日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

身の丈

2019-10-28 11:22:04 | 政治
文科相の「身の丈」発言
 
 「身の丈で頑張ってもらえば」発言についての記事を読み、教育について、憲法、法律ではどのように規定されているのか調べてみました。憲法第26条、教育基本法第4条が該当します。文科相の発言は、「教育機会の均等」「経済的地位によって教育上差別されない」この部分が憲法の精神「平等」にそぐわないことが問題にされました。貧富の格差が拡大し続けている令和、経済的平等の実現はむずかしいのですが、そこを埋めるのが政治です。経済的弱者への視点が政府にはありません。
「香典」「身の丈」、どちらも憲法、法律に目を通せばわかることです。議員も国民も同罪、勉強不足です。

憲法第26条

すべての国民は法律の定めるところにより、その能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有する。
○2 すべての国民は法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。

教育基本法 第4条 教育の機会均等

すべての国民はひとしく
1 その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって、教育上差別されない。
2 国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上、必要な支援を講じなければならない。
3 国及び地方公共団体は、能力かあるにもかかわらず、経済的理由によって修学が困難な者に対して、修学の措置を講じなければならない。

萩生田光一 56歳 細田派 明大
元幹事長代行・官房副長官 衆院議員
東京24区 当選5回 首相最側近
安倍首相の側近中の側近とされ、官房副長官、党幹事長代行としてさ首相を支えてきた。昨秋の総裁選でも首相陣営の事務局長として実務を仕切った。ひとたび発言すると「すわ首相の意向か」と永田町が色めく。最近では、衆院解散や大島理森参院議長交代に関する発言が波紋を呼んだ。官房副長官次代は、首相の友人が理事長を努める加計学園の問題で、文部科学省が公表した文書に名前が記され、野党の厳しい追及を受けた。趣味は映画鑑賞とスポーツ観戦。暇を見つけてはラ-メン屋をめぐる。
                            朝日新聞より

英語民間試験巡り「身の丈」発言で大臣失格

BSフジテレビ番組10月24日に
「『あいつは予備校に通っていてずるいよな』って言うのと同じ」
「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえば」と開きなおった。
10.月25日夜国会前で行われた民間試験中止を求める集会でマイクを握った慶大1年の男子学生は
「萩生田文科相の言う“身の丈“とは親の経済力、生まれた場所ということ。入試の入り口から格差が生まれてしまう」
                          日刊デジタル版より


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