さて、ここはどこだと思いますか?
(写真の上段は北部方面で下段は東シナ海方面)
これこそ極東最大の空軍基地といわれる在沖アメリカ空軍・嘉手納基地です。
ここには全長3689メートルの滑走路が2本横たわっています。
ここはアジア最強の空軍基地といわれており、太平洋地域におけるキーストーン(要石)といわれているんですね~
そしてここには世界最強の制空戦闘機といわれるF15戦闘機が48機配備されているのです。
なにしろここはアメリカの国益に絡む朝鮮半島、中国、台湾に近く、かつ中近東にもアクセスが容易なため不沈空母といわしめているワケですね~
アメリカにとっての嘉手納基地は朝鮮半島およびアジア太平洋地域をカバーする中核的な戦略基地であり将来的にも手離せないまさしく 太平洋のキーストーン(要石)なんです。
その意味は嘉手納基地がというよりも正確には沖縄本島そのものが不沈空母ということかも知れません・・・・・・・
嘉手納基地の滑走路では常時、警備兵が目を光らせており飛行場内に不審者、不審車両を見つけるとすぐさまM16ライフル銃?を携帯した兵士が軍用ジープで駆けつけます。
アジア最強の空軍基地は厳重な警戒区域でもあるワケですね。
ここでは日常的に、訓練が行われているワケですがおそらく世界最強のF15戦闘機の発着訓練を目の前でみることができるのは全国でもここだけかもしれません。
ここは嘉手納基地のすぐそばにある道の駅「かでな」ですが屋上に展望台があります。
道の駅「かでな」
展望台
展望台のショップ
何を隠そう、 冒頭の展開写真は実はここから撮影したものなんですよ~
この施設は最近できたばかりであり、それまでは「安保の丘」という小高い丘が唯一嘉手納基地を展望できる場所だったのです。
現在の安保の丘は今でこそ擁壁が築かれて立派になっていますが以前は自然の丘であり何の変哲もない場所でした。
安保の丘は別名「安保の見える丘」ともよばれています。
安保の丘↓
つまり、日本は第二次大戦の敗戦により日米安全保障条約が結ばれた結果、これらの基地が存在するワケで、戦略基地である嘉手納基地の中が見渡せることからこう呼ばれるようになったというワケですね。
皆さん機会があれば是非こちらへきて日米安保の現場をご覧になってください。
あっ、それからひとつ意外なことを話しますが世界最強のF15戦闘機はここではスクランブル(緊急発進)はしないのですよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何故でしょうか?????
それは、あくまでもここは日本であり日本の安全は航空自衛隊が守ることになっているからです。
ですから万一、敵機が沖縄の空に不法侵入してきた場合は嘉手納基地ではなく那覇空港にある那覇基地から航空自衛隊機がスクランブルするワケです。
なんとなく敵機侵入の際は嘉手納基地のF15戦闘機がスクランブルするものという先入感があると思いますが実はそうではないのですね。
そしてもうひとつ意外な事実を話しますと前回の普天間基地が宜野湾市の面積の33%を占めていましたがここではなんと嘉手納町の面積の83%を占めているのです!!!
全国の米軍基地の75%が沖縄に集中する中でとりわけ嘉手納基地が町の面積の83%を占めるという事実は一体なにを物語っているのでしょうか???
そこにはまさしく戦略基地、不沈空母の意味が隠されているとは思いませんか???
そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに!
アンシェーヤ!(それでは!)
「沖縄に75%の基地が収集していることよりも、東京に80%の大企業が集中していることのほうが、本当はもっと大きな問題だ。今は、日本の大企業の80%が東京に一極集中しているでしょう? アメリカなんか、全土に分散しているよ。ナイキはオレゴン、ボーイングやマイクロソフトはワシントン州、 IBMはニューヨークなど。 日本なんか、東京で大地震が起きたら、日本の大企業は全部つぶれるよ。だから、東京にある大企業を全国に分散したり、また、中央政府の力を弱めるようにしないといけない。」
そして今日、実際に宮城県で大地震が起きてしまった。
今回の地震でも分かるとおり、日本は、首都機能を分散したり、大企業を日本全国各地へ分散しないと、大変なことになる。今は政治も経済も人口も全部東京に一極集中している。日本全国への分散は今すぐやらないといけない。
また、もし沖縄で大地震が起きたら、本土からの救助隊は船や飛行機でしか来れないから、救助作業はものすごく遅れるだろう。また、沖縄の建物はコンクリートが多いので、木造家屋の本土に比べると救助も時間がかかるだろう。今すぐ沖縄も本格的な地震対策もやるべきだ。
話は変わるが、アメリカのワシントンにある国防総省(ペンタゴン:5角形)に行ったことがあるけど、あまりに、5角形の建物の一辺が大きすぎて、でっかい四角形のように見える。沖縄県庁の幅の5倍~10倍、もしかして20倍くらいの幅が1辺で、それが5個分もある巨大な建物だ。あの中で、何万人もの職員が、米国の戦略的意思決定を支援する業務に従事している。
言い換えると、アメリカは、将棋で何万手先まで読めるスーパーコンピューターを持っているようなもので、尖閣諸島問題についても、日本や中国がどのような対応をとったら、どうなるか、かなり詳細に分析されて、アメリカの政治家は最適な一手が打てるのだ。(もちろん、あらゆるリスクの可能性は分析済み)
日本政府も5角形とは言わなくても、四角形(スクウェア)や、3角形(トライアングル)くらいの防衛庁・諜報機関のビルを作って、職員を配置してほしいな。 軍事基地も国を守るが、ああいう情報収集・分析・意思決定支援をする機関もとても大切なのだ。
一方アメリカのF-15Cは、エンジンもF110という30%パワーアップしており、AMRAAMという世界最高の中距離(100km)対空ミサイルを嘉手納に配備している。しかも、この戦闘機は対空戦闘に特化したものだ。なぜ、嘉手納のF-15Cが沖縄を防衛しないのか?
仮説1:沖縄の米軍はそもそも防衛用ではなくて、侵略軍としての性質を持っている。
仮説2:もし、中国軍が自衛隊のスクランブル戦闘機を撃破し、次に嘉手納基地を攻撃をしかけたら、アメリカの思う壺、「やった、戦争のきっかけを作ってくれた!」といわんばかりに猛反撃に出るのか?
しかし、両国は経済関係は緊密なのでそんなことはしないと思う。中国もアメリカも核兵器を持っている。最近の研究によると、近代都市に広島型の原爆がたった1発落ちただけでも、チリやホコリが舞い上がり(昔と違い、アスファルトなど特殊な材質が都市に多く使われているため)、地球全体が雲に覆われる「核の冬」になって、日光がさえぎられ、植物がまったく育たなくなり、大変な事態が起きることが分かっている。
仮説3:やはり、沖縄から米軍も将来は撤退したいと考えていて、部分的にすこしずつ日本側に防衛をバトンタッチしようとしている。
私は、仮説3の可能性が高いと思う。日本の防衛施設局が嘉手納基地のすぐ隣にデッカイ、ビルを建設しているので、米軍と緊密にやりとりをしていて、引継ぎがしやすいのかもしれない。また、日本が思いやり予算をだしているとはいっても、アメリカ側も国家予算からお金を出して、日本に駐留して、日本を中国や(凶暴な)ロシアから守っているが、財政赤字がひどいので撤退したいのかもしれない。
アメリカ人も大変だよ。軍事支出が多すぎて、国民の健康保険もろくにないし、大学の授業料はベラボーに高いし、財政赤字はひどい。
だから、3つの関係とは・・・
お金・経済>>>>>政治>>>軍事
というわけで、沖縄の嘉手納のF-15Cもいろんな視点で考えると面白いですよ。
コメントありがとうございます。
大変勉強になりました。
米軍基地の75%が沖縄に集中するのは良いことだ。辺境で、外国の侵略の脅威のある沖縄に軍事基地を設置するのは当然だ。岩手県や小笠原島に基地をおいても意味がないだろう?
また、皆さんパレートの80-20の法則というのを知っていると思う。たとえば、全体の80%の犯罪は20%の人口の犯罪者が繰り返し犯罪を起こしている。80%のお店の売り上げは、20%の訪問客が占めている。日本の80%の大会社は全土の20%しかない関東に集中している。80%のお金は20%の人口の少数のものが持っている等・・・。かならずしも80、20という数字が成り立つわけではないが、こういう80%の何かが20%の場所に集中しているというのはありふれた現象だ。詳しくはパレートの法則をぐぐってみて。
このような75%の基地が沖縄に集中しているという屁理屈に騙されて、「へ~、沖縄って大変だね」と言うのは表面だけをみた感想にすぎない。そういう現象はどこにでもある。
一方で日本政府も財政赤字がひどいので、思いやり予算も出せなくなっているので、遠回りに左翼活動家を沖縄に送り込んで、反米運動を進めて、米軍を撤退させようと考えているのではないかね?どこからお金がうごいているのかわからんが大勢の左翼が沖縄に送り込まれているよ。日本人は根回しが好きだからね。
それから、F-15は、日本の航空自衛隊も配備しているので、嘉手納基地に来なくても、見ることができるよ。
まあ、アメリカも財政赤字がひどいので、海外から軍事基地をどんどん撤退し、日本の自衛隊に防衛を任せようと考えているようです。
ま、軍事は政治の延長で、さらに政治をコントロールするのはお金、経済ということです。
沖縄は、発想を転換して逆にアメリカ人がいるという点、強力な軍事基地があるという点の2点を観光資源にして経済を活性化したほうがいいと思う。
それから、私は日本は、アメリカをもっと尊敬し、仲良くしたほうが良いと思う。アメリカはいい国だよ。アメリカがいなかったら、日本は民主国家にならなかっただろうし。昔の日本は、少数の金持ちや大地主が支配して、多くの小作人や貧乏人がいた。学校で学んだとおり、戦後にGHQが財閥解体などさまざまな、民主化、平等化の政策を推し進めたんだ。 そして、本田宗一郎みたいに、貧乏でも腕一本で成功するアメリカンドリーム的な成功ができるような国に日本はなった。
でも、残念なことに元々日本は、差別の強い国だ。ちょっとでも違う人がいるとすぐにいじめる。アジア人を馬鹿にする。国内でも中央・東京が一番えらいと思っている。だから、戦後50年のうちに、すこしずつ金持ち・支配階層などの20%の人間(公務員・土地金持、資本家)などが80%の貧乏人を支配する国に逆戻りしたんだよな。
沖縄に75%の基地が収集していることよりも、東京に80%の大企業が集中していることのほうが、本当はもっと大きな問題だ。今は、日本の大企業の80%が東京に一極集中しているでしょう? アメリカなんか、全土に分散しているよ。ナイキはオレゴン、ボーイングやマイクロソフトはワシントン州、IBMはニューヨークなど。 日本なんか、東京で大地震が起きたら、日本の大企業は全部つぶれるよ。だから、東京にある大企業を全国に分散したり、
また、中央政府の力を弱めるようにしないといけない。中央集権型の政府というのは、ロシアや中国など、どうしても腐敗がおきやすくなる。政治家が悪いのではない。このような仕組みが悪いのだ。日本は沖縄の75%の基地集中よりも、東京への経済・政治の一極集中を止めるのが重要なのだ。
それは残念でしたね・・・・・
ボクに聞けばよかったのに・・・
といってもその時はブログ友ではなかった??
今後は何でも聞いてね!
知ってることはすぐ教えるし、知らないことは調べて教えるから(笑)
ホントにそうですね・・・・・
1995年に起きた米兵による少女暴行事件はまだ記憶に新しいかと思いますが、あれから早10年が経過したんですね。
こういう事件は決して風化させてはいけないし過去・現在・未来と継続して伝えていくのが私達の義務でしょうね。。。
F15戦闘機が嘉手納基地へ配備されたのは1979年ですから既に27年が経過しています。
それで現在のF15は改良型エンジン搭載のバージョンアップ機なんです。
そろそろ後継機のF22戦闘機が配備される予定ですが膨大な予算がかかるため具体的スケジュールは未定です。
ちなみにF22戦闘機はステルス(レーダー探知されにくい)型の最新鋭のようです。
なるほど、そういうことだったんですか・・・
何となく理解できました。
そしてコンサルタントそのものを辞めるということではなくて安心しました。
去年カデナ基地を見に行きたかったんですが
見える場所が見つからず…
道の駅からですね(._.) φ メモメモ
PS.先日、自転車で那覇から北谷まで行ってきました。ただ、日中は暑いので、朝3時半発。静かなアメリカンビレッジにタッチして帰ってきました。
83パーセントは凄いですね。
話は変りますがコンサルタントは
経営コンサルタントの企業のコンサルタントやお金を貰って話したりすることを辞めるだけです。
結局何かを伝えるとなるとコンサルタント的な要素が増える気がしますが
元々気質的に自分でビジネスを行っていく方があっていまして人の会社にいろいろと口を出すのは今後は辞めていこうというか
お金がなしなら良いかなと考えています。
お金ばかりが先走ると結構疲れたりしますんで
今後とも宜しくお願いします。