記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

本格解体始まる!これでホントにさよなら西鉄313形

2015年08月20日 20時14分05秒 | 福博まちの記憶

ついに西鉄313形最後の編成(315+365)の本格解体が始まってしまいました(写真は本日8月20日夕刻の撮影)。

鉄道車両などを保存展示している隣接する市営「貝塚公園」での保存とか、一定期間でもいいので保存してほしかった気もします。西鉄だけで考えるのではなく、日本初のモノコック構造車両というエポックがあるし他社なら、今のJR九州なら観光列車として再生できたかもという思い強し。

引退に際し、昨年の今頃は「さよなら313形フォトコンテスト」の準備でバタついていただけに、1年後の解体はホントに寂しく残念です。ある程度話題になれば、西鉄さんも保存活用を本気で考えてもらえるかもと期待してましたが、過去保存実績のない悲しさか保存の流れにならなかった模様。かといって他に貰い手が出てくればと思っていましたが、この車両に価値を見出す方がいなかったのは残念です。

後日詳細をお知らせしますが、私的には可能な限り手を尽くし記録撮影をさせていただきました。最新の「鉄道ピクトリアル」9月号の特集「鉄道の戦後70年」にも登場している日本初のモノコック構造車両、これでホントにさようならです…

 

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1 コメント

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Unknown (TNK)
2015-08-21 00:41:33
はじめまして。TNKと申します。
313形の廃車解体は非常に残念です。2010年の2000形の時と違い、即解体という訳にはいかなかったこと、産業遺産ともいえる車両でしたので少しばかりの希望を持っていたのですが、このような結果になりやっぱりかと思うところもあります。
ここからは私の個人的考えであるのですが2000形や今回の313形もN鉄さんの中には「現物を残す」という考えは無く、「資料だけあればいい・現物を残さない」という考えが強いのだろうなと思います。(残さないというのは博多の文化の縮図だろうかと自分は思っているのですが・・・)それで果たして良いのか、学芸員の資格を持つ者として非常に疑問を抱くところであります。
N鉄さんの電車やバス車両(資料)に対しては会社への他力本願ではなく、鉄道好きやバス好きの集まりなど外部が動いて残していかないとダメなのだと確信しました。
まだ言う事しかできない身ではありますが、これから残せるように少しでも考え・実践できるように動いて行けるようにしていこうと思った次第であります。
長文失礼いたしました。
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