ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

超大型犬が好む人

2014-04-10 | 散歩と人
枝に残る薄桃色の花びら。
風に吹かれて、揺れて、揺れて・・・
Zionの背中にふわりと舞い降りる。



少し前のこと、どの犬にも好かれて、
すり寄って来られるのが自慢という男性に出会った。
Zionがその男性に関心を示さなかったため、
男性は何度も何で?と繰り返し、不思議がった。

犬は、実のところ、どんな人が好きなのだろう。
桜の下を歩きながら、ふと思った。

自分を可愛がってくれる人なら誰でも好き?
それもまた犬それぞれかもしれないが、
Zionが好む人のタイプは、はっきりしている。


( 桜の中の散歩道/4月2日 )

訓練士系や積極的に親しくなろうとする人には、むしろドン引き。
顕著にボディランゲージを発してくる。
「 どうか、ぼくをほっといてください 」

観察していると、どうも犬の知識などに関係なく、
生き物の個性に敬意のような気持ちを持って接する人、
一言で言うなら、そんな人を好むように思えるのだ。

静かな優しい声で、囁くように話しかけるのは、
そんな人に共通している。



桜の季節は、外国人旅行者にもよく出会う。
旅の思い出づくりに積極的な隣国からの旅行者に
私は戸惑うことが多い。

Zionの首に腕を回したり、ハグしようとしたり、
仲良くはじけた写真を撮りたがり、
ドン引きすると、執拗にトライしてくる。

こうなると、デンジャラス!と言うほかはない。
我慢強いZionが健気で見ていられなくなるからだが、
危険な犬に豹変したとしても無理もないことだ。



He is dangerous !
時には大げさに言って、初めから避ける。

その時、きみの気持ちを守れるのは、
私だけなのだから。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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