こちらは沖縄南部の知念というひっそりとした場所に知られざる城跡があります。
ここはとてもこじんまりとして目立たない城跡であり、奥に行くに従って霊気らしきものを感じます。
それもそのはず、霊気を感じるのは城跡の一角にノロの屋敷跡があるからなのでしょう・・・・・
実はここは「おもろそうし」では「ちねんもりぐすく」と謡われた霊場でもあるのですね~
ノロとは神女のことであり、琉球王国時代は王府とノロは切っても切れない表裏一体の関係が築かれていたのです。
つまり、琉球王国はある意味、ノロが動かしていたといっても過言ではないでしょう・・・・・
知念城は代々、知念按司の居城であったようですが、当時の尚真王の権威と「あまみきよ」伝説が結びついていたのがこの知念城という宗教的意味合いを持つ城だったワケです。
一説によると知念城は尚真王の異母兄弟である内間大親が築いたといわれますが真偽のほどは定かではないようですね・・・・・・・・・・
現在、発掘作業が続けられていますがまだまだ新発見は出てきそうです。
もしかすると近い将来、真偽が解明されるかもしれません・・・・・
歴史の謎はロマンが広がりますが、さてホントはどうなのでしょうか???
発掘現場↓
前方は太平洋を望む↓
前方に神の島、久高島を望む↓
残念ながら、この日はあいにくの曇天で、空海ともさえない色である。
かつてはノロがはるか向こうの久高島を拝み琉球王国の安泰を祈願したということです。
昔も今もその空と海の風景はほとんど変わることなく、そしてこれからもずっと変わらずにいることを祈ります・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに・・・・・・・・・
アンシェーヤ!(それでは!)
斎場御嶽とは目と鼻の先くらいの距離です。
どちらかというとマイナーな史跡でしょうね。
城跡の中はホントにこじんまりとしていて、あっけにとられるくらいです(笑)