陣痛の時は麻酔かけないんですよね。
だったら同じか・・・と考えながらタクシーに乗り込みます。

タクシーの中でも、「うぅー、うぅー、うぅー」と唸らずにはいられない。
運転手さんに気を遣う余裕なんてあるわけない!
そこで母が一言「女はここで後悔するのよね。なんで産むことにしたんだろう、って」。
おぉぉぉぉぉお!超ナットク
出産なんてやめときゃ良かった・・・とホントに後悔
同時に、二度と妊娠&出産なんかするもんか、と思いました。

そして助産院に到着。
午後6時半。

「あ!バナナ忘れたわ!」と言う母(←汗)にタクシーの精算を任せて車を降りたまひろ。
助けを求めるように助産院に入っていくと、、、

誰もいないジャン

出産レポートⅢ

2006-09-05 16:43:52 | 出産
【8月29日】

《午後5時40分》

どぉぉーーーしよう・・・
まさかこんなに早く5分刻みになるとは思っていなかった・・・。
もしかして、ちょっと待ってればまた10分刻みに戻るのかも??
なんて考えながら、入院バッグに入れてなかった洗面用具などを集めに行きます。
そんなことしてるうちにも痛みは強さを増していきました。
「んー、んー、んー!」と声を出さずにはいられない。
しかも、これ絶対5分以内に痛みがきてる

助産院に電話しようか、、、相談できる母も留守だし、手遅れになったら困るし。。
と、とりあえず電話っ!

汗だらだらになりながら電話をかけました。
助産婦さんは慣れたもので、「そこからだったら近いから、3分刻みになってから来ればいいわ」とけろっと言われました。
まひろ「いや、もう5分切ってるん・・・です・・・けど・・・っ」
助産婦「あー、その話し方は結構キテるね。じゃぁとりあえずいらっしゃい」

あぁ、タクシー呼ばなきゃっ!電話する声も震えてしまう。
靴下もまだ履いてないよっ!痛みで立ってられないほどなのに
戸締りなんてしてられない

無意味だと分かっているのに「痛いよ、痛いょ・・・」とお腹に話し掛けたりして、とにかく一人なのが心細かった。
どうしようもない痛みと、一人でお産をすることが不安で仕方なくて。

気持ち悪いくらい汗を流しながらタクシーを待っていると、母が帰ってきたぁぁぁーーーー
母に?神様に?感謝した瞬間でした・・・

この時午後6時。。

出産レポートⅡ

2006-09-05 16:22:15 | 出産
【8月29日】

さぁて、家に一人で留守番、、、何しよう??
今夜辺りに出産かも、って時に一体何をしていればいいのか??
ひたすら陣痛を待つのも落ち着かないし、手芸を始めたら仕上がらなそうだし、、、そうだわ、ニードルフェルトしよう!
あれなら途中で終わっても産後にちょこちょこ続きができるし、動く必要もないし、作業中は集中できる。
と思って作り始めたのが画像のチェリータルト。

そしてこの前後に旦那とメールでケンカをし、携帯の電源を切られてしまって連絡ができなくなりました。
ただ、「今夜あたりかも」と知らせてはいたんですが。。

ちくちくとタルトを作っていると、強い痛みがお腹~全身に走るように。
身を縮めて、じっとしてればすぐにおさまるんですが、電気が走ったような痺れるような痛みでした。
時計を見ると午後5時過ぎ。
10分ごとにやってくる痛みで、「あ、陣痛だ」と思いました。

そこでまひろは何をしたかというと、、、何もしませんでした

分娩時間って、10分刻みの陣痛がきてからのことをいうんですよね?
よく一晩かかった、とか、三日三晩苦しんだ、とか言うじゃないですか。
なので、10分刻みの陣痛が長く続くものと思い込んでいたんです。
これが夜中まで続くのかなぁ・・・なんて思いながら、我慢してチェリータルト作ってました

10分刻みで痛みが走るので、動揺してニードルで指をブスブス刺しつつ、出掛けに母が言った「もし留守中に助産院に行くことになったら・・・」を思い返していました。
なんとなーく嫌な予感がしたので、旦那に連絡を入れようとするもののやっぱりつながらない。
で、痛みはだんだん強くなってきて、気付くと5分刻み。
え?まさか、ね・・・

午後5時40分頃でした・・・。


出産レポートⅠ

2006-09-04 17:28:20 | 出産
【8月29日】の日記の続きになります

前駆陣痛もおさまり、出産を警戒している母がちゃっちゃとお昼ご飯を作ってくれました。
自分自身の経験から「空腹ではいきめない」ことを知っているので(空腹のせいでお産が長引いたらしい)、「食べられるうちに食べておきなさい」と朝から言っていました

用意されたサンドイッチを食べながら、「おやつにパンケーキ食べに行って来ようかなぁ・・・」とこの期に及んで考えていたまひろ。
でもさすがに「今夜あたりかも」と言われているのに、出かけて体力を消耗するのはまずいか、、、とおとなしくしていることに。

しかーし!

入院グッズのひとつ、産褥ショーツを自宅に置いてきてしまったのです
なんで今まで放っておいたの?!ってお思いでしょうが、旦那が立ち会う予定だったのでその時に持ってきてもらえばいいや、と思っていたんですね。
ところが。。

明け方におしるしがあってそれを旦那にメールしたところ、どうも来てくれる気配がない。
まぁ最後にケンカ別れ(?)してたので、それを引きずっていたようなのですけど。

でも産褥ショーツがないのは困る。
夫婦喧嘩で助産婦さんに迷惑かけるわけにもいかないし、、、よし、取りに帰ろう!
お腹の張りはあるけど、いつもより強いかな?くらいだし、タクシーを使えば30分で帰ってこれる。
20~30分に1回張るくらいだから大丈夫だよね・・・と出かける用意

案の定母に大反対を受けました・・・

結局、近所にマタニティものを売っているお店もないので、母が最寄りのデパート(電車で3つ目の駅にある)まで行って買ってきてくれることに。
「もし留守中に助産院行くことになったら戸締りだけしっかりね」と言って出かけてくれました
「えー?まだまだでしょう~」と笑いながら返したまひろ
おそらくそれが午後2時か3時頃。

まひろ的には、出産は数日後だと思ってたんですね。
前駆陣痛って数日前に起こることもあるという話を聞いていたし、なんとなく8月29日って日にちが気に入らなかった・・・
「8・29」って、「ヤキニク」だよなぁ・・・なんて
8月30日だと義弟と同じ誕生日になっちゃうし、8月31日なら、「8・31」→「ヤサイ」でかわいいな、31日に生まれてきてちょうだい♪と思っていて。

かなり呑気な妊婦でしたね・・・

出産報告

2006-09-02 20:44:53 | 出産
8月29日19時26分、無事男児を出産いたしました~

身長:48㎝
体重:2985g
頭囲:34㎝
胸囲:30㎝

デス

頭囲がやや大きめらしいです。
平均は32㎝だそうで。
たったの2㎝じゃーん!と思ったんですが、子宮口にとっての2㎝は大きいのよ、と助産師さん。

今日退院してきました。
今ぐっすり寝ております

しばらく遊びにも出られないので、時間を見つけて出産レポートをアップしていきたいと思いマース

いよいよか?!

2006-08-29 12:44:27 | 出産
昨夜もまたなかなか寝付けなかった。
うとうとしては目覚める・・・の繰り返し
お腹の張りも今夜は強いなぁ・・・と思っていた。ら。。。

トイレに立ったらおしるしがっっ

きゃぁぁぁぁあーーーーーーー

どどどどどどうしよう

お腹の張りはいつもより強い。
時間計らなきゃ!と思ってチェックするものの、「ありゃ・・・?」。
すでに3分に1回だったり、5分に1回だったり。
もう????

・・・にしては痛みがそんなでもない。
しかもえらく不規則に繰り返される。
3分、7分、5分、10分・・・といったように。

これは、、、前駆陣痛???
それとも実家で怠けていたから微弱陣痛なんだろうか???

前者だったらいいけども、後者だったらやっぱり助産院に連絡しなきゃだよなぁ・・・。
どうしようどうしよう・・・

夜中3時にトイレに立って、6時までごろごろ耐えていました。
腸が押されて何回もトイレに立ったり、お腹がすいたので炊飯器を覗きに行ったりして。
親を起こしていいものかどうか、、、分からなかったので

7時になって助産院に連絡を入れました。
「おしるしがあって、お腹の張りが不規則に来るんですけどそんなに痛くないんです」と。
「話してる感じでは大丈夫そうなので様子見て下さい」と言われました
「陣痛が来たら寝てられないくらい痛いので、今のうちによく休んでおいてください」とも。
弱いとはいってもちょこちょこ痛みが来るのに眠れないよ~と思ったんですが、かなりぐっすり寝てしまいました

昼近くになって起きてみたら、お腹の張りがおさまっている・・・。
やっぱり前駆陣痛だったのかな??

「今夜くらいかしらね」と母が言っているので、もう遊びには出られない
もう1軒くらいパンケーキを食べに行きたかったなぁ・・・