他の花街に先駆けて、京都・上七軒では春のおどりの舞台「北野をどり」の幕が昨日開いたようです
(画像は報道系サイトからお借りしました)
「北野をどり」は毎年3月25日から4月7日までの14日間、1日2回公演が行われるおどりの舞台で、今年で66回目を迎えます
(画像は報道系サイトからお借りしました)
1952年に北野天満宮で50年に一度行われる「大萬燈祭」の記念として初演されたのが始まりで、上七軒は場所柄西陣の旦那衆が通う花街でもあるため、その芸は渋さが身上なのだそうです
以前は設備の関係で4月中旬に行われていましたが、2010年からは、当初と同じ3月25日公演開始となっています
今年は13年ぶりとなる新作舞踊が上演されます。吉野太夫を名乗る2匹のキツネとタヌキが踊り比べをする「北野の杜の物語」をメインに、お座敷の歌曲を集めた「色暦俗曲集」、そして総踊りの「上七軒夜曲」で締めくくります
他の花街とは離れていますので、上七軒には私もまだ一度訪れたことがあるだけなのですが、市の中心部から離れているからか、良い意味で近代化されていない伝統をしっかりと守り続けている花街という印象があります
その反面、夏には誰でも入ることの出来るビアガーデンを開催したりと、とても身近に花街を感じることのできる場所でもありますね
桜の開花とともに、京都に春がやってきました