ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

可哀想に・・と言う人 2

2018-08-13 | 散歩と人
この季節、この犬の被毛は人の季節感に合わないようで、
被毛を見ては、暑そうですねぇ・・・とよく言われる。

楽しんで草のにおいを嗅いでいる時も、
歩きたくないでしょうねぇ、可哀想に・・・と言われたりする。

このこ、可哀想なの?



間もなく夜が明けようとしている4時54分の空。
夏は、午前4時から6時の間に散歩する(夜は排泄程度)。
とにかく最低気温になる時間帯に行くのだが、
Zionは6時を過ぎても、なお彷徨い歩こうとする時もあれば、
40分ほどでさっさと退散する時もある。



かと思えば、帰ってひと眠りした後、庭に出てハイテンションになったり、
家の中ではいたずらをしたり、夢を見ながら空を飛ぶ様にお昼寝をしたり、
猛暑の夏を日々、気の向くままに、元気に過ごしている。



高温多湿な空気が体にこもらないよう注意しながら、
外で過ごす時間は短くても、充実感のあるものにしてあげられたら・・・
夏も幸せを感じてくれるだろうか。



特に用がなければ、好きな所にド~ンと転がっているZion。
一年を通して、室温は20℃前後、湿度は50%以下。
私には少々寒い時もあるけれど、この寝姿を見ると、快適になる。



被毛は風がサラサラ通るよう毎日、抜け毛をしっかり取り除くようにしている。
少しでもサボるともつれたり、かたまりが出来たりして、大変だ。

長毛犬の夏の被毛は、あまりありがたくない存在に思われがちだが、
寒さから身を守るためだけではない被毛の役割を私は大切に思う。

今朝も散歩中、ユーモアたっぷりに声をかけてもらった。
その着ぐるみを脱ぎなさ~い!(笑)

でも、本当に脱ぐことが出来たなら、皮膚病になるだろうなぁ・・・



気ままで奔放なZionは、散歩道で自分の意思を頑固に主張する。
例えば、こちらの都合の良い道へ誘導しようとすると、
いやだーあっちへ行きたいーと立ち止まり、全く動かない。
こうなると、お互いの心理戦のかけ引きが始まる。

そんな時に出会った人は、大抵こう話しかけて来る。
「もう動きたくないって言ってるよ、きつそうだね~」

違うんだけどなぁ・・・



8月の庭も朝だけは清々しい・・・

散歩道に落ちているその日を見つけては、拾い集める大きな犬と飼い主の朝。

もこもこしていても、ヨダレをたらしていても、人の季節感に合わなくても・・・
Zionなりの喜びを感じ、今を楽しんでいる。

暑そう、きつそう、可哀想・・・
どうして、今、この時の楽しい気持ちを見てくれないのかな。

幸せになる言葉を選ぼうよ。
Zionもきっと、そう思っている。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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