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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

踊り始めでした

2012-01-29 23:51:53 | 日舞&三味線
今日は日舞のお稽古場の踊り初め。
お茶の初釜と同じく、舞台以外では一年で一番晴れやかな行事ですので、
皆様とても綺麗に装って集まります

名取のおねえさん型は流派の紋の入った色無地に流派のお揃い帯ですが、
私達は訪問着や振袖など、思い思いの盛装をします。
私は毎年、ちょっと良い格の高い小紋に伊達衿をつけ、袋帯を締めています。
踊ったり飲んだりするやはり多少汚れるので、訪問着を着ていくのは怖くて・・・

例年は日本髪を結って参加していたのですが、今年は美容院の予約が取れず、
また、時間もあまりなかったので、いつもどおり自分でセットしました。


今日の着物は昨年の春に誂えたもので、とっても可愛らしい色合いのため、
できれば10代後半から着ていたかったものです。
帯次第でまだ5~7年くらいは大丈夫そうですが・・・
帯は少しすっきりとしたものを選び、甘い色×締め色のコーディネートに。


着物はピンクの縮緬地に、総柄で松竹梅が描かれた可愛らしい千總の小紋。
伊達衿はショッキングピンクのような濃いピンク色を合わせました。
帯は黒い繻子地に源氏香や閉じた扇が織り出された袋帯。
帯揚げは鶸色の総絞り。
帯締めは表が少し濃い目のピンク、裏が金の礼装用の平組紐。

お稽古場に着くとまず皆様に新年のご挨拶をします。
初稽古のときにもしているのですが、おめでたい場なので改めて、という事で。
着物の20~30代の女性が何十人も、座って手をついてきちんと一人ずつご挨拶を
していく様子は、見ているだけでも圧巻ですね
お稽古場のおねえさん方の教育が行き届いているからでしょう
こうして良い習慣が受け継がれていくのを見ると、本当に清々しい気分になります。


皆様にご挨拶をした後には、お師匠さんにご挨拶をし、お年賀をお渡しします。
お師匠さんからは「今年も一年頑張ってください」とお言葉をいただきます。
そしてお屠蘇を頂き、踊り初めがスタートします。


この番組表は大きいお師匠さんが書かれたもの。達筆でいらっしゃいます。
私の出番は早めだったので、あれよあれよという間に終わってしまいました。
失敗もありましたが、間違えないことが目的ではないので、少しの緊張を持ちつつ、
楽しみながら踊ることができました

おにいさん方、おねえさん方の踊りも見せていただき、勉強になることもたくさんあり、
また、こんな風に踊りたいという目標もできて、とても刺激をうけました。
それよりなにより、同期入門の子たちが一年前と比べてとっても進歩していて、
昨年4ヶ月も休んでしまった自分を少し悔やんだりもしました
今年はお稽古をいっそう頑張りたいと思います。




今年はとっても小さいお嬢さん方も入門され、可愛らしい踊りを披露してくれました。
いとこ同士のこの2人。ずっとくっついていて、その可愛らしい様子に皆メロメロ
やっぱり女の子は可愛いな~。姉妹っていいな~


全員の踊りが終わった後は、お師匠さんからお酒とお食事が振舞われます。
大人数のお弟子さんの中には未成年もいるので、「飲めない人」のテーブル、
「飲める人」のテーブル、そして「ものすごく飲む人」のテーブルに分けられます。
私は毎年「ものすごく飲む人」のテーブル(笑)
お酒そんなに大好きな訳じゃないんですけどね、飲めちゃうんです、たくさん・・・

うちのお師匠さんはお稽古場をいくつか持っていらっしゃいます。
各お稽古場の全員が集まるのはこの踊り始めか舞台だけなので、貴重な機会。
色んなお話をしたり、刺激を受けたり、単に楽しくお酒を飲んだりもします。
とても楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。


最後に、お師匠さんからお年賀を頂きます。
毎年同じものなので楽しみにしているのですが、浅草の評判堂さんの籠盛り。
お正月らしく絵馬やお面や梅の花で飾られて、とっても可愛いのです

今日もとっても楽しい一日でした