小さな日記

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嵐山に住んで一ヶ月

2012年03月10日 | Weblog

お久しぶりです!

京都嵐山にお引越ししたのが、2月10日。一ヶ月たちました。長かったような、あっというまのような。。。引越しした日を思うと、ものすごく昔に感じるけれど、土日がくるたびに「え!?もう週末!?」と驚いていたような。

毎日、万歩計は1万歩以上記録し、時に2万歩ということもあって、自分でもびっくりしてます。散歩する余裕もなく、暮らしを整えるために、買い物に行ったり、家の中を駆けずり回っているだけなのですが、、、

お引越しには、いろんな事務手続きも欠かせません。区役所、保健所、郵便局に銀行、、まだ自動車免許の書き換えには行っていません。ペーパードライバーですが、身分証明に免許は更新しています。まだいろいろしなくてはならないことが山積みです。

古いお部屋ですし、別荘だったので住んでいない期間が長くて、修理もたくさんしなくてはならなく、少しずつ整っていくのを楽しんでいます。嵐山界隈のお店に修理など頼むのですが、とにかく親切で、親身にお仕事してくださるのに感激。修理代も、出張費が東京では5千円だったのが、2千5百円と格安です。来ていただくだけで5千円で、その上修理代、部品代となると、つい新品を買おうかということもあったのですが、そういうこともしないですみそうです。

今度のお部屋は立地がよくて、JR,阪急、京福線と、3つの駅が使えて、バスもあれこれよりどりみどり。しかも、タクシーも小型だと初乗り590円(東京750円)なので、4人で行くと、タクシーの方が安いこともあって、母にはとても便利です。国立駅から東京駅まで電車代が5~600円だったと思うのですが、ここから京都駅までタクシーで2500円。4人だと同じくらいです。しかも、タクシーのお迎え料金がないのもありがたいです。

お野菜とお豆腐、油揚げ、鶏肉がとても美味しいです。卵もとても新鮮な感じがします。お水も柔らかく甘く、琵琶湖の水と聞きましたが、マンションなのにカルキ臭くもなく、家族全員の感覚に頼って、思い切って水道水をそのままお料理にも使っています。東京では浄水器を使っても母は「臭い」と言うので、特に原発事故以後は、北海道のお水や生協のRO水しか使いませんでした。

高台の最上階だった東京のお部屋は、見晴らしのよさが自慢でした。空と富士山と多摩丘陵が見えて、すがすがしい空気が吹き抜ける明るいお部屋でした。大好きなそのお部屋で、29年間過ごしました。2011、311、震度5弱の地震で、ゆるんでしまったのか、震度1でもガタガタ揺れるようになって、発表されない地震も感知できるありさまでした。

セキセイインコのいちごちゃんは、11歳。去年の秋ころから、鳥かごの底の隅にうずくまって、寒そうに羽を膨らませるようになりました。小鳥としては老いているので、老衰で寒いのかと、鳥かごの下に電気座布団を敷いたりしていました。とても機嫌のよい鳥だったのに、神経質な感じになってきて、お引越しの前に天に召されてしまうのではないかと危惧していました。

国立から嵐山まで4時間ほど、小さな籠に閉じ込めていったので、それもストレスだろうと心配しながら、籠を開けて大きな籠に移したら、びっくりすることに、ちゃんと止まり木にすっくと止まったのです。そして、それからずっと、止まり木で機嫌よくおしゃべりしたり鳴いたりしています。家族全員、この変化をまのあたりにして、空気のせいかな?とかいろいろ憶測したのですが、はたと思い当たったのは、地震でした。

人間にも感じないような揺れを、いちごちゃんはずっと感じていたのかもしれないです。立川断層の近くだったので、とどまることなく揺れていたのかもしれません。嵐山の部屋は1階なので、今のところ、地震を感じたことはありません。なんといっても、東京では地震を感じて「震源地は何処だろう?」とあわててテレビをつけたのですが、こちらでは、夜寝る前にネットで今日の地震を調べるまで、地震があったことすら知らないでいるのです。

母にとって、この引越しは大転機となっています。東京では、一人暮らしだったのが、同居となり、3食共にすることになりました。すぐ傍が桂川なので、川べりのベンチで白鷺や鴨、雁、鳩を眺めているのは飽きることがありません。目前の小倉山、磐田山の稜線のなだらかさに驚嘆しながら(北海道の山とあまりにも違うので)、マイナスイオンたっぷりの空気を呼吸できます。東京では歩くのをいやがっていたのですが、毎日、可能な限り頑張って歩いています。足のケアも、一緒に暮らしているので、わたしもお手伝いできるようになったので、回復が早いようです。嵐山は、山が目前なのに、道は平坦で、歩くひとの速度が観光地なのでみんなゆっくり。突き飛ばされる心配もなく、駅も階段の上り下りがないのです。母も頑張ってもう一花咲かせてくれるかもしれないと、期待しています。

川べりは、ランナーがたくさんいますので、息子も思う存分走っています。アスファルトではなく、きめ細かい砂利なので柔らかいのが、またいいです。明日は京都マラソンとかで、この近くがコースになっているので、観戦に行くようです。

そんなこんなで、まだ「かりそめの」とか「旅行客のような」とかの気分が抜けないですが、嵐山の暮らしは、楽しく美味しく始まりました。

明日は、311。わたしにとって、人生が二分された日といっても、過言ではありません。311がなければ、嵐山に転居ということもなかったのです。1年たって、ますます、価値観がシンプルにクリアになりました。ありがとうございます。今、自分が納得できることをし続けていくこと。したいとか、したくないとか、関係なくなってきました。~すべきというのではなく、~するんだ、しかない世界にいます。

 


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