トワル ド ジュイのオリジナルトートバッグに改良を加えました
そのひとつである底当て。
初めて聞く名前だ
どこの部分のことかと言うと、マチつきのバッグの底の角についている、補強を目的とした付属物。
いつかは持ちたい、憧れのグローブトロッターのスーツケースの角にもついているあれです
実は、試作品のトートバッグをひと月ほど使ってみたら、底の角部分にうすく汚れが付いていた
それを見た姉の提案で、底当てを付けることにしたのだ
ただ、どうやって付けるかが問題
すでにカットされた底当て布が販売されていたので、付け方を見たがよくわからない
そこでまた不織布の登場 実験開始です
市販の底当ての形を参考にしながら、トートバッグの底の形に合わせて作ってみた。昔流行ったパックマンみたいな形
縫う順番は、バッグの底と両脇を中表にして縫ったら、表に返し底のライン上に底当て布の直径ラインが重なるようにセッティングし、端にステッチをかける。
次に中表にしてマチをつくれば、底当てが出来ていると言う具合だ
結果がそうなると分かっていても、実際に出来上がったのをみると感動します
ただ、これを言葉だけで伝えるのは非常に難しいので、実際に手を動かさないとわからないかも
兎に角、付け方はマスターしたので、実際に作ってみた
底当てがないのとあるのとでは、見栄えがちがう。じつに頑丈そうに見える
平面から立体になる過程で取り付けるものは、こんなにも難しいのだと改めて実感した。
と同時に、心地よい達成感も得られた
試作品はすでにバッグとして完成しているので、後付けすることに。これもかなり苦労した
なぜって、裏生地を一緒に縫わないように浮かせながら縫うから。ここは、エルメスの技法のクウジュセリエを真似て縫ってみました。
クウジュセリエ の内容は以前のブログをどうぞ
小中学時代に使ったコンパス、今でも活躍しています。
底のラインに直径の線が来るように置いてます。
四箇所に置いた状態
端にかけるステッチ。ただ、ミシンで丸く縫うのは至難の業!!
台紙を利用することにしました。
何もなくても綺麗に丸く縫うことは可能なのだろうか
台紙に沿って縫うことで、丸く縫えます。
今回は厚紙一枚ですが、もっと厚みがある台紙の方がより縫いやすいです。
こちらは後付けした底当て布。立体状のものに、立体のものを縫うのは難しかった