
(出産後、分娩室にて私の母に抱かれて。出産直後なので顔がむくんでいます)
「その日」がいつかいつかとドキドキしながら待っていましたが、本日午前10時
過ぎに、2980gの元気な女の子が誕生しました

初産にしては順調すぎるほどの安産で、陣痛に気づいてから8時間ほどでの出産
となり、母子ともに問題もなく、無事に出産を終えることができました

今日は私達夫婦の間に宝物が誕生した、記念すべき一日です。頑張って生まれて
きてくれた宝物の娘を、これからは夫婦二人で協力し合い、大切に大切に育てて
いこうと思います。




















昨日は最後のひとりカフェに行って大満足して、夫が帰宅するのを待っていたの
ですが、ちょうど夫が帰宅したあたりからなんだかお腹が痛くなり始めました

最近は飲んでいる鉄剤のせいでお腹が緩くなることがよくあったので、またかと
思っていたのですが、それにしては何度も波があるような...

気になったので痛みの間隔を測ってみると、だいたい7分前後。これは陣痛かも
しれないと思い病院に電話したところ、すでに前回の検診では子宮口が4cmほど
開いていたということもあって、入院の準備をしてくるようにと言われました。
運よく夫が帰宅した後だったので、すぐに車

内診の結果そのまま入院することに



周りを気にしたくなかったので、病室は個室にしてもらいました。個室は広めの
ビジネスホテルのお部屋程度で、大きなソファーがあって、出産の際には家族が
泊まることができるようになっています



お部屋の中にシャワー室も完備され、普通分娩の場合は出産翌日からシャワーを
浴びることもできるようです。産後の体の負担軽減を考えて、ブース内には座る
場所があるのが嬉しいですね。アメニティーはロクシタンでした

お部屋に荷物を置いて着替えてからしばらくすると、陣痛がだんだん強くなって
きました。間隔を測ってみると5分前後。この時点で午前3時でした。
その後少しずつ強くなる痛みをなんとか逃しながら過ごしていたのですが、6時を
過ぎる頃にはそれも辛くてたまらない状態に

NSTの機械を付けて陣痛を調べてもらうことになりLDR室へ移動したのですが、
もうそのころには動くのも辛いほどの陣痛になっていて、そのままLDR室で待機
することになりました。これが7時頃だったでしょうか。
LDR室とは陣痛室と分娩室が一体になったもので、陣痛から出産までを同じ台の
上で過ごすことができるため、体への負担が少ないお部屋です

内診の結果、子宮口はすでに8cm程度に開いていて、赤ちゃんもかなり下がって
いるそうなのですが、まだ少し時間がかかりそうだということで、夫に励まして
もらいながら痛みをなんとか逃すこと2時間。
9時を過ぎて、いよいよ我慢が出来ないほどの痛みに変わって、この頃には助産師
さんがつきっきりになってくれていたのですが、陣痛の間隔が安定しないため、
まだ赤ちゃんが出てくることは出来ない様子

痛みに苦しむ私に夫はずっと「痛いね、痛いよね

励ましてくれたり腰を押してくれたり、出来る限りサポートをしてくれました。
陣痛を促すためのアロマやツボ押しをしてもらうといっそう激しい痛みになり、
「もう無理

助産師さんに励まされ、陣痛の波にあわせて頑張ること数回。「赤ちゃんの頭が
出たよ~」と言われた瞬間、元気な泣き声が聞こえました

力を抜いて数秒後には赤ちゃんが完全に出てきていて、へその緒がついたままの
状態で私の胸の上へ。数秒で連れて行かれてしまいましたが、今までお腹の中に
いた子がこうして目の前に現れた驚きとやっと痛みから解放されたという安心感
からか、なんだか放心状態になってしまいました

その後は処置を済ませて赤ちゃんをだっこさせてもらっていると、出産を聞いた
夫と両親がLDR室の中へ。元気良く泣く姿に家族も安心をしたようで、だっこを
して写真を撮ったり誰に似ているかと話をしたり、嬉しそうでした

1時間ほどそうして過ごして、比較的元気だった私は歩いてお部屋へ。今日一日は
体を休めて、明日から赤ちゃんとの生活が始まります。
少し休んでいると、ランチ


今日のメニューはオムライス、コンソメスープ、バーニャカウダ、ヨーグルト。
こちらの病院はお食事がとっても美味しいということで期待していたので、この
メニューを見て嬉しくなりました

実は朝食も出して頂いていたのですが、あまりの痛みにお膳を見ることすらも
出来ず夫に食べてもらっていたのです。助産師さんから「食べないと陣痛が弱く
なるわよ」と言われて、フルーツだけは食べたのですが...

とっても美味しいランチでしたが、産後の疲れもあり食べられたのは半分ほど。
残りはやはり夫に食べてもらいました。
ランチのあと夫は一度仮眠を取るために帰宅することに。その間に私も少し体を
休めるために横になったのですが、徹夜での出産だったというのに脳が興奮して
いるのか全く寝られませんでした


3時におやつが運ばれてきました。今日はチョコスポンジケーキにベリーソース。
こちらもとっても美味しくて、この頃からやっと食欲が出てきました


夜になり病院へ戻ってきた夫と2人で赤ちゃんと再度対面したのですが、あまりの
小ささに2人ともこわごわ触るばかりで、抱き上げることができませんでした(笑)

夫は赤ちゃんのほっぺたをぷにぷに触ったり、手を握っては「小さいなぁ~」と
感動してみたり、少しずつ自分の子供であるという実感がわいてきたようです


面会時間ギリギリまで病院に居てくれるという夫と一緒にお夕飯も食べました。
メニューはお魚

フルーツなどなど。美味しく頂きました

「せっかく赤ちゃんが生まれて3人家族になったのにひとりで家に帰るなんて」と
寂しそうにしながら、面会時間が終わるまで病院に居てくれた夫。
今日一日は夫抜きでは乗り切ることができませんでした。立会い出産はしないと
言っていたのに、お産に入る直前まで一緒にいて励ましてくれた夫には、心から
感謝しています

そして見計らったかのようにちょうど夫がお休みの日に生まれてきてくれた娘も
とても親孝行な良い子ですね

まだまだ親になって数時間、未熟でわからないことだらけの私達夫婦だけれど、
私達のもとに生まれてきてくれて、本当にありがとう。これから少しずつ色々な
ことを経験して、素敵な家族になっていこうね
