鴎に飛び方を教えた猫

平凡で冴えない毎日の中でも千葉ロッテマリーンズを応援するブログ。

【乗り鉄日記】 2倍楽しい大糸線♪(前編)

2007-12-16 | 日記その他雑記とか

富山駅から乗ってきた特急北越で12時06分に糸魚川駅に到着。ここからは大糸線に乗り換えて長野県をゆっくりと南下して行く。それにしても富山駅で買ったますのすしは美味かった。北越車内で日本海を眺めながらあっというまに平らげてしまった。



下車すると、次に乗る予定の12時12分発南小谷行きのキハ52系気動車はすでに入線していた。まるで自分を含め特急から降りてくる客を待ってくれていたようである。
まずこの大糸線というのは全線単線で全長105.4km。この糸魚川駅を含めて松本駅までは42の駅がある。そして糸魚川-南小谷間がJR西日本の管轄の非電化区間、その先の南小谷-松本間がJR東日本管轄の電化区間となっている。何と言うか一本の路線というよりはまったく違う路線が2本繋がっているという解釈の方がむしろ適当なのかもしれない。



それにしてもこの車両。今まで乗っていたのが特急車両だったので、「おぉー!次はこれかー!?」というか、まずはそのギャップ自体に感動してしまった。


乗り換え時間はたったの6分しかないので、糸魚川駅のシンボル的存在の赤レンガ車庫や駅の様子を急いでカメラに収めてさっそく乗車した。もう少し駅の雰囲気を味わいたかったのだが、これに乗り遅れると次は15時01分だから3時間近くも待たなければならなくなる。


まず乗ってみてどこか懐かしいその雰囲気にとても感銘を受けた。運転台の後ろには運賃表や運賃箱があってまるでワンマンバスみたいだった。ワンマンカーと言うらしい。無人駅ばかりのために各駅に停車するたびに運転士が立ち上がり、こちらを向いて乗客の運賃の確認などをすべて一人で行っていた。車両の天井にはカバーがかぶせられた扇風機がついていて、これもどこか昭和を感じさせる雰囲気である。ちなみに座れないと言うほどではないが、そこそこの乗車率だった。


山間部の姫川に沿うようにカーブだらけの単線をゆっくりと走って行き、やがて根知駅というところへ到着した。ここまでもうっすらと雪が積もっている素晴らしい景色だった。根知駅は糸魚川駅からは3駅目である。アナウンスによるとここで下り電車(気動車)との行き違いのため5分ほど停車するとのこと。乗客の何人かはそれを聞いてドアを開けて次々にホームに降りて行く。煙草を吸ったりトイレに行ったり車両の写真を撮ったりという感じだった。自分もせっかくだからとホームに降り立ち同じような行動を取っていた。その時に撮った何枚かの写真が以下なのだが、自分と同じように写真を撮っている人は他にも何人かいた。どちらかというと若者よりも中年のベテランの撮り鉄が多かったように思う。曇り空だったが空気もとても美味しかった。


すれ違ったキハ52系気動車はツートンカラーで自分が乗っていたのとはまた違うカラーリングだった。この2両が並んでいる写真を撮らずに今では少し後悔している。



再び姫川に沿ってゆっくりと走り出し、終点の南小谷駅へと向かった。



乗り鉄の旅はまだまだつづく。