ガソリン税に関してもう少し詳しく書かないとと思っていたら
ちょうどタイミングよく
信州気候フォーラムの
amadeusさんより
ご意見賜ったので掲載しつつ続きを書きますね。
*****まず昨日の投稿******
「ガソリン値下げは環境問題にマイナス」は全くその通り。選挙?国民はそんな馬鹿じゃない。
町村信孝官房長官は19日夜、千葉県市原市内のホテルで講演し、
通常国会の焦点である
ガソリンにかかる暫定税率問題を巡り、
「ガソリンの値段を下げればそれだけで
日本の環境問題はそんな程度の取り組みなんだということになる。
そのマイナス効果は計り知れないものがある」
と述べ、
環境問題の観点からも税率維持が不可欠との考えを強調しました。
全くおっしゃるとおりだと思います。
私は決して自民党支持者ではないし
福田政権の環境政策にはいまのところ失望を隠せませんが、
今度ばかりは民主党が通常国会を
「ガソリン値下げ国会」
などと位置づけているのを聞いて
ばかじゃないかと思っています。
「ガソリン税」
の用途について議論するならばともかく
はじめに減税ありきで
「税金を下げれば、選挙に勝てる」
と思う浅はかさが情けなくなりました。
町村さんが
「ガソリンを25円下げるかどうかで
日本の国政が決まるというのはあんまりではないか。
国民の信を問うにはいくらなんでもテーマ設定が小さすぎる」
と批判したのはわかります。
「税金下げれば選挙に勝てる」
は今度ばかりは
「なし」
と感じました。
それにしてもレベルが低すぎです。
国民はそんなに浅はかではないことを
一部の政治家は理解していない???
*********
これに対する
信州気候フォーラムの
amadeusさんのコメント。
政府はガソリンの暫定税率について、
温暖化対策を引き合いに出して、継続すると言っていますよね。
つまり追加的なお金の徴収は、
温暖化対策として有効だと認めているってこと、かな?
今まで、環境税については「効果が疑問」と
経団連の主張に同調していたように記憶しているのですが...
ま、突っ込むのはやめて、環境税の有効性を政府が認めた、
と前向きに考えようかなあって思いました。
*********
確かにそうですね。
だから
「詭弁だ」
と言われても仕方がないところはあるかと・・。
また道路の財源になるのがいいとは私も思いません。
ここは変えていかなければいけないと思います。
ただし、目先の選挙だけを考えて「減税だ!」
とやみくもに言うのは違うと思います。
政府の姿勢は詭弁なのかもしれませんが
ある意味いいタイミングなのかもしれません。
追加的なお金の徴収(つまり環境税のようなもの)
が温暖化対策として必要な時期に
さしかかっているのではないかと思います。