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山茶花

2007年03月13日 | masudaizumi.com
この時期になると聞きたくなる大好きな曲があります

さざんか

猪本 隆さん作曲の色彩豊かな曲です。

私の大好きな神戸出身の歌手で釜洞祐子(かまほらゆうこ)さんのアルバム「青い月夜」に入っています。

このアルバムは春夏秋冬で曲がえらんであって、22曲目の「悲歌」、アルバム最後の曲「わかれ道」も猪本先生の作品です。

昔うけた日本歌曲コンクールで、この「悲歌」を選んで、男性の審査員の先生にすごくほめていただいた記憶があります。


どの曲もすごくドラマティックな前奏から始まり、短い詩のなかに深い広がりがあって、空想の扉をふわ~っと開いてくれるのです。冬って、すごく寒ければ寒いほど、空想の世界に入りやすい季節です。

詩だけでは曲のすばらしさを、釜洞さんのドラマティックな歌の感動を伝えることはできません、が、ひとつご紹介しますね。

「わかれ道」

お地蔵様が振り分ける右の道 左の道
同じように光の好きな花が咲き 
同じようにかすかな土ほこり

人生の道が こんなふうにやさしいのもなら
右を行っても 左を行っても 悔いる事はなかろうに