記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

戦後の"博多駅の変遷"がわかる1960〜70年代の写真を公開!

2020年05月04日 22時45分22秒 | 福博まちの記憶

アーカイブサイトに"戦後の博多駅の変遷"がわかる手持ちの写真群「博多駅(二代目・三代目/1950〜1970年代)」を公開しました!

最近、1960年代の博多駅(二代目、三代目)の写真群のネガフィルムを入手したので、すでに所有していたカラーの絵葉書などと合わせて選抜。

現在の大博通り・商工会議所入口交差点付近(地下鉄祇園駅付近)にあった旧博多駅と、西鉄福岡市内線の博多駅前電停(呉服町線・循環線)風景、さらに駅前の名物だったナショナルのネオン広告塔が映る写真もネガで入手できて、これは何かしら活用したくなります。

さらに、1963(昭和38)年12月1日に現在地へ新築移転された三代目博多駅の建設風景、二代目博多駅の解体風景などの貴重な写真もまとめて入手。その中からいくつか選びデジタル化。先代(三代目)駅ビルは私も思い出がたくさんあり、JR博多シティに建て替わる前には解体中から建設中まで、頻繁に様々な角度から写真を撮りました。

JR博多シティの開業前にも館内や屋上庭園等をひと足先に内覧させていただき、ブルーインパルスの試験飛行も撮りましたが、ご承知のように東日本大震災が起こりすべての行事が自粛。FBSナイトシャッフル「記憶探偵」シリーズは2008年の第1回も博多駅から始まり、私の所有写真を活用いただきましたが、シャッフルでの同シリーズ最後の放送も博多駅ネタで「博多駅で最初に売られた博多銘菓」でした。

明治から博多駅で駅弁の販売を始めた寿軒(博多駅構内営業)さん、当時の駅長から懇願されての営業開始(当初は乗降客も少なく赤字続き)も、JR博多シティ開業時には駅弁販売から弾き出され、即廃業。ビジネス上は仕方なかったのでしょうが、ひょっとすると担当者は寿軒と博多駅の関係や歴史も全く知らなかったかもしれません。

同社が廃業する際、実はFBSさんにお願いして寿軒本社工場の記録映像も撮っていただき、社内に遺っていた歴代駅弁票なども見本として持ち帰り保存しています。何か機会があれば、それらを活用できる日が来たらいいなと思っています。

新型コロナ渦の影響もあり、JR九州さんは永年刊行してきた無料情報誌「プリーズ」2020年5月号での休刊を決め発表されました。過去5度ほど「プリーズ」九州ものしり学の執筆や特集協力をさせていただき感謝するとともに、できれば再開のチャンスもあったらいいなと思います。

JR九州さん発表の翌日には、西日本鉄道さんが61年続く「にしてつニュース」休刊を発表。時代はデジタル・ネット中心に代わりましたが、紙媒体だからの良さもありました。私自身、自著のデジタル書籍化をするべきかずっと悩んでいますが、新型コロナ自粛を経験するなかで遅まきながらデジタル書籍へのチャレンジも始めています。

 

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