Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

大阪の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

2005年07月28日 | masudaizumi.com
突然ですが、私、大阪に引っ越しました。
人生って急展開するときがあるんですね。

NYに留学した時もそう感じました。知り合いも一人もいない秋の木枯らしの吹くNYに、一人で乗り込んでいって、英語を話せないところから始まって、いろいろな出会いがあって、三年目にポップオペラという自分の歌のスタイルが生まれました。

そして昨年、文楽の太夫と結婚、彼は生まれも育ちも大阪で、大阪の芸術・人形浄瑠璃の世界で生きています。私は仕事があるから東京に残ることも出来たけれど、NYでの体験から、また何か転機のような運命を感じて、大阪に住むべきだと一大決心して引っ越しました。

大阪の皆様、新人ですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

それにしてもここは、、、異国です。日本の中の独立国です。
すごいエネルギーと陽気で、個性的で、イタリア人と似てるのかしら?
NYのような商業都市の町作りと、イギリスを見習った地下鉄。東京で言うスイカカードの名前は「いこか!?」、東京のメトロカードは大阪では「するっと関西」というべたな名前で、どこにでも笑いのテイストを盛り込む大阪人。
素晴らしいです!!!

そんな聖徳太子から、豊臣秀吉、そしてaikoちゃんや矢井田瞳ちゃんまでが、闊歩している歴史あるこの街で、初めてのポップオペラコンサートが出来て、大感激でした。
昨年夏イベントで大阪城ホールで三曲歌ったことはありましたが、コンサートは初めて。客席からブラボ=!!という掛け声をいただき、さすが大阪!言葉では表現できない、なにかが伝わっているような、ハッピーな雰囲気を感じました。ありがとうございました。

「文楽とオペラの夕べ」と題し、一部ではポップオペラコンサート、二部では文楽の出演者の鶴澤清介さんと人形遣いの桐竹勘十郎さんが解説トーク、そして文楽の演奏、最後に文楽版オペラ「蝶々夫人」の競演というプログラム。驚くなかれ人形浄瑠璃にイタリアのプッチーニの作曲した「蝶々夫人」を文楽の語りで書き下ろした演目が存在するのです。

こんなてんこ盛りのコンサートでしたが、これからも定期的に大阪でコンサート出きたら良いな~と思っています。

そして、これから少しづつ大阪のリズムと情緒を肌で感じていこうと思います。テレビでダウンタウンの松ちゃんが、大阪はお好み焼きをおかずにご飯を食べる、といっていましたが、まだそのような食事をみることは出来ません。

昨日は土用の丑の日、たくさんの方が鰻を食べたことでしょうが、大阪ではマムシといっているので、「え~~~!!大阪人は蛇を食べるのかぁ、あのパワーは蛇から生まれているのね」と思ったら、出てきたのは蒸さずに焼く、こんがりした鰻でした。呼び方が違うのですね。とっても美味しかったです。

大阪便りまで

増田いずみ