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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お宮参りの産着

2013-09-20 23:44:39 | 着物
そろそろ出産も間近ということで、出産後はバタバタしていてなかなか準備など
できないと思うので、今のうちに確認をしておくため母にお願いしてお宮参りの
産着を出してもらいました


こちらの産着は数十年前、私が生まれたときに母方の祖母が用意してくれたもの
で、その後は母が大切に仕舞っておいてくれていました

お腹にいる赤ちゃんが女の子だとわかったときから、絶対に私が着たこの衣装を
譲りたいと考えていたので、いよいよその日が近づいてくると思うと、ドキドキ
してしまいます


着物は赤と白と金のみというシンプルな色で構成されていますが、色がたくさん
使われているものよりもかえって上品で豪華な印象があります

赤と白で雲取りに染め分けた場に随所に鹿の子絞りが施され、全ての柄は刺繍で
表現されています。たっぷりとした金駒刺繍で形作られた大きな糸巻き。そこに
赤や白の糸で菊唐草や飾り紐が表現されている、女の子らしく華やかな産着


こちらは数十年前の私のお宮参りのときの写真です。本来であれば父方の祖母が
私を抱くのですが、体調を崩していたために母が抱いてくれています


実はこの産着、お宮参りが終わってからすぐに仕立て直しに出し、三歳の祝い着
としても着させてもらいました。2月生まれの私は、数え三歳の11月でもそれほど
体が大きくなかったので、全く問題なく着ることができたようです


袖を縫い合わせた赤い産着に真っ白な被布をあわせて、被布飾りは着物に馴染む
よう赤と白と黄で作ってもらったそうです。生まれたときから髪が多かったので
三歳のお祝いでも日本髪を結ってもらうことができました

赤い可愛らしい鹿の子に、可愛いつまみ簪。きっと当日は、お姫様のような気分
だったのではないでしょうか

娘は10月生まれになる予定で、数え三歳では実質2歳1ヶ月となってしまうので、
おそらく三歳のお祝いは3歳1ヶ月となる11月に行うと思いますが、そのときにも
まだこの産着が着られるくらいの体の大きさだと良いのですが...

是非娘にも私と同じようにこの産着に白い被布、日本髪でその日を迎えて欲しい
なぁと思っています