ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

叶わぬ夢のために

2013-02-02 | お散歩
暮らしは、犬にとっても重要なテーマであるに違いない。
本当は、どんな風に暮らしたいのか?
時々、問いかけてみるけれど、
Zionは何も言わない。



好きなだけ興味のある場所に赴き、好きなだけ匂いを嗅ぎ、
新しい刺激と出会いながら、一日中、彷徨うことを楽しむ暮らし・・・だろうか。
日が暮れる頃、のっそりと帰って来て・・・
「ただいまぁ」
「こんな時間までどこに行ってたの」
「エヘヘ」

しかし、人と街で暮らしているのだから、そればっかりは叶わぬ夢だ。

それなら、たまには一緒に一日中、彷徨ってみよう。
出来るだけ、君のしたいように。

それが、誕生日の約束だった。

約束を守れなかったから・・・
1月も終わりの日、彷徨うというテーマの散歩に出かけた。

お弁当を持って、どこまで行こうか、行けるところまで行ってみよう。
楽しそうに匂いを追って歩くZionに合わせて、私も楽しむ。
朝から冬とは思えない暖かい日、歩くと汗ばむほどだ。
ランチは、公園の木陰のテーブルで。



急いで作った簡単なお弁当でも、美味しいね。
公園のベンチって、こんなに気持ち良かったっけ。



それから、どれだけ歩いただろう・・・

私は、暑くて暑くて、へこたれてしまい、
何とか家の近くの池まで戻って来たけれど、Zionは、帰らないと言って動かない。
やはり、これくらいでは、イマイチである。
ここで会ったお友だちのバーニーズ、ラテちゃんと。



この日は、3月下旬から4月上旬の天気だったそう。

彷徨った時間は、午前10時から午後4時の6時間、距離は12キロ。
平均時速2キロという、のんびりぶりだった。

1月31日は、Zionが私たちの家族になった日。
小さなケージから出て来た時から、ずっと、ずっと・・・



ただ、君に近づきたくて。
今日も明日も、悪戦苦闘・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!