告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

最近感じたこと

2009年09月17日 | Weblog
ホームドクターの病院に出かけたところ、「禁煙外来」とある大きなポスターが目についた。医院がメニューを増やすことには依存はないが、健康保険財源を使うという点にちょっと問題があると思う。国民の財産が個人の喫煙をやめるために使われるというのはいかがなものだろう。健康保険適応外となれば、どれくらいの患者さんが来るのか調査してほしいところだ。もっとも、明日をも知れないガン患者とすれば、どうでもいいことという気持ちもある。


丸山ワクチンという免疫療法を選択したということは、多くのガン専門医を敵に回したことになると感じることが多い。イソップ物語のこうもりではないが、標準治療についても感心がある。大勢の優秀な科学者や製薬会社がやっきになってガンの特効薬を捜し求めている。そのうちに、ノーベル賞ものの発見があるかもしれないと思っている。たぶん私が生きている間にはないとも思う。


丸山ワクチンを続け、体調が悪くなってこないという、このブログを読んで、読者はどう感じるだろうか。 死に至る病を抱えている患者さんを惑わすことになるかもしれない。その場合の責任はぜひ自己負担でお願いしたい。何度も書き込んでいるが、このブログを始めたのは、ガンを宣告されたときで、丸山ワクチンの効果があると確証していたわけではなかった。たまたま、現在の状況にあるというだけ、さらにはこの先、どうなるのかもわからない。 ホウ素中性子捕捉療法にも興味がある。その時点での最善と思われる選択をするつもりだ。なにしろ、自分の命がかかわっているから。


ガン患者は孤独だとも常々感じる。健常者とは違う感覚が生まれる。5年生存率という目安がある。30%の5年生存率といわれると、だれもがその30%に含まれたいと思う。ご同病の患者さんが5年を待たずに亡くなられたとすると、ともすれば、自分の生きる確率が高まるような錯覚に陥る。この気持ちにきづいて落ち込むことになる。

患者同士がライバルのようなものと錯覚してしまう。ガンは奥深い病である。