多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

訂正です…「イワギキョウ」と「タチフウロ」

2010-08-15 23:16:14 | 自然のこと

8/6「雲上のパノラマとお花畑」でイワギキョウとご紹介したこの花…
P1010355_3
チシマギキョウ(千島桔梗/キキョウ科)でした。

イワギキョウと(迷いながらも)判断したのは、
①分布域=北海道、本州(宮城・福島県を除く東北~中部地方)
②葉の鋸歯は突起状、両側に2~4個ずつ
③花冠の裂片に毛がない
(山渓ハンディ図鑑「高山に咲く花」(山と渓谷社)より)
ことからですが、
ある専門家によると「(よく見ると)花冠に毛が見られ、花の咲き方がまったく違う。イワギキョウはソバナ(岨菜/同科)のようなやわらかさがある」とのご指摘でした。


また、8/13の「歴史と文化と花?…薫る道」でタチフウロ?とご紹介した花は…
P1010501
やはり、カイフウロ(甲斐風露/フウロソウ科)でした。

四国を中心に東海地方以西、山地の草原に生えるイヨフウロ(伊予風露)の変種で、
①葉の裂片が尖る
②全体に毛が少ない
(山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」(山と渓谷社)より)
のが特徴だそうですが、この写真からはわかりませんよね。
分布域も三ツ峠だけではなく、山梨県全域のほか長野、群馬、埼玉県にもあるとか。
先の専門家は「タチフウロほど立っておらず花弁の脈が網目状、
分布域から考えて(イヨフウロではなく)カイフウロ」と同定されました。

私の写真がよろしくないのもあるのですが、植物を同定するのがこんなに難しいとは…と実感する今日この頃です。お騒がせしました
m(__)m

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