のばです。
先日、突然うちに近所のおじさん(おじいさん?)がやってきました。
「何の用だろう?」玄関に出て、表情を見ただけでピンときました。
「今日はちょっと勇気を出して来てみたんだけども。」…やっぱりうちの子どもたちのことでした。
「お子さんが学校に行っていないことを他の人も『なんで行かせないんだ』と話している。どうしてなのか。お母さんの考えなのか?それともお母さんは(学校に)行ってほしいと思っているけれどもどうしていいか困っているのか。」
急に来られて正直「今、あなたに困ってるんですけど」な感じでした(笑)
でもとりあえず紳士的だったし、話を聞いていると悪気もなさそう。それに、この年代の方と話す機会がなかったので、うちがホームスクーラーだということを伝えるチャンス!と思い、少しお話をしました。
「うちのことをよく思われてない方がいらっしゃることも予測はしている、理解してもらえるならありがたい話だが、でもいろいろな考えの方がいらっしゃるから理解してもらおうとは考えていない。
子ども会では、同世代のお母さん方にうちがホームスクーラーであることを伝え、暖かく見守ってくれるよう話をした。
子どもが学校に行かなくなり悩んだ時期もあったが、今は子どもたちが学校に行きたいと言えば行けばいいと思うし、行きたくないなら行かなくてもいいと思っている。」
ここまで話したところで、「私は、義務教育である以上は学校での教育を受けさせるほうがいいんじゃないかなと思う。親に義務があるんだからね?だからそれは法律違反じゃないかと思うが。自由に好き勝手なことだけやらせて、私は力はつかないんじゃないかなと思うんだけどね。」
どこかで聞いたような話…。そう、噂ではこの方、元教師なんです。しかも校長までされてたとか。これまでずっと学校とやりとりをしてきて、今年に入ってようやく学校が静かになったと思ったら今度はご近所さん!
「自由と放任は違うと考えている、私たちは自由にはさせているが、やっていけないことはいけないことでちゃんと伝えているつもりだ、ホームスクールやフリースクールは欧米では一般的、フリースクールなんかが義務教育の場として認められる方向に日本もようやく政治的に動き出した。」
まんじぇのパンフレットを渡してこんな話をしたら、ご存じないことが多かったらしく「勉強不足で」と言われてました。「何か話したいことがあったらいつでも言って。」と言われたのですが、
最後に「子どもたちがこうなってくれたお陰で、私たちは大切なことに気が付けました。良かったと思ってるんです。だから今は困っていることはありません、ありがとうございます。」と伝えました。
最後まで腹を立てずにちゃんと話ができて、私偉い!!(…今までどれだけ腹立ててきたんだ!?)笑
でも「法律違反」ってところで、なんだか気持ちが引っかかっちゃったんですよね。きっとまだ心のどこかで私自身負い目を感じているのかな…
今日、まんじぇでKyokoさんにお話ししたら、「こういう人はいるからね~、こういう人もいると子どもたちにも伝えて、気にしないことだよね~」って話してくれました。
そう!世間体なんて気にしない!私たちがこれがいいって思ってるんだから。何か言われてドキッとしてる私、まだまだだなって思うんですが、でもこういう人がいるからまだまだだってことにも気付けるんですね。
近所のおじさんにも感謝しつつ、長文にお付き合いくださって、ありがとうございました。
のば