オレンジ

昨日から京都伊勢丹でＪＲＡ展が始まったので、早速行きました。
欲を言えば展示してあるポスターの中に、木村さんのがあればよかったのになー。
当時は競馬に親しんでなかったので、ポスターとか観た記憶がないんだもん。


伊勢丹に入ろうと思ったとき、待ち合わせをしているらしい男の人が目に入りました。
キャップを深く被っていたからはっきり顔が見えなかったけど、たぶん元カレ。
１０年以上付き合っていたから、たぶん間違えない。

高校のときから付き合ってて、順風満帆というわけではなかったけれども、絶対に結婚するだろうと思っていた。
お互いの家族や親戚とも仲良かったし。
一緒に住むための部屋も借りて、いつ結婚しようか？くらいの状態だったのに。
なんでかなぁ…別れてしまった。
相手のことが嫌いになったわけじゃないし、何か大きな障害があったわけでもない。
しいて言うなら…私が彼に対して“恋愛感情”を持てなくなっていたから…かな。

別れてからもしばらくは会ったりしていたけども、いつのまにかそれもなくなり。
偶然会うこともなく、思い出すこともほとんどなかったのですが。

今年のライブでＳＭＡＰさんが“オレンジ”を歌ってくれたとき、なぜかグッときて涙が出そうになりました。
あの歌を初めて聴いたときはまだ彼と付き合っていたけれども、歌詞の内容が２人の関係とオーバーラップされるところがいくつもあって。
そして、（これは憶測でしかないけれども）木村さんがこの歌を歌うときの感情も、きっと私と同じなんじゃないかと思っていて。

そういえば以前のライブで、同じように１０年付き合った人と結婚寸前で別れてしまった私の親友が、オレンジを聴いて号泣していた。（しかもそのライブの日は、本当ならば２人が結婚式を挙げるはずの日だった）

別れてから２年くらい経って、私の中でもようやく整理がついたということなのか、オレンジを聴きながら彼のことを急に思い出した。
未練があるというわけではなく、やっぱり「今でも誰より大切だと思える人」だし、ともに過ごした日々のことを忘れることはないし、「さよなら」なんだけど「ありがとう」で。

街で会ったら笑って声かけられるかな？なんて思っていたけれども、昨日の私は素通りしました。
あんなとこで待ち合わせなんて、相手が男のわけないし。

もう私は過去の人なんだなーと思うと、やっぱりちょっと寂しかったよ。

１人で生きてくことに、ようやく慣れそうだったのになー。