日本最古の蒸留酒は焼酎のルーツともいわれている泡盛です。
なんと今から500年以上も前に泡盛は生まれたのですね~
琉球王国時代は15世紀の初めに中国を中心に東南アジアと貿易を始め、当時のシャム(現在のタイ)から蒸留酒を輸入していたのです。
そして、シャムから蒸留酒の造り方を教わり1470年頃から本格的に泡盛が造られたようです。
その後、琉球王国は1667年以降に泡盛の製造を王府の管理下に置き王府が認めた製造家以外の製造を禁じました。
そして製造を認められた製造家は泡盛製造に失敗するとなんと、最悪の場合は島流しにされたそうです。
当時の泡盛造りはまさしく命がけであったようですね。
泡盛の名前の由来は諸説があって当初は粟から造られたから「粟盛」という説や注ぐときに泡立つから「泡盛」という説がありますが、どうも泡説が有力なようですね。
ところで泡盛の名称は復帰前から長い間、全国的には認められていなかったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・何故でしょうか?
当時は酒税法上は焼酎という扱いであり、製品には焼酎乙類という明記が義務付けられていたんですね~
今でこそ、全国および国際的にも脚光を浴びている泡盛ですが復帰前は島酒、ウチナーグチ(沖縄方言)では島酒→シマザキと呼ばれ、ある意味、蔑みと親しみを込めてそう呼ばれていました。
質のほうも現在の泡盛とは比べられないほど荒削りであり、味といい、香りといい、荒削りの地酒の最たるものだったのです。
特に香りは泡盛特有の臭みがあり、鼻が曲がるような匂いでした。
それゆえ、その荒削りの味と匂いをごまかすために愛飲する時は殆どの人はコーラ割かソーダ割りにして呑んだのです。
今ではとても考えられないことですが、それだけ現在の泡盛が酒造家の努力と研究の賜物により進化したということですね~
さて、これをご覧ください↓
なんだかすごく古びた建物ですね~
歴史的な建物でしょうか?
実はこれ、泡盛の貯蔵倉庫なんです。
建設当初の建物はこれです↓
実はこの外観の差は泡盛の製造方法に関係しているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ???
それは泡盛はタイ米と黒麹菌を使うからです。
これは年数を経ると建物の外壁に黒麹菌の色素が現れてくるそうです。
そして泡盛の特徴は黒麹菌を使うこと自体が世界的にも類のないことなんですね。
これに対して焼酎は白麹菌が使われています。
それから日本米ではなくタイ米を使うことも泡盛の特徴なんですよ。
もともとはシャム(現在のタイ)から製法を教わったルーツがあるワケですからそれなりの意味があるということですね。
酒壺↓
左側が貯蔵庫で右側が製造施設↓
かつては琉球王朝の酒であった泡盛ですが現在の高品質の泡盛を当時の琉球王が口にするとおそらく、その美味に腰を抜かしてしまでしょうね?
「アイエーナー!アンシマーサル、クヌサキヤ、タマシヌガチャン!」
「アラまあ!なんとおいしいことか、この酒は、ビックリした!」
今宵、あなたも泡盛はいかがですか?
「アイエーナー!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに・・・・・・・・・・・・・・・・・
アンシェーヤ!(それでは!)
ボクは酒は好きですが弱いです。
ですから泡盛を呑むとすぐ酔っぱらってしまいます。
昔から00:00(24:00)になるとダウンするのでシンデレラボーイといわれていました。(笑)
青森って言葉でつい反応してしまうnorinroiです。
泡盛の歴史は初めて知ったのでとっても勉強になりました( ´艸`)
私はお酒全般飲めないのですが、泡盛は気分的に飲みたくなります☆
ホント!久しぶりだね~
居酒屋・ヒロシヘようこそ、いらっしゃいませ!(笑)
青森ではなくて泡盛ですね(笑)
ボクも普段はビールしか呑みませんよ。
泡盛を呑むのは月に一度位のものでしょうか・・・・・・・・・
呑むとおいしいのだけど、つい呑みすぎると翌日は二日酔いになるものですから(笑)