記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

匂いに敏感

2010年04月16日 07時31分13秒 | Weblog
以前アロマに凝った時があった。
横浜ワールドポーターズのアンティークショップで見つけたキャンドル式アロマポットに数滴アロマを垂らすと、火が消えるまでの数時間部屋中にいい香りが漂う。
ただ、火が消えた時に立ち上る煙とあのいやな匂いがいままでのいい雰囲気が台無しとなり窓を全開する羽目になる

今オフィスにはマジックデューという空気洗浄機がある。
見た目はわたしにとっては微妙だが香りの種類が実に豊富。すべてを試したわけではないが、バラの香りが一番
手入れは極々簡単。水をメモリまで入れ香りの液を垂らすだけ。あとはスイッチを入れれば中の水がぐるぐる回転して香りが漂う。
商品のコンセプトは空気の洗浄消臭、アロマ効果、さらに細菌の除去も望めるとのこと。実際に目で見える効果ではないからなんとも言えないが空気の洗浄及び消臭効果は確かだ。
先々週、マジックデューをつけていない時が何日かあった。すると匂いに敏感な私はタバコと、なんとも表現し難い匂いが気になりだした。私以外は感じていなかったみたい。ちょうど私の頭上に空調があるのでどこかで吸っているタバコの匂いが伝わってきたのかと思っていた。そんなことをTさんに話したら最近マジックデューつけてないからじゃないですか?と言われた。一理あるかもしれない。翌日早速マジックデューを朝イチでつけた。
その日は1日快適に過ごすことが出来た。マジックデューの偉大さを悟った。
先日泊まった大阪のホテルのエレベーター横の小さなデスクにもマジックボールがぐるぐるまわっていた。マジックデューよりもランクが上の商品。両者ともインフルエンザウイルスの減少にも効果があると実験で証明されているから、不特定多数の方々が利用する宿泊施設や医療施設では今後需要がありそうだ。
明らかに存在感を主張するデザインなのでインテリアとしては調和がとりにくい場合もありそう。自宅で使うなら部屋に溶け込むデザインとカラーがいい。存在に気づかないのが理想。
でも公共施設などで利用する場合は存在感があったほうがマジックデュー自体の効果も去ることながら、オーナーの施設環境への配慮まで目で見て確認できるという相乗効果がある。
興味があったらオフィスで試してみて


fine ART photographer Masumi
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思い込み

2010年04月13日 20時12分54秒 | Weblog
先日訪れた京都でのこと。
基本的に地図を見て歩くのが嫌いだ。車だと助手席に地図を広げたままひとりでも遠くまでドライブに行くのが大好きなのに歩くのとは全く別の話だ。もちろん私がよく運転していた頃はナビなんてついてない。ナビを見るよりマップルを広げて運転するほうが楽しいと思う。

京都は何度も訪れているが町の雰囲気で記憶するため、大抵一発で同じ店にたどり着くことは出来ない。見ている地図は雑誌の特集で載っていたものだから詳細に欠ける。だから全くあてにならない勘をたよりに歩きだす。しかもそれが合っていると思い込んでいるもんだからかなり遠くまでこないと間違いに気づかない
京都初日は蛸薬師通と三条通、東洞院通をぐるぐる回っていた
お昼におばんざいのバイキング、万菜はせがわさんを出たあとの悪夢だ。
「お肉やさんのハンバーグ」という大きな看板を三度も見てしまった。また振り出しに戻ったことに気づく。近道をしようとして大通りにでなかったのが間違いの元。夜行バスでむくんだ足に追い討ちをかけるような行為だ。足が痛くてたまらなかった。
2日目も似たようなことをしている。
タクシーで上賀茂神社に行った後、帰りは半木の道まで歩くことにした。上賀茂神社を出て鴨川沿いを歩けば大丈夫。川沿いをあるくのが好きな私はウキウキで歩きだした。セーヌ川の雰囲気とどこか似ていなくもないとおもいながら。
かなり歩いたところで景色が山に変わっていた。山なんて見えたかな?
そろそろ北山西詰の交差点が出てきてもよさそうなのに前方はなんだか暗い。まさかと思い地図を初めて見た。
やはり。逆走している。あーあ。またやっちゃった。上賀茂神社は鴨川の右側だったのだ。そういえば、鴨川の左側を走っていたタクシーは間近で右折していた
若いときはこんなドジをクヨクヨイライラもしたけど、いつのころからか変わった。確かに間違いだし時間もロスしたかもしれない。でもそのお陰で出逢えた景色があるだからいちいちカッカしない
まあでも間違いと思ってないから、わかった時のショックはかなり大きいんだけどつまり気持ちの切り替えが早いだけ。
これこそが「お気楽極楽」の源である。



足の踏み場がないさくらのじゅうたんです。

新風館のアクセサリーやさんでみつけた
3年前に来た時は友達と同じ種類のリングを買ったお店。健在でうれしい
pu-R
新風館

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弾丸娘

2010年04月12日 20時16分15秒 | Weblog
日曜日の朝Aさんから届いたメール
「今朝京都入りしました。雨ですね~。」
確かに先週京都に行きたいと言ってはいたがさすがにバスは取れないだろうと思っていた。私が取った一月前でも、空きが少なかったからだ。
メールを二度読み返し、どっきりなのかなんなのか判断出来なかった
聞くと昨日、バスの出発一時間前に携帯でチケットを取り、以前利用した宿を確保。朝京都に着くと宿に直行し、そばにある銭湯にいってスッキリさっぱりというわけ。
おもわず「やるじゃーん」と叫んだ。今の私には到底できない。
私も友人たちから相変わらずフットワークが軽いと言われているがここまでとは言い難い。なにより当日に探すことはしたことがない。年甲斐もなく未だに無謀な性格は健在だが、予め前もって予約は取らないと不安なたちである。
せっかく2人が京都にいるので夜ごはんを一緒に食べることにした。
宿のご主人は泊まらずに帰るお客様は初めてだとAさんに言ったという。日帰り弾丸ツアーの時も過去にあったが、Aさんのようにひとつ拠点となる場所があるということは気持ち的に安心するのだ。
夕飯はたまたまふらっと歩いていて見つけたお店、mumokuteki    お昼に来たAさんはいたく気に入りとくにここの化粧室がお気に入りだという。確かに三番町にあるカフェの化粧室似た広いつくりだ。しかも打ちっぱなしの白い壁はどこかヨーロッパの白い壁を思い出す。
お料理は全て有機野菜、オーガニックのお店だ。サラダはグラスのボールにあふれんばかりの盛りだくさん。見た目にも嬉しくなる。焼きうどんには手でちぎったシソの葉が加わることでちょっぴり大人の味になっていた。これ、いただきます。今度焼きうどん作る時にやってみたい。彩りもきれいだ。味はちょっぴり薄味かもしれないけど、シソのように素材の持つ独特な香りや味で一品一品、コントラストをつけている。
店内はカフェだけでなく洋服やさんがあったり一階には雑貨屋さん、地下には本屋さんもあるようだ。ひとつだけのお店じゃなくすぐとなりに違った店があるのも楽しいものだ。お料理が来るまでの間に覗くことができるからだ。今回は夜行バスが出るまでの限られた時間ゆえ2人とも弾丸トークを始めたので見る余裕はなかった。
駅に向かうタクシーも予め時間厳守でカフェに来てもらうようにAさんが手配した。
お一人様の旅にの終わりに素敵な晩餐を過ごすことができた。
帰りはもちろん別々。私は一時間早く京都を出発するバスに乗った。あー帰りたくない。


上賀茂神社の斉王桜

京都で好きなケーキ屋さん "Comme toujours"
京都府京都市北区小山元町50-1
075-495-5188

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今年のヒット

2010年04月11日 22時21分11秒 | Weblog
金曜日の夜、東京発京都行きの夜行バスに乗り土曜日の朝京都入りした。
京都は都内に比べて暑いくらい。コートが荷物になってしまった

一番に訪れたのはお決まりの平安神宮。今年もベストシーズンに行くことが出来た一番初めに見た時の感動は二度と得られないが、ここに来るとホッとする。紅枝垂れはここが一番だと思う。自分用と実家用にお札を買う。平安神宮で買えない時は東京大神宮で買うのが常だ。
2日目はスタートが遅くなった。パリでしか食べたことがないファラフェルが京都の出町柳駅のそばのファラフェルガーデンと言う店で食べられると言うのでやって来た。去年の秋は行く気満々だったのだが体調が悪くなり、店の場所を確認しただけだった
パリでは月一位で食べていたファラフェル、イスラエルのヘルシーな食べ物だ。ボリュームは日本人用で味が少し薄めだった。ひよこ豆のコロッケは少し練りすぎかもしれない。もっと粗いほうが食感が楽しめるはず。でも一年半ぶりのファラフェルには感動東京にも出来ればいいのに。マックでやらないかな
お腹を満たしたところで行動開始上賀茂神社までタクシーを飛ばした。鴨川沿いの桜も車窓から楽むことが出来る。上賀茂神社は平安神宮ほど混雑していず境内外のしだれ桜が見事だった。非常に似ているが桜の名前が違っていた。
あーっ、やはり日本の春にかなう国はないだろう。これだけの桜は外国にあるのだろうか。
境内の外広場にあるしだれの前の芝生でひと休み。足が痛いのに歩き続けたからじんじん言っている。でも写真を撮ってる時は痛みの感覚が全くない。集中力の成せる技だ。
ひと休みしたところで既に4時。これから半木(なからぎ)の道に向かう。京都出身のNさんのお兄さん情報だ。上賀茂神社に向かうタクシーの中からすでに確認済み。ソメイヨシノの桜並木が続く途中から紅八重枝垂れに変わる場所がある。結構な距離の並木道だ。少し暗くなってきたが鴨川沿いの枝垂れもなかなかのもの。ソメイヨシノの桜並木はよくみるが枝垂れは初めてだ。
ソメイヨシノも好きだけどやはりこの紅八重枝垂れが私の中では桜の女王と呼びたい。
桜を見にわざわざ京都まで行かなくても、と言う人がいるが単に桜だけを味わっているのではないのだ。京都の町からあふれでる趣そのものをひとつひとつの細胞で感じとりたいのだ。それは東京では決して味わえないものだから。
半木の道、本日「私の京のお花見ベストスポット」に加わりました
















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お花見

2010年04月04日 21時22分16秒 | Weblog
日曜日は地元海老川でお花見
早朝はまぶしい朝日がカーテンを突き抜けベッドの中の私に「早く起きて」と催促したが、いざ起きてみるとお日さまは雲に隠れてしまった
12時半に友人と待ち合わせ、駅ビル地下のスーパーで主役のお酒を手にいれた。
去年はビール、日本酒、カクテル、チューハイのチャンポンが原因で翌日ひどい頭痛に悩まされたので今年は最小限に絞ることにした。会場となる海老川に着くとすでに撤収する人たちも多く、去年に比べると場所取りはすんなり見つけることができた。
しかし曇り空の下、気温も低く長居は出来そうにないので2時間制限のお花見?単なる飲み会となった。
各自持ち寄ったおかずを広げ、かんぱーい
おなかがすいていた私は勿論のこと、みんなも桜には目もくれず黙々と食べていた
昨日は曇り空で一度もお日様にあたることは出来なかった。寒さもあって100%いい感じに酔えなかったが、時間に都合がつく3人で私の自宅で飲み続けた
お酒だけ飲み続けるたちの人もいるけど、残った3人はつまみありきのお酒だ!なんだかんだ言って作った料理はほぼ完食だった。宴が終わったのは20時半を過ぎていた今年も無事お花見終了。
つぎは京都の紅八重枝垂れが私を待っています

写真は地元海老川ではなく、今朝の千鳥ヶ淵。
雨に濡れてしっとり。

しかし今年はいつまで寒い日が続くのだろうか。いい加減ぽかぽか陽気になってくれないと風邪をひきそう







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エイプリルフール ~poisson d'avril~

2010年04月03日 20時59分37秒 | Weblog
“あたし診療室を人にまかせて世界放浪することにしました。

とりあえず3ヶ月くらい。船旅は高いのでアエロフロートで!”


今年はまんまと騙された。
同期のOからのメールだ。
本能のままに生きる私と異なり、歯科医師としてバリバリに働いているOがいきなり放浪の旅に出るという。
早速返信した。「私もご一緒したいくらいだけど。行く場所は決まってるの?」

全く気付かない私はさらに「行く日が決まったら教えてね、出発前にプチ壮行会しましょう!」と返信した。
そして同じく同期のYちゃんにメールをしたら、最後まで読んでないでしょう、スクロールしてごらんと言われた。

“っていうほぼ願望というか妄想のエイプリルフール”だって
やられた
結構ある。メールの文章が切れていたら、右はじにあるスクロールの表示を確認しないで読み終えてしまう。

だってね~、まさかその空白の下にまだ文章があるなんて思わないもん
来年は私も気の利いた嘘をついてみたい。
でも当日になったらすっかり忘れて、まんまと誰かの嘘にはまりそうだが


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なんかいいことありそう

2010年04月02日 06時27分47秒 | Weblog
今週の火曜日、いつもの通り朝一番にオフィスに着き窓を開けて桜を見ていたら、靖国通り市ヶ谷方向の空に富士山が見えた

その日はとても寒く空気が澄んでいたので、白銀に染まる富士山がはっきりと見えた。
ビルの谷間に現れた富士山は不思議な光景でもある。
ところで富士山を見ると何故か得した気分になるのは何故だろうか。この現象は私に限ったことではない。大抵の日本人なら私と同じような反応を示す。
別に子供の頃に富士山の近くに住んでいたわけでもないし、ましてや登ったこともない!山梨県と静岡県から見た景色の違いもわかっていない。千円札に描かれた富士山は確か山梨県からだったかな。
今でもこれくらいの知識だ。中学の修学旅行で新幹線の窓から見た富士山が初めてだったと思う。
意識的な記憶はなくてもDNAに刻まれているからなのか?
もしかしたら日本人独特の本能なのかもしれない。
しかし月曜日以来富士山に会っていない今日もお天気が悪いからしばらく会えない日が続きそうだ。
そう簡単に出会えないからこそありがたい存在なのだろう。




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毎日がお花見

2010年04月01日 20時46分31秒 | Weblog
やっと暖かくなるのかな?
九段のオフィスからは7分咲きの桜が眼下に望めるようになり、早朝はコンパクトカメラから本格的な三脚を広げるカメラマンたちで北の丸公園はいつになく賑わいを見せている。
私も加わりたい
というわけで、帰りにカメラを持って千鳥ヶ淵と牛ヶ渕に寄ってみた。朝は寒かったが会社を出ると暖かい空気に包まれた。気温が暖かいと心も体も俄然元気になる。1日中パソコンを見つめて目がショボショボだったけど、街灯の灯りに映し出された桜を見てさらにパワーアップ。ウキウキでシャッターを切った
夜桜は昼間の桜とちょっと違う雰囲気を漂わせる。
灯りの種類にもよるが、どこか妖艶な姿にもみえる。
初めて見た京都の円山公園の夜桜はホントに怖かった昼間の顔と全く違っていた。虫除けに塗られた真っ白い樹の肌が、女性の肌に見えてまるで花魁みたいだった。

夜は昼間よりも人が出ている。みんな桜の下でレジャーシートを敷いて楽しそう。昨日は私も靖国神社の境内、桜の木の下でお花見をした。昨日は寒かったなあ

「桜の木の下には屍体が埋まっている」
梶井基次郎の有名な一節が夜の妖艶な桜を見る度に思い出す。


檸檬







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