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相棒season10 第10話元日スペシャル ピエロ

2012年01月01日 23時07分21秒 | 2011年ドラマ
『ピエロ』

内容
12月30日。内村刑事部長(片桐竜次)中園(小野了)に命じられ、
警視庁中の正月飾りを命じられた右京(水谷豊)尊(及川光博)
しかし、、先日、警官が射殺された事件が発生したこともアリ、
明らかな雑用に愚痴る尊に、イヤミを言う右京。

そんななか、証拠品の返却の仕事を命じられオペラハウスへと向かった尊は、
多くの子供を連れたピエロとぶつかる。
何か妙なモノを感じた尊は、劇場支配人の橋本孝雄に証拠品を返却し、
後を付けて行ったところ、バスの中へ入っていくのを目撃する。
それはキッズクラブのバスでアリ、
高野恭子(比企理恵)が引き連れた島村加奈(大橋のぞみ)ら子供たちがいた。
が。。。運転手の山辺辰夫は、銃を突きつけられ、
他にも銃を持ったピエロの速水智也(斎藤工)や山田猛(遠藤要)らの姿も!
尊は抵抗を諦め、リーダーと思われる草壁彰浩(吉田栄作)の指示で、
一緒に誘拐されてしまうのだった。

一方、尊の後を追ってオペラハウスに到着した右京は、尊がいないことに気付く。
支配人の話や防犯カメラの映像から、尊が事件に巻き込まれたと推測。
キッズクラブへと向かった右京は、保育士の清水由紀から、
所長の高野たちに連絡が繋がらないと判明。
すぐに捜査一課の伊丹(川原和久)に“事件発生”の一報を入れるのだった。
その後すぐにマイクロバスにより7名の子供が誘拐された事件の捜査本部が設立。
ただし尊が巻き込まれている可能性が高いことから、口外無用での捜査を命じる。

同じ頃、尊は、加奈の協力を得て、妙な廃屋へと連れてこられていた。
誘拐犯の3人以外に、もうひとり夏目陽一(内野謙太)がいると確認する尊は、
高野、加奈ら子供7人、そして間違って乗ったという平野亮太(遠藤雄弥)らに
危害を加えないという草壁の言葉を信じ、子供たちを安心させる。
そして尊は、なんとかして連絡をとろうとしていた。。。。

そのころ右京たちは、オペラハウスへの入場者のチケットの指紋から、
草壁彰浩にたどり着く。
元自衛隊の幹部候補。しかし軍のあり方を巡って上官とトラブルを起こし除隊。
アクティブシューターと呼ばれる、危険な人物だった。
警察庁警備局の大友重雄課長(目黒祐樹)、水奈瀬恭介公安課長補佐らは、
テロ事件であると警視庁の捜査に介入を始める。

やがて、現場に残されていたボタンの指紋から、
速水の名前が判明したと米沢(六角精児)により判明する。
速水宅を勝手に家宅捜索し、何かを感じ取る右京。
特命係に戻った右京は、大河内(神保悟志)から手渡された草壁の資料を基に
大河内、角田(山西惇)と草壁の資料の分析を始めるのだった。

翌日。。。大晦日。
警視庁に5人の政治犯の釈放と身代金20億とヘリの要求が届けら、
そのうえ生きている動画がネットにアップされる。
指定されたヘリポートは、朝比奈警備保障であり、
会長の朝比奈源一郎(大林丈史)に指示を出す捜査本部。

その一報で映像から、尊がメッセージを送っていることに右京は気づき、、、、

敬称略


お話は、

神戸尊が誘拐された!!

捜査を続けていくウチに右京は違和感を抱き始める。

“テロリストと言うよりは、むしろ愉快犯のような手法だとは思いませんか。
 おどけて人を笑わせ、その実、悪意を秘めた暗い内面を抱え込んでいる。
 そう。。。ちょうど道化師のような。”

ま。。。そんなところである。



政治犯の釈放や、身代金の要求だけでなく、尊が誘拐されるなど
事件の規模を大きい印象を与えながら、
実は。。。という。。。ある意味、ベタな2時間サスペンスであるが。

シンプルな事件であっても、設定や背景の描き方次第では、
2時間以上の作品でも、耐えうる。。。。と言う感じですね。


ここのところ良くある“テーマ”を少し持ち込んでいますが、
それでも、『相棒』の個性的な登場人物たちを
色々なカタチで活躍させながら、ベタな刑事モノらしく。。。
そして、何と言っても、神戸尊が個性を出してきているのが良いところ。

“テーマ”のある事件や大仰な事件にオモシロ味を感じる人には、
つまらないエピソードかもしれないが、

あくまでも、、『相棒』が“刑事モノ”であると考えると
それなりに“テーマ”を持ち込み、登場人物のキャラも立ち、

久々に“らしさ”を発揮したお話だったと思います。

最終的にこの手の作品のファンなら見えていることですが、
捻ってきたのも、面白かったと思います。


それにしても、右京と尊のバランスが良かったですね。

捜査をする側と誘拐された被害者というポジションの違いもありますが、

2人に“繋がり”を感じさせながら、
一方は捜査だけ。もう一方は生きるために奮闘する姿。
セリフの出し方も、尊だけを描きながら、尊のキャラを立たせた。
そして右京は、セリフを少なくして、
伊丹を“相棒”にしながらの推理披露で、饒舌に語らせ印象づけた。

両者共に“らしさ”を描いて、見事にキャラが立っています。

そして、、、最初に書いた、、、“繋がり”である。
2つのシチュエーションが同時進行しているが、
ホントに綺麗に繋げている。

これもまた、お見事と言って良いだろう。

ほんとの『相棒』は、
主人公2人のキャラの立たせ方とバランスの良さで
事件を解決していく姿を描いてきたはずなのである。

かなり良く出来た、、、原点回帰と言って良いエピソードだったと思います。

都合が良すぎるのは、ドラマですから仕方ないです!



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