今日の言葉
つらいときも寂しいときも「笑顔」をもって乗り越えよ
本多静六
新しいもの好きな日本人
「女房と畳は新しいほうがよい」ということわざはあります。なんでもかんでも「NEW」好きなのが日本人です。築古のマンション、一戸建ての空き家が日本全国にたくさんあります。デフレで経済が停滞しているのに、戸建て、マンションが新しく建てられています。貧富の格差が拡大し、貧しい人はより貧しく、お金持ちはより裕福になっています。ある新築の家の門には二つ表札がかけられていました。「二所帯住宅」です。親と子が一つ屋根の下に住めるなんて羨ましい限りです。お金があるところはあるのです。反面、住所不定の人たちも増えているようです。
欧米の人たちは、住んでいる家を手入れ、付加価値をつけ、よりグレードアップして転売、古い家への愛着があると言われています。日本人が見習うところでもあります。
温故知新
『前に学んだことや昔こ事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見出し自分のもとすること』
goo辞書
古いものは、捨てられる運命にあります。マンション造りの主流、鉄筋コンクリートの建物は、耐用年数が47年になります。戦後建築されたマンションはほとんど該当します。当時から住んでいた居住者は高齢化、管理、維持、またそれにかかる費用は、重い負担となります。一抜け、二抜け、三抜けて、最後は無人になります。古いマンションの宿命で仕方がありません。しかし、後始末は誰がするのか、全国津々浦々にある築古マンションの共通な問題になります。
空きマンションの解体費は木造に比べると高くなり、残骸の処理も大変、その上、アスベストの壁だと人体への影響もでてきます。すべての費用は誰が負担するのか問題になっています。
リノベーションして、再利用できるようにするのも、一方法です。しかし、少子高齢化が進み、人口減少、住む人もいなくなるので、朽ちていくほかないのでしょう。
空き家問題これからどのようになるのでしょうか?
ご訪問ありがとうございました。
空き家の定義と個数は下記の通りです。
空き家の定義
『「空き家」とは1年以上住んでいない、またはつかわれていない家を「空き家」と定義しています。その判断基準として、人で入りの有無や、電気、ガス、水道の使用状況ないしそれらが使用可能な状態にあるか、物件の登記ィ六や所有者の住民票の内容、物件がs適当に管理されているか、所有者の利用実績があげられます』国土交通省
空き家の個数
「平成31年4月26日に平成30年住宅・土地統計調査の概数が発表されました。調査によると全国の空き家数はおよそ846万戸(前回調査では約820万戸)、全住宅に占める空き家の占める割合空き家率は13.55%(前回調査は13.52%)になりました。」
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