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NHKドラマ10『下流の宴』第8回(最終回)果てなき戦い

2011年07月20日 00時10分41秒 | 2011年ドラマ

『果てなき戦い』

内容
夫・健治(渡辺いっけい)から、翔(窪田正孝)との比較で、
珠緒(美波)の変化を指摘され愕然とする由美子(黒木瞳)

そのころ、可奈(加藤夏希)は、思わぬ事態に陥っていた。
精神的に追い詰められた北沢(眞島秀和)が、実家で療養することになり
想定もしていなかった、北沢家での親との同居。。。。
話を聞いた健治は、可奈が甘いと由美子に告げるのだが、
娘のあまりの事態に、涙を流しながら、、、、由美子は怒りを健治にぶつける。
こんなハズじゃなかったのに。。。。と。

そして珠緒は。。。。難関の面接に挑み、2年目にして合格!!!
大喜びする珠緒。

一方、島田(遠藤憲一)のもとで、合否を確認した由美子は茫然自失。
“私、負けたの?”
すると島田は、由美子を連れ出し向かったのは、
島田が幼いころ暮らしていたアパートだった。
“下流の人間でも努力すれば上に行ける。見返したかった。”
と告白した後、島田は、珠緒の話を始めるのだった。
自分達を超えたと。。。
そして自分と由美子がふたりで珠緒を成長させたと告げられ、
ようやく由美子にも、変化の兆しが。。。。

そんななか、珠緒は翔を連れだし。。。。。。

敬称略


「そばにいるだけで、責められている気がするんだ
 凄いとは思うけど、そうなりたいと思ったことはない。
 珠緒はあっち側、俺はずっとこっち側。」


いやぁ。あ。。。これは、思いもよらぬ展開である。

この展開は、僅かであるが想定していたが
“それでも”ハッピーエンド。。。。と考えていたのだ。

なのに。。。。なのに。。。。


ドラマとしては、想定をはるか上、、いや、、下?(笑)
それくらい、想定外でした。

でもきっと“だから”なのだ。

だからこそ、由美子は気付くことが出来たのでしょう。
それは島田の言葉だけではなく、、、
翔という存在もまた
ある意味、島田を見つめた由美子が育てた。

そう。2人が生みだした結果なのだ。

一方は珠緒、もう一方は翔。

そういうことですね。

だから

「たぶん。そうさせたのは私です。
 でもこの子はこの子なりに頑張った。褒めてあげたい」



たしかに結末としては、

心情的に理解出来ない部分はあるのだが、でも、それもまた1つの生き方なら
今回の結末自体に間違いはありません。

そこさえ納得出来れば、
最終的な“決着”を含め、かなりシュールな部分に落ち着いたと言えるでしょう。

それぞれに、それぞれの生き方。

“それでも!”と考えるかどうかも、また人それぞれ。
そんな感じですね。


ドラマ全体を見れば、今回の結末以外は想定できるほど、
ある意味ベタだし、
1つのホームドラマとしては、かなり楽しい作品だったと思います。

途中、ダレ気味のところはあったモノの、
まあ。。。大人の事情もあるだろうから、多少は仕方ないでしょうね。

それでも、
最後の最後まで、興味を引き続けたのは、
原作&脚本の勝利と言うべきかな。


ただまぁ、、、やっぱり結末だよね。

人にはそれぞれの価値観があるし、考え方もある。

そう言う部分が納得できれば、納得出来るし。
納得出来なければ、バカバカしく見える。

そんな結末ですからね。。。。

どちらも“正しい”し“間違っている”んですよね。

でもそれが価値観というモノだしね。


個人的には、
ドラマとして、この結末に持ってくるならば、ここまでの過程で
特に、翔に関しては、もう少し別の描き方もあったんじゃ?
という疑問は少し感じています。

心が見え難すぎた。。。そんな印象ですから。


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第8回(最終回)