ウチナー(沖縄)は全国一の離島県ですが、その数ある離島の中で空港に一番近い島があります。
それは瀬長島といって那覇市に隣り合った豊見城市にあります。
瀬長島↓ 右側は野球場が4面↓
ところで空港はどこにあるかって?
はい!
これです↓
これは沖縄本島の南側(太平洋方面)のちょうど飛行機が離着陸する角度から見た衛星写真です。
手前下に今まさに着陸しようとする飛行機が見えます↓
瀬長島と本島は海中道路で結ばれており、その海中道路から那覇空港に向かって飛行機の誘導灯が一直線に伸びているのが分かりますね~
実はこの海中道路の真上を飛行機が分刻みで低空飛行着陸するのが目の前で見ることができるのです!
逆光を浴びて着陸する飛行機↓
写真ではそれほどでもないのですが実際の現場は手が届くような錯覚におちいるほどの至近距離で圧巻です!
まさしく航空マニアにはたまらない光景でしょうね。
向こう側が那覇空港↓
島の上空を低空飛行する飛行機↓
向こう側は那覇市
島をかすめて着陸する飛行機↓
豊見城市から瀬長島に伸びる海中道路↓
右側が那覇空港方面
海中道路から那覇空港に伸びる誘導灯道路↓
瀬長島は観光地というワケでもなく普段は市民のレジャースポットとして夏場はビーチパーティーで賑わい、週末と休日は少年野球、釣りなどで賑わいます。
そして、ご覧のように島の中は特にこれといった見所もない所です↓
島の周回道路↓
しかしなんと意外なことに、琉球時代は瀬長城(セナガグスク)といって当時の地域支配者である瀬長按司(セナガアジ)の居住するお城があったのです!
残念ながら現在はその痕跡を留めていません。
なぜなら戦後から復帰前にかけてここは米軍基地の弾薬庫として使われていたため、島の形が大きく変えられたのです。
そしてここは昭和52年に返還されましたが、現在はその特異な立地条件から空港の施設の一部として利用されているワケです。
琉球時代は当然、海中道路も誘導灯道路もない孤立した島だったワケですが、瀬長城が島の中央にそびえ立って?いたとすればそれこそ島城(シマグスク)として素晴らしい景観だったことでしょう!
可能であれば復元して欲しいのですが、あいにくとここは飛行機の離着陸ルートとなっているため叶わぬ夢でしょうね・・・・・・・・
しかしあの世の瀬長按司も、まさか瀬長島の上空を飛行機がかすめていくとは夢にも思わなかったことでしょう。
さて、そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに・・・・・・・・・・・・
アンシェーヤ!(それでは!)