内容
釈放された久太郎(北村一輝)だったが、玉之丞は、もういない。
それが分かりながらも、ふとした拍子に思い出してしまう久太郎。
一方、加賀屋に戻った玉之丞。
主人の与左衛門(伊藤洋三郎)は、上等な寿司を準備するなどして。。。
そんななか、町をふらつく久太郎は、猫茶屋へ入る。
だが、やはり。。。ちがう。
気が付けば、猫見屋の前にいた。
敬称略
設定も悪くないし、話も悪くないのだが。
やはり、盛り込みすぎたのが、
失敗気味の印象にしてしまったのでしょう。
決して、失敗しているわけじゃないんですけどね。
基本的なカタチは、“猫と浪人”
そのギャップとして、浪人が剣の達人であると言う設定がある。
実は、これだけで面白いのである。
ギャップがオモシロ味を生み出していると言って良いだろう。
が。今作。
ライバル、故郷に残した家族。。。。ついでに刺客。。。と
ホントに盛り込みすぎ。
それでいて、連続ドラマである事を印象づけるため、
それぞれのネタを“中途半端”にして、引き延ばした。
こうなると、何を描きたいのかが分からなくなるんですよね。
猫と浪人という関係性に、それぞれのネタを重ねているのも理解する。
でも、ここまで盛り込めば、。。。ほんと盛り込みすぎ。
せめて、1つに絞り込んでいれば、
ただ単に、猫と浪人だけで楽しめたでしょうに。
結構雰囲気が良かっただけに、もったいない。。。。
“江戸暮らし 金も仕事もないけれど 陽だまりうたた寝 ああ猫日和”