ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

人の好意を断る時

2013-04-06 | 散歩と人
人さまが好意でしてくれることを断らねばならない時、
はっきりと No Thank You が言えないことがある。



先日、少し遠くの公園まで往復16キロを歩いた。
帰る途中、さすがに暑くなって、のらりくらり歩いていたら、
Zionに興味を持った方が、わざわざ家から出て来て、
ひとしきり話をした後、庭で水を飲んで行くように勧めてくれた。



ちょうど、すぐそばの公園か自動販売機の水を飲ませようと
思っていたところだったが、折角の好意なので、水を頂くことにした。

蛇口にホースが付いていたので、水入れを持って来てくれたのだが・・・
それは、植木鉢の下に敷く受け皿で、泥まみれ。
ジャ~ッと水を注いで、「さぁ、どうぞ~!」



う、うう~っ、それは・・・
汲み置きや自分のヨダレが入った水も飲まないのに、
いくら何でも飲ませる訳には・・・
清潔感の基準が違うことを上手に説明するには・・・
どうしよう・・・何て言おう・・・

が、答は簡単だった。

Zionはぷいと避けて、スタコラと立ち去る準備。

私 「い、いらないそうです~ありがとうございました~失礼します」
ホッとする次第。



散歩中、おやつをくださろうとする犬の飼い主さんにもよく出会う。
おやつは食べさせていませんのでと断っても、
なお、くださろうとする方には・・・



こんな時も、Zionはぷいと避けて、スタコラと立ち去って行く。

私 「興味がないんです~ありがとうございます~失礼します」
ホッとする次第。

実際、Zionはおやつにほとんど興味を示さない。
犬はどの犬でも、いつでも何でも食べると思っている人には、
このことを理解してもらうのは、難しいのだろうか。

きっぱりと No Thank You が言えない時、
私は結局、Zionのストレートな態度に
いつも、助けられている。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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