記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

JR博多シティ開業5年に思うアーカイブの意味

2016年02月25日 20時36分23秒 | 福博まちの記憶

5年前の今日2月25日、某番組用にロケハンで完成間近のJR博多シティ階上を訪れていました。

写真1~4枚目はその時の撮影、まだ飾り付け前で上に上がるのも業務用エレベータ、屋上の西端からいくつも壁を越えて探検して歩いた記憶があります。

5枚目は開業前日、ということは東日本大震災当日昼のブルーインパルス試験飛行のロケハン撮影。翌年の「博多カレンダー」に開業日の写真を掲載できればと考えてのロケハン。この直後、ニュースは震災一色になり衝撃を受けました。

周囲も自分自身も開業祝賀ムードは吹き飛び、お手伝いしていた特番や企画もお蔵入りしたものがありました。九州電力60周年の特番もお手伝いしていましたが、微妙にウヤムヤになった(一応放送だけした)と記憶しています。

震災の3日後、FBSナイトシャッフル「記憶探偵」のJR博多シティ開業記念企画で「博多駅で売られた最初の博多銘菓は?」のロケも行われましたが、当然ながら出演者もスタッフもロケ先の方々もテンション低め。今見返しても、ほぼカラ元気なイメージです。

しかし、この回でロケした老舗のうち松屋菓子舗さんはその後廃業するなど、製造工程を含めた映像そのものは貴重なアーカイブになりました。映像化はしていませんが、同じ時期に廃業した博多駅の駅弁(明治28年開業、寿軒)老舗の記録も本社工場や資料映像をアーカイブとして遺しています。あの日からはや5年、改めて色々考える機会…。


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