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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

縁起担ぎ

2008年08月07日 | masudaizumi.com
日本の文化ではどうやって舞台幕開け前の縁起かつぎの言葉をかけているのでしょ。

文楽では、文楽回しとよばれる大夫と三味線が上る台の裏にスタンバイするとき、お塩をまいて、清める、という儀式をしているようで、塩を置くところがちゃんと設けられております。

このような塩の文化は海外にはないけれど、必ず初日でよく耳にするお声がけがあります。

日本のオペラ界ではトイトイトイという呪文みたいな言葉をよく耳にします。

指揮者の方が、ソリストの背中を、この呪文と一緒にぽんぽんぽんと叩いてくれるのです。

キリスト教でいう悪魔祓いのようなものらしいですが、これは各国の言葉であるらしいと聞いてはいましたが、この話が、先日みた「プロデューサーズ」の映画のなかのワンシーンで、使われていました。

初日は、成功を祈ります、という意味のグットラックといっては駄目。

アメリカでは break a leg、 足を折ってしまえ、といっていましたが、他の国のは良く知らなかったの。

イタリアでは イン ボッカ ルーパ、 狼に食われろ!

フランスでは メルド、つまり くそったれ!

というのだそうな。

お国柄で様々だわ、、、と改めて不思議に思ってしまいました。