昨日9月18日は旧暦の8月15日でした。
旧暦の8月15日といえば?
そうです、一五夜ですね。
ウチナー(沖縄)では毎年一五夜になると各地域で色々な行事を行います。
さてこれはなんでしょうか?
んん? なんだかワラのような?
はい、それでは向こう側にいって見ましょう。
わ~! なにやら大きな輪ですね~???
そして、長~い!
そうです!
これは大綱引きの綱でした。
上の写真は雌綱で雄綱は下の写真です。
左側に立ててあるのはカヌチ棒といって雄綱と雌綱を結合させる時に輪の中に入れて二本の綱をしっかりと繋ぐための棒です。
二本のうち一本は予備です。
大綱引きといえばこちらウチナー(沖縄)では那覇大綱引きが有名です。
綱の大きさではあのギネスブックに登録されています。
ウチナー(沖縄)の大綱引きは今から約400年前に生まれたということです。
それはちょうど1609年頃ですから、薩摩が当時の琉球を侵略した時期ですね。
大綱引きは元々、五穀豊穣を願い豊年満作を祈願するためにちょうどこの時期、旧暦8月15日の一五夜に行われた農村の行事です。
ところで皆さん、綱が雄綱と雌綱の二本に分かれている意味はなんだと思いますか?
それは・・・・・・なんと雄綱と雌綱を結合させること自体に意味があったのです。
この意味はつまり生殖にあったというワケですね・・・・・・・。。。
つまりこれは稲の発育を促すことに引っかけたということらしいのです。
確かに雌綱の輪の中に雄綱を入れて結合させること自体、生殖をイメージさせますよね~。。。
本質的なものは古代から人間が考えることは変わらないんですね~、、、ある意味驚きです。
さて綱引きをメインイベントとしていわゆる前座に行われるのが棒術と空手演舞です。
棒術も空手も中国から伝わってきましたがそれぞれウチナー(沖縄)独特の武術として今日まで伝えられております。
特に棒術の伝来は当時の琉球と中国の関係を物語っています。
それは今から約600年前の1404年に中国の皇帝の使いである冊封使(さっぽうし)が琉球滞在中に伝えたということです。
ウチナー(沖縄)の古武術は空手と同じく中国から伝えられたものを琉球独自のスタイルに変えて今日まで伝統文化として
脈々と伝えられているワケですが、今や世界に誇る武道、武術となっていることはご存じのとおりです。
現在のウチナー(沖縄)の文化に大きな影響を与えた冊封使は1404年から1866年の間で24回琉球に訪れたということです。
ちなみに1866年は琉球最後の王様である尚泰王の時代でした。
さて綱引きの模様はこんな感じです。
ハーイヤ! ハーイヤ! のかけ声と共に老若男女が東西に分かれて綱を引き合います。
今まさに400年前の行事がここに再現されています。
皆さん、ちょっとはこの熱気が伝わったでしょうか?
来る10月にはあのギネスブックに載った那覇大綱引きが行われます。
皆さんも是非この感動を味わって下さい。
今宵の月は満月でした・・・・・・。。。
今回は一五夜特別記事でした。
アンシェーヤ! (それでは!)
旧暦の8月15日といえば?
そうです、一五夜ですね。
ウチナー(沖縄)では毎年一五夜になると各地域で色々な行事を行います。
さてこれはなんでしょうか?
んん? なんだかワラのような?
はい、それでは向こう側にいって見ましょう。
わ~! なにやら大きな輪ですね~???
そして、長~い!
そうです!
これは大綱引きの綱でした。
上の写真は雌綱で雄綱は下の写真です。
左側に立ててあるのはカヌチ棒といって雄綱と雌綱を結合させる時に輪の中に入れて二本の綱をしっかりと繋ぐための棒です。
二本のうち一本は予備です。
大綱引きといえばこちらウチナー(沖縄)では那覇大綱引きが有名です。
綱の大きさではあのギネスブックに登録されています。
ウチナー(沖縄)の大綱引きは今から約400年前に生まれたということです。
それはちょうど1609年頃ですから、薩摩が当時の琉球を侵略した時期ですね。
大綱引きは元々、五穀豊穣を願い豊年満作を祈願するためにちょうどこの時期、旧暦8月15日の一五夜に行われた農村の行事です。
ところで皆さん、綱が雄綱と雌綱の二本に分かれている意味はなんだと思いますか?
それは・・・・・・なんと雄綱と雌綱を結合させること自体に意味があったのです。
この意味はつまり生殖にあったというワケですね・・・・・・・。。。
つまりこれは稲の発育を促すことに引っかけたということらしいのです。
確かに雌綱の輪の中に雄綱を入れて結合させること自体、生殖をイメージさせますよね~。。。
本質的なものは古代から人間が考えることは変わらないんですね~、、、ある意味驚きです。
さて綱引きをメインイベントとしていわゆる前座に行われるのが棒術と空手演舞です。
棒術も空手も中国から伝わってきましたがそれぞれウチナー(沖縄)独特の武術として今日まで伝えられております。
特に棒術の伝来は当時の琉球と中国の関係を物語っています。
それは今から約600年前の1404年に中国の皇帝の使いである冊封使(さっぽうし)が琉球滞在中に伝えたということです。
ウチナー(沖縄)の古武術は空手と同じく中国から伝えられたものを琉球独自のスタイルに変えて今日まで伝統文化として
脈々と伝えられているワケですが、今や世界に誇る武道、武術となっていることはご存じのとおりです。
現在のウチナー(沖縄)の文化に大きな影響を与えた冊封使は1404年から1866年の間で24回琉球に訪れたということです。
ちなみに1866年は琉球最後の王様である尚泰王の時代でした。
さて綱引きの模様はこんな感じです。
ハーイヤ! ハーイヤ! のかけ声と共に老若男女が東西に分かれて綱を引き合います。
今まさに400年前の行事がここに再現されています。
皆さん、ちょっとはこの熱気が伝わったでしょうか?
来る10月にはあのギネスブックに載った那覇大綱引きが行われます。
皆さんも是非この感動を味わって下さい。
今宵の月は満月でした・・・・・・。。。
今回は一五夜特別記事でした。
アンシェーヤ! (それでは!)