内容
結局、依頼を守らず、猫の玉之丞を庇い、斬らなかった久太郎(北村一輝)
依頼主の佐吉(水澤紳吾)には、化け猫を封印した“猫壺”を手渡し
誤魔化してしまうのだった。
その後、久太郎は、長屋で玉之丞を飼い始めることになるが、
当然のことながら、人に知られるわけにはいかず。。。。
そんななか、依頼人の佐吉が報酬の三両を持ってやってくる。
主人の世左衛門(伊藤洋三郎)が、奉行所に申し出たことで、
騒ぎが大きくなっていると告げる。
初めは、猫ごとき。。。という扱いだったが、
“水責めの政”と恐れられる同心・石渡政道(ユキリュウイチ)が
事件に食いつき、下手人を捜すと言い始めたという。
困惑する久太郎は、
猫アレルギーの長屋の大家に怪しまれはじめたこともあって
玉之丞を放つことを決め、近所の神社へと向かう。
そして放った帰り道、久太郎は、蜂谷孫三郎(本宮泰風)という浪人者が、
猫好きの老人・義一に因縁をつけ、斬り捨てようとしているのを目撃する。
久太郎は、つい。。。。。
慌てて神社に戻った久太郎だったが、すでに玉之丞の姿はなかった。
敬称略
“じわり染み 心を乱す 名残り水 招き猫を ちとは見習え”
基本的に、
シリーズと同じような展開ではあるのだが、
ホントに、よく作られているのが分かります。
起承転結がシッカリしているし、オチまでついている!(笑)
秀逸なのは、家族と重ねていること。。。でしょうね。
お見事と言って良いかもしれません。