告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

0.1パーセントのガン治療、丸山ワクチン

2009年09月28日 | Weblog
丸山ワクチン投与のみを行ったglioblastoma multiformeの1症例。glioblastoma multiformeとは、脳腫瘍のうちの神経膠芽腫のこと。1982年に日本脳神経外科学会のNeurologia edico-chirurgicaという学術誌に掲載された。田岡病院脳神経外科+徳島大学脳神経外科による報告。


症例は57才男性。著しい頭痛,人格変化を主訴として来院した。1981年5月頃より頭痛,人格変化,失見当識がみられ,しだいに話の内容が相手に通じなくなり,6月15日当科入院した。入院時,うっ血乳頭,感覚性失語症を認め,CTと左CAGにて左側頭葉全体を占める大きな腫瘍を認めた。家族の希望でやむをえず丸山ワクチンのみの投与を行ったところ,約3週間後の頃より徐々に症状が軽快し,CTでも腫瘍の縮小傾向と浮腫の減退を認めた。組織確認のため投与開始後2ヵ月半で腫瘍の亜全摘を行い,glioblastomaであることを確認した。術後経過は良好であった。 本例において,果たして丸山ワクチンが有効であったか否かはにわかには断定できないが,興味ある症例と思われたので報告した。


最近読んだガンに関する本には、丸山ワクチンが奏効する割合はおおむね0.1%から1%と書かれていた。丸山ワクチンの奏効率は、健康食品のキノコ○○や△△を飲んで、「奇跡の回復をみて」「崖っぷちから生還する」といった患者さんと同じ程度ともある。医学博士が書いた本。大分昔の報告ではある。やむなく、ガン患者の家族の希望で・・・丸山ワクチンを試したところ意外な結果になったという。現在の医療現場からは想像できない、おおらかな時代があったとの感がある。