京都の花街のをどりの会というと、春には上七軒の「北野をどり」、祇園甲部の「都をどり」、宮川町の「京おどり」、先斗町の「鴨川をどり」とありますが、唯一秋に開催される祇園東の「祇園をどり」が本日まりました
祇園東は祇園甲部にほど近く、もとは同じく八坂神社の門前町として栄えてきた花街ですが、明治に入って祇園が南側と北側で甲部・乙部の2区画に分けられて、北側の乙部が戦後に改称して「祇園東」となりました
(写真は報道系サイトからお借りしました)
他の花街が春に一般向けのおどりの会・秋に関係者向けのおどりの会を開催するのに対して、祇園東だけは秋に一般向けのおどりの会を開催します
(写真は報道系サイトからお借りしました)
今年は「千紫万紅倭色合(せんしばんこうやまとのいろあい)」と題して、日本の伝統色をテーマにした全7景。例年通りフィナーレは芸舞妓による祇園東小唄で華やかに締めくくられます
祇園東の踊りの流派は私の所属する藤間流ということで、実は私のお師匠さんも以前はこの時期になるとこの会のお手伝いをしに京都まで行っていらっしゃったようなのです
同じ流派の踊りとなると、他の街にも増して見に行きたいものですね