井戸は汲まなければ必ず涸れる
今の日本で水道を使わずに井戸を使っている家庭はどのくらいあるのだろう? おそらく2~3%くらいだろうか。 1950年の水道の普及率は26%程度、大部分の家庭は井戸を使っていた。...
北海道の夏来る――なぜかハラスメントを考える
ハラスメント(harassment)は、嫌がらせとかいじめという意味だという。 この言葉が使われ始めたのは今から30年くらい前からだろうか。 それまではこのようなことに「おおら...
謙譲とは最大の美徳か?ーーー謙譲は時には自信の無さとみなされる
日本では「謙譲は最大の美徳」と言って評価されることが多い。 もう少し具体的に言うと、自分の能力や功績を人前で誇ったりせず、相手を立てることを第一とすること。 利害関係の無い日常...
現状に満足せず変革も必要だーー不易流行について
「不易流行」という言葉がある。 いつまでも変わらない本質的なものを大事にしつつ新しい変化を取り入れる、ということ。 松尾芭蕉はこのことを大事にした。 別の言葉で言えば、「昨日...
努力は人に見せるなーーーごく自然に、さりげなく。
今はどうなっているかわからないが、現役のころ上司が帰るまで帰らないという人が多かった。 たいした仕事も無いのだが、仕事をしていますという姿勢を見せるのは大事だと思うのだろう。 ...
加茂川の水、双六の賽(さい)、山法師ーー意のままにならぬもの
白河天皇は、応徳3年(1086)譲位して上皇となり院政を開始する。 白河院政は、堀川・鳥羽・崇徳の3代43年間もこの国を取り仕切った。 この上皇をもってしても意のままにならぬも...
「日本をせんたくいたし申し候」ーーーよみがえれ坂本龍馬
このところの自民党は一体どうしたのだろう? 自らの不始末も自分でつけられない。 盟友の?公明党からも三下り半を突き付けられた。 アメリカ海軍ペリー提督の率いる4隻の軍艦でびっ...
山中鹿之助と曽呂利新左衛門ーーどちらの生き方も有りだと思う
戦国時代の武将山中鹿之助は、毛利の軍門に下った尼子家の再興を誓った。 山の端にかかる三日月を仰いで、 「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と祈ったという。 鹿之助の歌と言われ...
「重荷を負うて遠き道をゆく」ーー家康を考える
若いころは秀吉や信長の方が好みだった。 しかし年とともに家康の方が深みがあると思うようになった。 「堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもえ。勝つ事ばかり知って、負けることをしら...
強者の論理と弱者の論理についてーーようやく新緑の季節に
行いて得ざる者は、反(かえ)りて諸(これ)を己に求めよ 孟子 何かしようと思ってうまく行かないという時は、その原因を外に探さないで、自らの能力などの自分の内側を見よ。 福田恒...