
世の中の厄をのがれて元のままーー豆まきと恵方巻
昨日は節分の豆まきだったが、もう豆をまかなくなって何年たつだろう。 歳の数だけ豆を食べるとその年は元気で過ごせるとか。 しかし、今の歳の数だけ豆などを食べるのは根気がいる。 ...
江戸時代の平等主義と格差拡大するバブル崩壊以降
江戸時代は家柄と士農工商で階級制度が成り立っていた。 階級が上だということが必ずしも富においても上だということにはならなかった。 孝明天皇(江戸時代末期)の食事の貧しさ、酢のよ...

秋と言えば、食欲の秋かそれとも読書の秋?
秋と言えば何を思い出すかと大学生に聞いたところ、 ①食欲の秋②読書の秋③スポーツの秋、④睡眠の秋⑤芸術の秋と答えた。 なかなか健全である。④に睡眠の秋と答えているのが気になるが...
インフレ定着の恐れが出てきたーーー危機感無き指導者たち
インフレ(物価高騰)が怖いのは、少々の節約では追い付かないことだ。 終戦後の猛烈なインフレを経験した世代は限られる。 1945年10月から1949年4月までの3年6か月間で消費...

温暖多雨の気候風土はどうなるのだろうか?
今年の夏ほど異常気象を体感した年はなかった。 こんな年が毎年続くようでは、一体この先どうなるのだろうかと心配だ。 それでもようやく秋の気配が感じられる。 アカシヤのなみきにポ...

真の美は不完全なものの中にもあるーー吉田兼好と寺田寅彦
花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは。 雨に対ひて月を恋ひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情深し。 徒然草第137段 満開や満月など完全なものだけに執着して...
庶民のささやかな楽しみを奪う「びわこ花火大会」の愚。
先日「びわこ花火大会」の様子をテレビで見たが、何とも異様な光景であった。 有料席の周りに高さ約4メートルのフェンスを張り巡らして、 「金を払わぬもの見ることまかりならぬ」という...

視力より聴力ーーものを考える時は言葉を音に還元しているとか
三重苦を背負ったヘレン・ケラーは、もし得られるとすれば聴力が欲しいと答えたそうである。 歳をとると目もしょぼしょぼするし耳も聞こえなくなる。 どちらかというと目が見える方があり...

心を整えるーー心を観察する余裕が必要のようだ
僧侶で精神科・心療内科医の川野泰周さんの言葉は参考になる。 「気圧の変化を受けやすい今の季節は、自律神経が乱れてしまうことがありますね。そういった体の不調のほか、考えなければいけ...

あなどれないプラセボ効果ーーー信じる者は救われる
昨年は少しガーデニングをやりすぎてひざを痛めてしまった。 今年はサプリメント(グルコサミンやコンドロイチン配合の物)を飲んでいるので通常歩く分には痛みはない。 ただこのサプリの...