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NHKドラマ10『タイトロープの女』 第3回 思い出の値段

2012年02月08日 00時58分19秒 | 2012年ドラマ
『思い出の値段』
「思い出の値段~屋敷を手放す危機に!

内容
借金が8億もある父が遺した会社の社長をする決意をした由梨(池脇千鶴)
その事を社員の前で発表するが、動揺する社員たち。
それどころか、陰口をたたかれる始末。
小野田(笹野高史)が、社員たちをなだめ、由梨を問いただす。
ホントに社長になる資格があるのか?と
すると経理担当の高木(本田博太郎)が、小野田に資格は無いと断じる。
小野田の指示で、帳簿を改ざんし、粉飾決算をしていたと。

事情を聞いた永沢(小澤征悦)は、小野田と高木を告訴すべきと言うと、
小野田は逆ギレし、会社を出て行ってしまう。
恭子(高岡早紀)は高木を処分すべきと言うが、
高木がいなければ立ちゆかないと由梨は引き止めるのだった。

そして由梨は、高木とともに銀行で事情を伝え謝罪。
すると条件を提示されてしまう。
少しでも借金を減らすために、資産などを売却をしろと。
それは恭子が相続した財産の処分を意味した。

恭子の説得へと向かう由梨だが、、、恭子は拒否。

そのうえ、、、社員たち。。。取引先が。。。反発をはじめてしまい。。。
ついに動揺する社員たちが、ボイコット。

敬称略




お話の方は、

“社長になる!”と意気込んでみたモノの、

永沢「現実は、もっと泥臭い。汗をかき、泣きもする。」
と現実を知ってしまう。

それでも、、、、と
「ありとあらゆることをする。それが社長でしょ」
叱咤されるがどうにもならず

ついには
何をして良いかわからず、取引先だけでなく、従業員にまで。。。

それでもどうしても必要な“金”
恭子に頭を下げるしかないが。。。。。

って感じである。



どこまで、どう捉えて良いかが難しいですが。

かなりのリアル路線で進めようとしているようですね。

それこそ、“普通のドラマ”ならば、
ちょっとしたイベントで大成功。。。なんてことになるだろうが。

今作は、失敗しかない

それも、仕事を知らないと言うだけでなく、
家族を捨てていた状態だったので家族も知らない。

それを様々な登場人物で暴露され、、そして穴埋めされていく。。。

かなり丁寧な描かれ方がなされていますね。


そんななかに、ちょっとしたドロドロも良いアクセントに。

色々な意味で楽しめる作品になっています



ただ逆に、“普通のドラマ”ではないため、
どうしてもテンポの遅さを感じてしまうのが、大きなマイナスでしょうね。


たとえば。際だつ違和感をあげると。

馬鹿になってはじめから、分かる人に請えば良いんじゃ?

と言ってしまうと元も子もないのだが。。。
主人公が、妙に意固地すぎるという表現をし過ぎていることが、

ドラマとしてのバランスの悪さでもあるのだ。

世間知らず。。。で片付ければ良いのだが、
なにせ、あまりフォローをしてくれる人物もいませんしね。

なぜそこまで、“出来る”と思っているかの説得力もありませんし。

このあたりが、オモシロ味を生みだしているのだが
その一方で違和感を生み出しているのも、、また事実なのである。


良い雰囲気の部分が多いだけに、
もう1歩の丁寧さがあれば、違った印象になったかもしれません。


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