今日は、三人でまんじぇに行ったので
その間に私は美容院に行ってきました。
もう何年も通っている美容院。
いつも担当して下さる方は
うちの子たちが学校に行ってないことも知っています。
なので私が行くと話題はいつも子どもたちのこと。
他のお客さんの中にも不登校で悩んでる方もいるとか。
「こうなられるまでにはやっぱり辛い思いもされたでしょう。」
その方も二児のお母さんだし、一時的にではあるけれども
学校に行きたくないと言ったことがあるそうで、
その時は食事も喉を通らなかった…と教えてくれました。
「そうですねぇ…。」
なんて、過去の事を話していると涙が出そうになりました。
ありゃ?私まだ何か引きずってる??
イヤイヤ小学校に入学したこうきは
入学しても変わらずイヤイヤでした。
が、初めのうちは緊張もあり、みんなとなんとか登校します。
5月にあいりが生まれたこともあり、
てんやわんやの毎日で正直あまり覚えていないのですが、
1年生のうちはわりとなんだかんだ行っていたように思います。
1年生のうちにはこんなこともありました…
ある日、宿題をやりたくないというので「じゃあやるな」と
させませんでした。
やらなくてもいいよ、という優しいものではなく、
やるなと言えばやるだろう…みたいな(苦笑)
いわゆる、宿題をやらせるための戦略でした。
でも、この日、本当に宿題をしませんでした。
するとこうきは翌朝
「宿題をやってないから学校に行きたくない」といいました。
学校に正直に話すと
「休み時間にやればいいから来させて下さい」との返事。
嫌がるこうきを、結局私は先生の言われるがままに
学校に連れて行きました。
私は、自分の体裁を繕うために子どもを利用していたのです。
そして、親子の信頼関係を私は自ら崩壊させようとしていたのです、
無自覚のままに。
そうこうして2年生になりました。
2年生の時の担任は、中学校から来た厳しい女性でした。
まだ2年生というのに要求が高く、感情むき出しで怒るので
他の子どもたちもビクビクしていたと聞きます。
こうきの、学校イヤイヤはさらにエスカレートしてきます。
朝は起きられない。
集合時間になるとトイレに行きたくなる。
トイレに行っても出るものが出ない。
原因不明の腹痛。
典型的に不登校の子の症状です。
それでも私は「他の子は行けるのになんで?」
「あんな先生に負けたくないでしょ?」…
学校に行かせることしか私の頭には選択肢がありませんでした。
こうきにとっても私たち親にとっても苦痛な毎日を過ごしていました。
3年生になったらちゃんと行けるようになるだろう…
そんな期待も虚しく、3年生の夏休み明け
こうきはトイレに鍵をかけて立てこもり、
「絶対学校には行きたくない!!行かせるならトイレから出ん!!」
断固登校拒否を訴えました。
私は夫に「私が頑張るから。もう学校行かせるのはやめよう…」と。
夫も「そうか…。そうやなぁ…」
こうして学校へ行かせることを一旦あきらめました。
そして私たちは、親として学ばせてもらう時間を得たのでした。
のば