図379 2012年6月19日
柚(ゆず)や旅館
ここは静かで、祇園八坂神社の境内に隣接しているとは、おもえません。ふらりと観光客が入ってき来ましたが、受付で一月先の予約という話を聞いています。じかんどおり午後一時に、きたところ、奥のテーブルに案内されました。どのテーブルも満席です。
狭い階段を上ると、玄関につきます。植え込みの樹木の葉が、石畳の通路の上にかぶさって、小雨混じりの天気ですが、雨に濡れませんでした。玄関から奥は土間で、テーブルが10席ほどあって、その奥は旅館の部屋のようです。土間に隣接して男湯、女湯の暖簾がさがっているので、トイレと間違いそうです。規模の大きい京都の町屋の作りを感じます。おくどさんという煮炊きする釜が二つあります。
一泊30000円以上する宿です。ま、雰囲気は昼食で十分味わえました。小鉢は20皿ほどで、お酒の肴にぴったりです。
それを食べおえると、ほうじ茶がでて、それで一休みしてから、柚粥が
きました。4人で食べきれないほどあります。柚の切り口から落とした酸味は、かゆを独特の味にしています。粥の中は鯛のような白身と卵の黄身がはいっていました。ようやく食べ終えると、葛味の和菓子が出てきました。2時間超過しましたが、満足でした。台風4号にめげずに、予定どおりの食事会が無事におわりました。大阪、福井、兵庫から京都に来てくれた、皆々様お疲れでした。ちなみにアレクサンドラトリバネの雄雌の色紙を観てくれた知人は、よろこんで受け取ってくれました。