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図343 2012年01月22日
ねずみ ではなくて、リスのはず
1973年の夏です。ここは、ニュージャージーのとある電子製品製造工場の裏庭です。工場で研修が終わったので、工場裏にまわって、周りを散歩しました。ニュユーヨークのマンハッタンからバスで2時間ほどの土地なので、住宅地の一角ですが、敷地の面積は、ずいぶん広いです。
大都会の近隣地区で、倉庫の裏の荷役を積み下ろすところに、コンボイが出入りしています。地面はコンクリートで、整地してますが、土がむき出したところに動くものを見つけました。リスのように見えます。ねずみにしては大きいのです。尻尾が体の半分ほどあり、どうもリスです。こんな住宅地にリスが穴を掘ってすんでいるのが不思議でした。よく見ると、あちこちの穴から顔を出しています。ずいぶん多くのリスがいました。
日本では南アルプスの樹林帯を下山中に一度野生のリスを見たことがありますが、アメリカでは住宅地に住んでいるのが、おどろきです。付近は野生のリンゴが地面に落ちているので、食べるものは豊富にあるのかなあ。リスはかなり大きくて、尾まで入れると30センチ以上ありました。穴の近くに近寄っても、あまり逃げません。草むらから顔を出した小鳥は、すずめのようですが、日本のスズメと模様が少し違います。やはりここはアメリカなんだと、思いました。夕方暗くなると、付近の草むらで小さな明かりがともりました。ホタルです。やや小型の平家ボタルほどの大きさでした。遠方にフリーウエイが見下ろせて、道路沿いの看板や大きな地球儀がネオンで輝いていました。赤、緑、紫、ピンク色のおかげでホタルの光までカラフルだったような感じがします。たぶんグリーンぽい白だとおもいます。