WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

プリンセス・オブ・ウェールズ

2007-08-31 17:04:22 | 時事問題
10年前の今日、1997年8月31日、ダイアナ妃(Diana, Princess of Wales (Lady Diana Frances Spencer)、がパリでの交通事故により亡くなった。36歳だった。
イギリス女王エリザベス2世のチャールズ王太子の元妃。1996年に正式離婚。それぞれ第2位および第3位のイギリス王位継承者であるウィリアム王子およびヘンリー王子の実母。 2002年BBCが行った「偉大な英国人」投票で第3位。

葬儀でエルトン・ジョンが歌った「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」は印象的だった。もともとはマリリン・モンローに捧げた曲であるが、いまではダイアナの印象が強い。とても美しい曲だ。

この中で、彼女は「英国のバラ」と呼ばれ、その名はその後定着する。

また「プリンセス・オブ・ウェールズ」という名前のバラの品種も存在する。
故ダイアナ元妃の10年以上の英国肺病基金活動に対し、英国女王がハークネス社の最新の純白のバラにその名前を付けることが許可されたもの。その売り上げの一部がハークネス社を通じ、英国肺病基金の活動資金に寄付されている。日本には1999年に初登場。
このバラもまた綺麗な花だ。

(写真がプリンセス・オブ・ウェールズです。写真共有サイトより)

キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ
エルトン・ジョン
ユニバーサルインターナショナル

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DEATH NOTE ディレクターズカット完全決着版 07.8.31,20:03~ (日テレ系)

2007-08-31 11:57:38 | 映画感想文
しつこいようだが、今日は「デスノート」の日。
ネットで「デスノ」検索をしていると、隣のスィングチェアにいる次男(4ヶ月)がリュークを見て微笑んでいた。長男は怖くて絶叫するんだけど・・・。

そんな可愛い(?)リュークの視点で描かれたアニメ版総集編が今晩放送されるデスノである。我が家としては、これは見逃せない。今日は「デスノ」中心にスケジューリングだ。

2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2500万部を超える大ヒット作品「DEATH NOTE(デスノート)」。
コアなファンにはより深く、もちろん初心者の方にも十分楽めると思われる今日のデスノは必見。
新たに追加したシーン、それに伴う再アフレコ(もちろんリュークは中村獅童!)や、2008年公開予定のLを主人公としたスピンオフ映画の蔵出し初映像、また松山ケンイチや戸田恵梨香など実写劇場版メインキャストのコメントなど、盛りだくさん。

ちなみに、ウィキペディアの、デスノート関連情報は膨大。原作、映画(実写)の比較や裏話まで、凄く面白い。
この作品のコアなファンがいかに多いかが反映されているのだと思った。

これが、死神のリューク(原作漫画)です。
好物はリンゴだよ

DEATH NOTE Vol.3

バップ

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しつこいようだけど、いつもの金曜ロードショーより一時間早い20:03スタートだからね~

「知をつくるのは人間だ」東京大学総長小宮山氏の語る「知の構造化」

2007-08-31 11:33:12 | 時事問題
一昨日の日経新聞夕刊「夕刊文化」の中で、東京大学総長、小宮山宏氏が「情報の洪水、知を生まず~検索サイト利用の落とし穴」と題して、非常に興味深いことを欠いておられた。

詳しくは、日経新聞8月29日夕刊を参照されたいが、

インターネットやITによりよって便利になった反面、新しい知を生み出すためには、無駄にみえる作業も必要であり、そうした時間が、あまりにも整理されすぎているグーグルの検索機能により失われる危険性を指摘している。
人間は意外と無駄と思われる作業の中で、知識や情報が頭に入ったり、ひらめいたりすする。そしてそうした過程で多様な情報が関連づけられ、構造化されていくとのことだ。
そして

「知識の全体像を俯瞰するのは『知の構造化』が必要だ。多様な知が関連づけられ、構造化されて初めて新しい知が生まれる。グーグルは知の構造化の一面を担うにすぎない、検索サイトはすでに出来上がった知が集まってくるだけ、知をつくるのはネットやITではなく、あくまで人間だ」
と語っている。

8月29日、日経新聞夕刊「夕刊文化」24面です。

「Newton」~正しい科学的知識が一番神秘的で面白い

2007-08-30 20:55:03 | メディア・通信・IT・イベント
コンビニに「Newton(ニュートン)」が置いてあり、驚いた。
結構昔からある雑誌で好きだったが、私の記憶では、コンビニに置いてあるような雑誌ではない。懐かしさもあって買い求めて帰ったら、旦那も喜んでいた。
旦那の記憶でも、ニュートンは大きな書店で買うものだということだった。

ちなみに2007年10月号のコンテンツは、
M9-超巨大地震
活断層の脅威
「バイオ燃料」とは何か
地球温暖化Q&A
ハッブル望遠鏡で見る宇宙の素顔

その他、全長4メートルの恐竜時代の巨大亀、蚊が伝染病を運べるわけ、着信メロディはどうやって「演奏」される、潜水艦ノーチラスなど、凄く面白かった。

中学生時代以来、理系はてんで駄目な私だが、「もうちょっと詳しく知りたいな~」ということが科学的だけど、親切に説明されていて、凄く面白かった。
とりわけ、地球温暖化Q&Aの、発電方式別二酸化炭素のライフサイクル・アセスメント(完成した製品、技術が環境に与える影響だけでなく、その生産から廃棄までに至るすべての過程における環境への影響を総合的に評価する手法のこと。略してLCA)を比較したグラフが素晴らしかった。

私にはなぜ、この雑誌がコンビニにあるかが、読んでみてよくわかった。

そして、老若男女問わず、こういうことを知りたい、理解できて嬉しい、という気持ちがあり、一部の科学好きな人だけでなく、幅の広い層を魅了するものだと思った。

正しい科学的知識に基づく、宇宙や地球、生物の真実の姿のこそが、一番神秘的で、心躍る。

Newton (ニュートン) 2007年 10月号 [雑誌]

ニュートンプレス

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安倍改造内閣支持率41%につっこみ&週刊誌に思うこと

2007-08-30 20:11:31 | 時事問題
日経新聞社調査による安倍改造内閣支持率が13ポイントアップの41%。
しかし、安倍氏続投に反対が49%(賛成40%)
内閣のメンバーはこにまんまで、安倍さんだけ辞めるのがいいのかしら(笑)
しかし首相になりそうな人がみんな内閣に入ってしまったから、首相になる人がいない。

余談だが、今週発売の週刊誌で、早速、改造内閣に関していろいろ突っ込みが入っているようだが、政策と関係ないことばかり書くのはいかがなものかと思った。

また、某女性政治家の不倫告発記事に関しては、告発する男もとりあげる週刊誌も、品位がなさすぎるように思える。果たして読者は本当にそのような記事を求めているのだろうか。

他山の石だなと思った。

追伸

次男のお散歩がてら、コンビニへ。櫻井よしこ氏が週間新潮「東京ルネッサンス拡大版」で「安倍改造内閣、私はこう見た」を寄稿していたので週間新潮と週間文春を買った。どちらも、連載は面白いものの、全体の記事の質がなんだか下がっているように思えるのが残念。
マンネリな誌面の中で櫻井氏だけが光っていた。
「東京ルネッサンス」の中では、各閣僚の経歴と実力を具体例をあげて冷静に分析してあり、政策や政界でのポジションなど含めきちんと説明されていた。また、経済や外交という大きな枠組みの中で、各閣僚にどのような役割が期待されるかなどとても勉強になったので、切り取って保存した。

9月5日新「iPod」発売?

2007-08-30 16:43:24 | メディア・通信・IT・イベント
Appleが米国時間9月5日の報道陣向けイベントで披露することになるらしい「iPod」の新モデルに関する噂が飛び交っている。

イベントの日程は「同社内のある情報筋」がArs Technicaに明かしたものである。同記事では、AppleInsiderの内容を引用し、4機種の新モデルが発表され、そのすべてが(「iPhone」と同様に)Appleの「OS X」を搭載し、(「iPod nano」と同様に)フラッシュメモリをベースとすると報じている。これらの新モデルは、 iPhoneのようなフルタッチスクリーンは持たないが、iPhoneの音楽インターフェース機能の一部を搭載し、現バージョンよりも薄型だがスクリーンは大きいらしい。

これも欲しいな~


ドコモD903iTV(ワンセグ)とD904iを触ってきた。

2007-08-30 15:48:35 | メディア・通信・IT・イベント
私は、いまD902iを使っている。スライド式が使いやすく、買い替えも同じシリーズでと思い、昨日、割引の手続きがてらドコモショップにいってきた。

まずD903iTVは、2.8インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)液晶を備えたスライドワンセグケータイ、D903iTVのワンセグ連続視聴時間は約220分(3時間40分)。補正を効かせてバッテリーの持ちをよくする「エコノミーモード」に設定すると、240分(4時間)まで延びる。
音楽視聴は、着うたフル、Windows Media Audio(Napster To Go含む)に対応。
想像以上に軽くて、小さいのに驚いた。
入荷待ちの大人気。

「D904i」は、モーションコントロールセンサー(加速度センサー)を搭載し「直感ゲーム」に対応したFOMA端末。
「直感ゲーム」以外にも、端末を傾けることで機能を呼び出したり、画面を横向き表示に切り換えたりできる。待受画面上で動くキャラクター「マチキャラ」も携帯電話の動作に連動する。

本体の厚さは16.8mmと薄型。
ホントに凄く薄くなったな~と感じる。
これまでのボタン式ではなく、軽く触ってなめらかにスライドする「アシストスライド」機構が搭載されている。する~ってかんじにスライドする。(これまではカシャってかんじが良かったんだけど)方向キーには、D903iなどにも採用されている回転式の「スピードセレクター」が搭載されている。

新サービスでは、携帯電話2台分の機能を使い分けられる「2in1」(仕事用と個人用みたいに電話番号を使い分けるやつ)、「うた・ホーダイ」などに対応。10MBのiモーションやオークション、バンキングアプリのプリインストール、フルブラウザ、ドキュメントビューア、GPS、大容量着せ替えツール、iCお引っ越しサービス、3Gローミング、音声によるバイオ認証が利用できる。

ディスプレイは約2.8インチ、ワイドQVGA(240×400ドット)、26万2,144色表示のTFT液晶を搭載。
カメラ機能は手ブレ補正対応のオートフォーカス付き約320万画素CMOSカメラを装備。外部メモリは2GBまでのmicroSDカード。

連続待受時間は静止時約600時間、移動時約420時間。連続通話時間は約180分、連続テレビ電話時間は約110分。大きさは110×49×16.8mmで、重さは約114g。ボディカラーは、ブリリアントピンク、ミラーブラック、スーパーホワイト、ミラーワインとなかなか綺麗。

どっちにしようかな~。 

9.11を知るドキュメンタリー「N.Y.同時多発テロの衝撃の真実」

2007-08-30 12:59:22 | 時事問題
いまさら説明するまでもない、アメリカ同時多発テロ事件。2001年9月11日から6年が経とうとしている。
イスラム過激派によってハイジャックされた4機の大型ジェット旅客機が、アメリカ国内の複数の地上施設めがけ激突したことにより、2973人の尊い人命が犠牲となった。そして事件後、アメリカは対テロ戦争としてアフガニスタン戦争とイラク戦争を行うことになる。
これから何回かにわたって、これまで読んだ9.11関連のドキュメンタリー、映画、書籍などの中で、これは、というものを紹介していきたい。

内容(「Oricon」データベースより)
ニューヨークで起こった同時多発テロの真相にアメリカ3大ネットワークの一つ、CBCテレビが迫る長編ドキュメンタリー。2001年9月11日の朝。偶然その場に居合わせたカメラマンがグラウンド・ゼロの中心に入り、何が起こっているのかを克明にカメラに収めた。ここに描かれているのは衝撃的な真実…。

本当の現実の怖さ、凄まじさをまざまざとみせつけられるドキュメンタリー。

9.11 ~N.Y.同時多発テロの衝撃の真実~

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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「舛添要一厚労大臣のプロファイリング」を読んで

2007-08-30 08:56:27 | 時事問題
NIKKEI MEDICAL ONLINE 竹中郁夫の「時流を読む」の「舛添要一厚労大臣のプロファイリング」を大変興味深く呼んだ。

ブログの紹介
医療のリスクマネジメントを考えるには、単に医療事故の原因を突き詰めるだけでは不十分。医療制度、医療経営、医学教育のほか、時代の動きもウオッチングすることが重要だ、と竹中氏は考える。そのブレインストーミングのために、双方向的な意見交換の場としてブログを書きつづる

筆者プロフィール
竹中郁夫(もなみ法律事務所)
たけなか いくお氏 医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、弁護士となる。97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。現在でも週に数回、診療に携わっている。

医療と弁護士双方の視点からみた舛添氏評、詳しくはブログを参照されたいが、

竹中氏は舛添氏の政策を紹介したのち、
「ここには、単なる現代的な競争至上主義者でないリアリズムに立脚した政治家、政治学者の見識と、冒頭にご紹介した氏の人生行路が色濃く投影しているように思います。」と書いている。

これには私も全く同感だ。
続きは是非、竹中氏のブログをお読みいただきたいが、私がこれまでに読んだ舛添氏関連の記述の中で、最も洞察力のあるコラムである。

尚、NIKKEI MEDICAL ONLINEは、臨床医や医療関係者向けのサイトであるが、無料で登録して読むことが出来る。
医療関係者以外にも興味深く、医療関係の詳しい記事が多いので、お奨めだ。
登録所要時間2分。

Did you ever know that you're my hero?

2007-08-30 01:24:35 | どうにもカテゴリーわけできません。
「WIND BENEATH MY WING」というこのブログのタイトルは、皆さんもご存知のベッド・ミドラーの大ヒット曲からいただいた。

ベッド・ミドラー自身は、この曲には、夫への感謝の気持ちをこめていると語っている。私は、苦しいときに支えてくれた、夫、息子たち、先輩、後輩、友人たちなどに感謝をこめて、このタイトルをつけた。

Did you ever know that you're my hero,
and ev'rything I would like to be?
I can fly higher than an eagle,
'cause you are the wind beneath my wings.

あなたこそ私の英雄だと あなたに言ったかしら?
あなたは、私が在りたかった すべて、すべて
私が鷲より高く飛べるのは
あなたが翼の下で風をおくってくれるから 
あなたが翼の下の風だから

2000年に予定日に子供を喪い、これまでの人生の中でもっとも厳しい7年が始まった。私にとっては、辛く長い苦しみだったが、そんな中で、逆境のときにこそ手を差し伸べてくれる人達の素晴らしさを知った。
また、いまの夫は、元は友人だが、心身ともにボロボロになり、がけっぷちにたった私のことを、福島から飛んできて、看病し、励まし、ときに叱ってくれながら回復を助けてくれた。
そして2007年5月、わたしにとっては「3人目の」息子、次男が誕生した。

そして、このブログを書き始めたのは、わずか1ヶ月半前のことだ。
はじめは自分の決意や考えをまとめることによって、行動につなげる道具だった。
そして、リハビリとして新聞の要約などをしているうちに、勇気を出して、環境や政治などの時事問題についても書くようになった。
また、仕事上必要な、放送と通信、ITについても、苦手ながらここで書くことで勉強しようと思った。
とにかく毎日書くこと。ただそれだけが私の目標だった。

そんな毎日の中で、いくつかのビギナーズラックがあった。
以前にも書いた通り、私は検索エンジン対策ということを全くやっていないが、幾つかの紹介文がグーグルに上位表示されるようになり、ヒット数がどんどん増えていった。
そして24時間テレビの後、「あゆ爺」というキーワードで、グーグルで1位になり、大勢の人が「あゆ爺」の情報を求めてこのサイトに来てくれた。突然の読者増にページごとのヒット数を調べてみたら「あゆ爺」ネタだったことを知ったとき、
夫と大笑いし、なんだかとっても嬉しかった。
だから私にとっては、「あゆ爺」は恩人だ。

そして最近では、安倍改造内閣発表と同時に舛添氏について書いた文章が、思いがけず大勢の方に読んでいただけた。調べたら「舛添 介護」という複合で、3位ぐらいに表示されていた。
そして、84万ブログの中で、795位までランキングが上がった。自分が表示される1000位以内に入ることなど、私は全く期待も想定もしていなかったので本当に驚いた。

今でも、私は、ヒット数を狙ってこのブログを書いてはいない。
ただ、読者にわかりやすいように、そして自分で複数の情報にあたって、咀嚼し、自分の言葉で自分の意見を書こうとは心がけているつもりだ。
それが、結果的に、ビギナーズラックであっても、思いがけない読者増につながっていくのは、私にとって嬉しいことであり、ほんのちょっぴり自信もついた。

お蔭様で身体ならば元気になった。心もほとんど元気になった。
それでも、本当に元気になれるのかどうか、再び社会でやっていけるのかどうか不安と闘う毎日だ。
そんな私にこのブログは勇気をくれた。

そう、この文章を読んでくれているあなたも私にとってはヒーローなのだ。

そして私も、私の翼も風をおくってくれたのと同じように、みなさんの翼に風をおくっていくことができたら嬉しい。

2007年8月30日 くまより感謝をこめて

「管理職全体に占める女性の割合は約1割」に考えたこと。

2007-08-29 23:36:27 | 経済とか経営とか
今日の日経新聞に「雇用機会均等法と女性幹部数」という記事があった。
2003年から2006年の3年間で、女性管理職(係長級以上)の女性管理職がいる企業は、4.1ポイント上がり、66.6%となったとのこと。
「まだ7割切っているんだ」というのが実感。
さらに驚くのが、管理職全体に占める女性の割合が約1割だという数字。これは2005年のILOの調査による、米国の42%、ドイツ37%、英国34%に較べて、低さが際立つと同紙は指摘している。

日経EW休刊の際、たまたま同業者と「女性管理職」について話した際、一般論として「女性の場合は、まだまだ子育てか出世かを選ばざるをえない傾向があるよね」という話になった。
家族や周囲に恵まれ、何の制限もなく、残業も出張もガンガンしている女性もいるが、やはりそれはごく一部で、ほとんどの女性は、子供を持つと、不規則な仕事には就きづらくなり、残業や出張をしづらくなる。
モチロン、それでも登る人は登る。どんな条件でもクリアする卓越した能力を持つ人はいるのは事実だ。

一方、以前話した米国での「PINK」誌の成功にもあるように、女性たち自身が
「出世だけが幸せではない」と思うようになってきているのかな、と思った。

私の実感としては、一部の例外を別にして「ワークライフバランス」などと言っていたら、いまの日本では、男女共に出世は難しい。それがいいか悪いかは別として。男女ともに多くの企業では、「ワークとライフのバランスをとる」以前に、「ワークのみ」か「ワークとライフ」のどちらかの働き方を選択しなければならないように私には見える。(そうじゃない企業もあるが)そして、男性には「ワーク中心」のライフスタイルを生涯貫くことは選択できるが、女性が、子供を産み、育てた場合、同じことをするのは、簡単ではない。

このような状況の中「ほどほどでいいじゃない」「人間らしく生きたい」「家族を大切にしたい」などと思う人が増えても不思議ではない。

個人的には、人の幸せや成功のカタチは多様であり、○○だから成功、○○だから幸せと一概に言い切れるものではないと思う。
ただ「社会的に成功したい」「出世したい」と思う女性にその機会が均等に与えられるべきだと思う。

そんな中、2007年4月に改正男女雇用機会均等法が施行され、身長、体力、転勤経験など女性が満たしにくい条件を採用・昇進時に合理的な理由なく要求する「間接差別」が禁止された。
このことで流れは変わるのか、注目していきたい。

「1分間でやる気が出る146のヒント」元気になり成長する為の珠玉のアドバイス

2007-08-29 23:19:50 | 読書感想文
今日、虎ノ門のコンビニで衝動買い。スタバでペラペラめくって読んでみたら、本当にやる気が出て来てびっくり。

どこからでも読める、1分で読める、すぐ実行できる。「考え方しだいで世界は変わる」という著者が、「人生を違う角度から見てみる」「自分が世界を変える可能性を信じる」など、読者の発想を変える斬新なヒントを1ページに1項目ずつ、明快に力強く提案。

著者のドン・エジック氏は、オレゴン大学にて組織経営学を学び、博士号を取得。30年間にわたり、小、中学校および高校の教師、校長をつとめる。人はポジティブな考え方をするによって自分の能力を最大限に発揮できるという視点にたって、人間関係や目標設定などに関する講演・執筆活動をおこない、広い層から支持を得ている。
きっといい先生だったことだろう。教えられた生徒は幸せだだと思う。

私が気に入ったのは、
「あせらず少しずつ変わる」「ささいなことに喜びを見いだす」「いっしょにいて楽しい人になる」「心を開いて、いろいろなことを学ぶ」など。
146のアドバイスすべてが、わかりやすく、時にユーモアたっぷりに書かれている。
特に「あなたには無理だ、と言われたことをやる」は傑作だ。
~「あなたにはできない」と言われたことをやってのける、これほど痛快なことはないだろう。(中略)誰かから「あなたにはそれは無理だ」と言われた時は、それをやってのけたときの喜びを想像して励みにしよう。~

この人、最高!!


1分間でやる気が出る146のヒント
ドン・エシッグ
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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「ホリディ」★★★★★ラブコメの秀作。元気になるよ。

2007-08-29 20:10:18 | 映画感想文
ホーム・エクスチェンジ」とは、ネット上などの取り決めにより、見知らぬ者同士が、休暇中に家を交換し合うというもの。これを題材としたラブコメディの秀作。
ハリウッドで映画の予告製作会社を経営するアマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレッド)が意気投合し、おたがいの家を貸し借りすることに。キャメロンもケイトも「仕事が出来るが、恋は下手」という役どころで、その「だめんず」っぷりがなかなかいい味を出している。
恋に失敗してボロボロになったふたりは、別天地で気分転換することに。ビバリーヒルズの豪邸と、おとぎ話に出てくるようなイギリスの素朴な一軒家で、アマンダはアイリスの兄と、アイリスは映画音楽作曲家とそれぞれ恋に落ちる。全く違った環境で、むしろ素直に伸び伸びとふるまうようになるふたりが面白く、また仕事はバリバリなのに恋に不器用なふたりが可愛い。
これがどちらかだけの物語であったら、よくあるパターンだが、ふたりの物語にしたことで、観ているこちらも飽きることがない。
そして、私が嬉しいのは、アマンダの近所に住む、ハリウッドの有名脚本家の存在。彼がアイリスに「君は(人生や恋の)主演女優だ。脇役ではない」と言い、アイリスも「そうね、自分の人生だもの、自分が主役にならなきゃね」とつぶやくところが印象に残る。(アイリスは、男性にいいように利用されるタイプだった)
この有名脚本家との会話の中で、実際のハリウッド映画界のエピソードが出てきて、映画ファンにはこたえられないところ。また人生経験豊富な彼とのふれあいの中で自分らしさをとりもどすアイリスがいい。
久しぶりのラブコメ★★★★★。お奨め。

ホリデイ

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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上川陽子氏、子育て経験を生かした政策立案に期待。

2007-08-29 15:08:32 | 時事問題
ネットで、上川陽子氏のことを拾っていたら、興味深いものがあった。

自民党結党 50周年のとき、女性局では記念事業として少子化対策を打ち出し、「結婚・出産・子育て」をテーマにしたアンケート調査を全国で7.7111人に実施したそうだ。

その結果について下記のように語っている。

(上川氏) どの世代も少子化社会への危機感がありました。出産や子育てを経験している女性は「子どもを持ってよかった」という前向きの意見がほとんどで、日本はまだまだ健全な社会なんだなとホッとしました。
(中略)
少子化といっても既婚者だけを見れば子どもの数は多いのです。仕事と両立している女性も「子どもと過ごす時間を大切にしたい」という声は圧倒的です。勤め先には育児休業を取りやすくしてほしい、安心して復職できるようにしてほしい。幼稚園や保育園へは、子どもが急に病気になったときなどの緊急のサービスを充実させてほしいという要望が多く寄せられました。また育児の相談相手は友だちか育児雑誌という答えが多いのにも驚きました。情報誌に頼る傾向は強く、育児のマニュアル化が進んでいると痛感しましたね。

昔は、頼れる身内が側にいなくても隣近所の大人たちが相談に乗ってあげたものです。私自身、アメリカに留学していたとき、ホストファミリーの温かさにずいぶん助けられました。地域の大人と子育てママをマッチングさせるしくみを考えるべきだと思います。子どもだけではなく、高齢者の介護ともつながる問題です。困ったときは地域のみんなで助け合う…それが理想です。
(以上、公式HPより抜粋)

その経歴から、上川氏の政策立案力については、一定の期待をして良いと思われる。また、元気で行動力のある人のようだ。
以前にも書いた通り、とかくお飾り的になりがちなこのポストだが、子育て経験を生かした、政策立案、実行力に期待したい。

(写真はイメージです Photo by ひまわりの小部屋

経済財政諮問会議のメンバー交代。問われる大田弘子経済財政担当相の手腕。

2007-08-29 11:43:57 | 時事問題
内閣改造に伴い、政府の経済財政諮問会議の顔触れが変わる。

改造で新たに諮問会議に加わるのは与謝野官房長官、増田総務相、額賀福志郎財務相の3人。
与謝野氏は留任した大田弘子経済財政担当相の前任で、諮問会議を取りしきった経験を持つ。また前岩手県知事の増田寛也氏が総務相として加わり、地域活性化を含めた成長と財政健全化の両立に向け、実務に精通した布陣になる。

さて、安倍改造内閣で留任した大田弘子経済財政担当相は、再び経済財政諮問会議の運営を託される。

諮問会議は小泉内閣で官邸主導による構造改革を進める「エンジン役」を担ってきた。しかし、その役割は、支持率低下によりビミョウに変化しつつある。

大田担当相は就任会見で、
「基本的に諮問会議の役割や性格は変わらない」と強調。
これまで通り、安倍内閣の経済成長路線を堅持し、諮問会議が改革の推進役を果たす考えを示した。

しかしその一方、急速な構造改革が地方経済に打撃を与えたとの批判もあり、民間議員が出向く地方経済財政諮問会議を開催する方針にも触れ、地方の声に耳を傾ける姿勢を示した。

これまで民間出身の大田担当相は、官僚に厳しい態度で臨んだ塩崎恭久前官房長官と諮問会議の運営にあたってきた。今度は調整型で官僚の受けが良い与謝野馨官房長官に交代。
大田担当相は生産性向上と財政再建を両立させる施策の実現を目指す。だが、与謝野官房長官になったこともあり、小泉内閣時のような諮問会議をテコにした「突破型」の政策実行は難しそうだ。

大田担当相は「与野党が拮抗(きっこう)して対立するほど国民が政策を選択する状況になる。諮問会議は国民に議論が見える場として重要だ」と指摘する。

諮問会議の役割は、対立する政策課題を国民に分かりやすく情報発信できるかどうかに、軸足が移っていきそうだ。

太田氏の手腕に期待している。

余談だが、会見のときの薄いグリーンのスーツとシルバーのアクセサリーがとても似合っていた。そのまま記念写真をとったらしいが、服装ではりきりすぎないところがいいかんじ。話し方や立ち居振る舞いにも余裕があり、素敵に年齢を重ねた女性だなと思う。