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NHKドラマ10『ラストマネー-愛の値段-』第2回 残された母子

2011年09月21日 01時16分44秒 | 2011年ドラマ

『残された母子』

内容
向島(伊藤英明)は、横村(田中哲司)からある案件の調査を命じられる。
山岡真一(野間口徹)が、深夜。。。帰宅中にトラックにひかれ轢死した案件。
如月(松重豊)が集めた情報によると、
事故車の運転手や、近くのタクシー運転手の目撃証言では、
山岡は、突然、道に飛び出したらしい。自殺の可能性もあると言う。
そこで後輩の大野(中丸雄一)と如月とともに、山岡宅を訪ねる向島。
妻・早苗(須藤理彩)から事情を聞こうとする。
だが不動産会社をリストラ後自宅を売却しても住宅ローンが2000万ほどあり、
かなりの催促をされていることを告げても、
それでも事故であり自殺なんてあり得ないというばかりの早苗。
いつも息子・健太(嘉数一星)と遊んでくれ、そんなコトするはずがない。。と。

ただ向島は引っ掛かりを覚えていた。
飲んだという上司(諏訪太朗)の家から帰宅中、
駅から自宅方向とは違う場所で事故。
いったい、なぜ、こんなところにいたのか??
自殺なら加入期間の関係で払えない、事故なら払える。。。
大野は、これくらいなら、、というが、向島は認めない。

ついに早苗が自殺と認めると、向島は支払えないことを告げるのだった。
だが。。。

一方で、上司に命じられ別の案件の調査を開始。
かすった程度の事故で、4ヶ月も入院している男・福田豊(田中要次)
向島の会社だけでなく、他にも4件加入していた。月150万も手に入れていた。
病院を訪ね、話を聞き始める向島。ちょっとしたことをしても反応しない。
また大野も担当医から話を聞いても違和感はない。
だが、何かがあると感じ始める向島。

そこでライバルの大日生命査定部の一ノ瀬由佳理(田畑智子)に話をすると、
同じく調査が入っている。。。限りなく黒に近いグレー案件と判明。
病院と患者がグルになっている“給付金詐欺”の可能性が高く、
突破口が見つからないという。
ただ訴訟リスクの関係から、払うしかないらしい。

そんな査定に大野は苛立ちを覚えるのだが。。。。。


敬称略



査定人としてやれることは徹底的にやる

そんな主人公・向島らしさが出たお話である。


っていうか

よく今回のエピソードを作ることができましたよね。
もの凄く感心するとともに

前回よりも、今作の方向性、そして匂いが色濃く出た感じですね。

査定人としての向島。
そこにある信念。。。そして、、、その信念を生み出した過去。

それらを徹底的に表現するとともに
ひとつの勧善懲悪モノとしても、、、一方は、ひとつの“らしさ”であり、
もう一方も“らしさ”をだして、徹底究明。

正直、なぜ2本立てにしているのか?と感じながら、
迷走しているなぁ。。。と思っていたのです。

ですが、終わってみればスッキリ。

見事な対比と、劇的な解決だったと思います。


最後の最後に“オチ”を持ってきているのも、
きっと、今後何らかのことに発展するはずで、
こういったネタフリも期待感を高めていますよね。

ドラマのバランスも良く、
細かな演出も良い雰囲気を醸し出していますし。

ホント丁寧に作り込まれたお話だったと思います。

あとは、、、“事件”ですよね。。。。

さてさて、こんな細切れで、後々、理解しやすくなるのかな???


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