WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

サヨナラはかなしい言葉じゃなく♪と桜の下で思う

2010-03-31 22:43:57 | 私らしく生きる。気づきと学び
桜を観ながら歓送迎会。
桜は出会いや別れによく似合います。
職場を去る後輩には、
「サヨナラはかなしい言葉じゃなく♪」
と「いきものがかり」なエール。

「それぞれの夢へ僕らを繋ぐ」
いまこの瞬間の別れです。

新しい仲間には心からの歓迎。
嫌なこと、辛いことは助け合って乗り越え、
喜びは分かち合うことで何倍もになるのが
仲間、チームメイトだと思います。
ひとりひとりの顔をみながら、
どんな風に良いチームをつくれば良いか、
個性や強みを生かすにはどうすれば良いかに
思いをはせました。

あっという間に咲いて散る桜に、
人生のはかなさを重ねあわせながらも、
一度きりの人生だから悔いなく生きよう、
私も初心を忘れずにがんばろうと思いながら、
酔っ払いをかき分け、帰路に。

感傷に浸る間もなく、明日からは、
支援の申し込み受付が開始されます。

みなさん有難うございました。
明日からもお互い頑張ろう!!

自然を守るっていうか自然に守られているかんじ

2010-03-31 09:22:37 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
今日は自転車がないので、駅までの道を歩きながら、
例によって鳥の囀りに励まされました。

最近、旦那がウグイスの声を聴いたそうです。

残念ながら私はまだですが、朝ベッドの中で、
隣の公園から聴こえてくる、
うるさいくらいの鳥の囀りに次男と耳を澄ましています。

このように、少なくとも私は、
自然や生き物たちに励まされ、和み、心を守って貰っています。

自然を守るっていうか自然に守られているかんじ。

光福寺の樹齢800年のイチョウと巨大タブノキは
朝、でかけるときに、目の前に「どーん」とあります。

自宅から徒歩30秒の場所にあるこの巨大樹には、
畏敬の念を常に感じます。
そして、巨大樹が私たち家族を守ってくれているように
感じています。

***************

「森はあなたが愛する人を守る」


森や自然、生き物と共に生きることで、
私たち自身、家族が、精神的にも、身体的にも守られ、
災害などからも守られるということを書いたこの本。

生活の中に「自然に」自然を取り入れる知恵も
たくさんあります。


森はあなたが愛する人を守る
宮脇 昭,池田 明子
講談社

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「自分だけの幸せを求めないこと」を自らに言い聞かせる。

2010-03-31 08:09:04 | 私らしく生きる。気づきと学び
先週末、息子たちとお散歩にいったときに、彼らは道に散らばった桜の花びらを一生懸命拾い集めて、

「はい、どうぞ」
「はんぶんこ」

といって、私に差し出してくれました。

ふだんはおもちゃの取り合いで醜くいがみあうことのあるふたりですが、「いいとこあるじゃん」って思いながら、私も「はんぶんこ」「はい、どうぞ」の精神を大切にしなくちゃな、と思いました。

********




もう5回目以上の投稿になりますね。しつこくてごめんなさい~。
いま、これを「自分に言い聞かせたい」気分なので、おさらい5回目です。

「自分だけの幸せを求めない」「自分だけ良ければということはしない」
この考えそのものは、幼い頃から私の中にはあり、ある意味「自分の核」となってきた大切なものです。

しかし、正直なところ、2002年~2006年くらいは、その考えは揺らいでいました。(この時期、ゆらいだ人は周囲にも多かったようです)

いまでも、一瞬だけゆらぐときがあります。

人の誠意を平気で踏みにじる人、強いものにへつらい弱いモノ苛めをする人、何でも人のせいにする人、評論ばかりしていて、責任をとらない人、簡単に人を裏切り踏み台にする人。
人間の持つ、弱さ、醜さをふと目にしたしまうような、そんなときです。そして、一瞬「サイテー」と思います。

あまりに醜悪さに吐き気がしたり、実際に吐き気がとまらなくなることもあります。

でもまあ悩むのは、せいぜい一晩くらいなもんです。

(今回も、本当に「一晩」でした・笑。おとといの深夜~昨日の朝にかけての吐き気は、朝にはなんとか止まり、会社では眠かったけれどなんとか頑張れたし、そのまま帰って、夜は爆睡。今朝はすっかり元気です。昨日はふらふらでただでさえも悪い頭が、更に悪くなってすいませんでした。)

今はもう、「私は違うから」と断言できます。

私は、

「人を踏み台にするような成功ならばいらない」、

「成功するならば、みんなで成功して、成果はみんなでシェアしたい」

「幸せになるならばみんなでなりたい、幸福をみんなでシェアしたい」

これはもう、はっきり言えます。

表現は違えど、尊敬できる方は同じようなことを言っています。

古くは、「情けは人の為ならず
(情けは人のためではなく、いずれは巡って返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い)
ということわざがあったり、
英語にも A kindness is never lost(親切は決して無駄にならない)とほとんど同義の言葉が存在することから、世界的にも人間がすべき道義の一つとして認知されているようです。

また、松下幸之助氏の

世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します

という名言もあります。

また「女性の品格」の中にも、
さまざまな角度から「自分のことだけを考えない」
ことは繰り返し語られています。

少し長いですが、女性の品格、本分とあとがきから坂東眞理子氏の言葉を
引用させていただきます。

***女性の品格「愛される人より愛する人になる」より*****

ビジネスの世界で成功する生き方も権力志向ばかりではなく、人との関係を建設的に紡いでいくことが、長い目でみて成功することが理解されるようになってきました。

自分ができる限りの人助けをしていると、いつの間にかそれが別の形で返ってきます。
「情けは人の為ならず」ということわざどおり、他の人を愛し助けているうちに、いつの間にか他の人から愛され、助けられるようになるのです。
ビジネスの世界でも「他利をはかる」ほうが、自分の利益だけを追わない方が、大きな利益につながるといわれます。

***女性の品格あとがきより****

単にお金のや出世のためでなく、人間として、社会人として信頼されるように、生きていくにはどうすればよいか。

媚を売って男性から好かれて昇進するのでなく、しっかりとした識見を持ち、一目置かれるような社会人として生きていくためにはどうしたらよいか、この本でいろいろな角度から考えてみました。
言葉をかえていえば、有能な中間管理職を目指す女性ではなく、真のリーダーとなる女性になってほしいからです。

*******************

女性の品格 (PHP新書)
坂東 眞理子
PHP研究所

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このほか、古今東西のさまざまな優れた人達が「自分の幸せだけを求めないこと」の重要性を、
さまざまな表現で説いていることに気付きました。お蔭様で、私の揺らぎかけていたものは再びがっちりと自分を支える信念となったようです。多くの先人&今を生きる人々の珠玉のアドバイスに感謝してやみません。

入り組んでいる関係の中で

2010-03-30 04:18:38 | 私らしく生きる。気づきと学び
「さまざまな角度から物事をみていたら自分を見失っていた」
はイノセントワールド。

「入り組んでいる関係の中で、いつも帳尻あわせるけど」

******************

人が「陰でコソコソやっていること」がみえてしまい、
その職業倫理の低さに心がくじけてしまった。

本当に、悲しいというか、情けないというか・・・。

でも、私は私のまま、ときに立ち止まり、ふりかえり、
そして自分の頭で考えながら、
ちょっとずつ、前に進んでいけば良いのだと
自分に言い聞かせながら、
久しぶりのストレス性吐き気と蕁麻疹に、耐える深夜。

経験知の伝承

2010-03-30 04:08:17 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
周囲が「慣れている」と誤解していることが、
実は初めてだったりすることが多いこの頃。

「え~!!やったことありません、できません~泣」
(こころの声)

「はい!かしこまりました!」
(身についた体育会系の反応)
それどころか、
「私がやります!」と立候補してしまい、自ら仕事を増やす(汗)
「できません、わかりません」
と騒ぐ人に
「甘ったれるんじゃないよ、調べろよ」
と心の中でつぶやきながら綱渡り。

でも、実は、本当にドキドキなんです。

でも、ドキドキしながらもなんとかなってしまうのは、
「よくわかっている人」「経験豊富な人」たちが教えてくれ、
支えてくれるからです。

今回も本当に色々な人が色々教えてくれました。

でも「これを当たり前と思うな!」と、
いま、自分に言い聞かせています。

経験知の伝承」が今、必要だと言われています。
しかし豊富な経験を有した方々の経験知は
簡単にひきつげるものではありません。
教える側に伝承する、次世代に引き継ぐという姿勢が必要であると同時に、
その何倍も、「教わる側」が「相応の覚悟」「やる気」「責任感」を持ち
「自分の頭で考える」ことが大切だと思います。
そして何より「教えてくださったことに対する感謝の気持ち」
「教えてもらえる有り難さを感じ、教わったことを大切にする姿勢」
がなければなりません。

これらがあってはじめて経験知は伝承されると思います。
そして「経験知」は座学や書物だけでは身につきません。
実際の仕事で困難にぶつかって、
ひとつひとつ解決していくことで、
はじめて身につきます。

私たちの年代で「教えてもらうのが当たり前」
と思うばか者はいないと思いますが、
教えてもらったら、
「有難うございます」という姿勢を大切にしたいし、
相手に何度も同じことを聞かないために、
ひとつひとつの学びを大切にしていかなければと
自戒をこめて思っています。

仕事も「予習と復習、宿題をちゃんとやること」が大切。
「先生」を敬う姿勢が大切。

小学生と同じですね!


「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質 (Harvard business school press)
ドロシー・レナード,ウォルター・スワップ
ランダムハウス講談社

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浅田真央ちゃんが「鐘」で表現したもの

2010-03-28 22:38:03 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
ラフマニノフ 前奏曲「鐘」でフリーを演じる浅田真央ちゃんの表情は、いつもの無邪気な可愛い顔ではなく、時には怒っているような、時には何か振り切るような顔をしているように私には見えました。

そして、その顔は怖いです。しかしその顔が怖くなれば怖くなるほど、彼女のプログラムは完成されていきました。

私はこの曲を詳しくは知りません。しかし歴史的背景があり、人間の心の奥底をえぐるような曲だと感じていました。
鐘の音のひとつひとつが非常に深く重いのです。

みなさん同じ意見だと思いますが、初めてこの曲をきいた時に、その「暗さ」に驚きました。そして一瞬「真央ちゃんは金メダルいらないのか?」とまで思いました。

しかし、やがて音楽に詳しい人たちから、この曲について教わり、自分自身も何度か聴くうちに「真央ちゃんは、凄い挑戦をしているのではないか?」と思いはじめました。

キムヨナちゃんの選曲&プログラム(007ね)は、個人的には非常に良いプログラムであり、上手い戦略だと思います。(あの敏腕コーチさんはコーチを通り越して「プロデューサー」だと思いました。)金メダルへの最短コースです。

しかし、真央ちゃんが選んだ道は違ったのです。

映画にたとえるならば、キムヨナちゃんのプログラムは「大女優が出演した夏休み最大のヒット作」。
真央ちゃんが目指したのは、アカデミー賞の作品賞だったのでしょう。

この曲で彼女は大人になりました。
そして、今回気づかされたのは、「大人とは自らなるものだ」ということ。

自らの内面と向き合い、難曲を理解し、怒りや混沌から抜け出す強さを演じ切った真央ちゃんに敬意を表して。

そして、キムヨナちゃんと浅田真央ちゃんの大女優勝負が続くことを楽しみにしています。

このお尻はウソか?

2010-03-28 17:21:54 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
近所の小学校の桜の蕾を食べている鳥は「ウソ」だと旦那がいうので、はりきって撮影。
しかし残念ながらお尻だけしか撮影できませんでした。



そして、バイブルの「山野の鳥」で確認しましたが、お尻だけではわかりません。


本物の「ウソ」(なんかへん?)の写真をお借りできたのですが、
どうでしょう?ウソのお尻は同じかしら??



山地の樹林に住み、枝の上に椀形の巣を作る。木の実や芽、昆虫などを食べ、時にはサクラ、ウメなどの花やつぼみもエサとなるそうで、ちょっと悪い子のような気がしますが、材木に付く虫を食べるためにありがたがられて太宰府天満宮や亀戸天神社では「天神様の使い」とされちゃったりもしているとのこと。


新・山野の鳥 (野鳥観察ハンディ図鑑)
安西 英明
日本野鳥の会

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ふるさとの樹に守られて 

2010-03-28 00:10:44 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
息子たちと近所の鹿島神社光福寺へ。(共に品川区)
神社やお寺が多い、この品川区の大井街~大森近辺。
初めて住む街なのに、なぜか安心できて、懐しさを感じます。
ぜんぜんお洒落ではないんだけれど、(むしろ、かなり庶民的な土地柄)この懐かしさと気取りのなさが、私は好きです。

鹿島神社は品川区の保存樹林に指定されている素晴らしい樹林を持ちます。
樹齢を重ねた、どっしりした樹木をみていると、気持ちがゆったりしてきます。

品川区 鹿島神社



光福寺には樹齢800年という巨大なイチョウの樹があります。その太さは品川区内最大なのですが、高さも都内の立木としては最大級の40m。イチョウの中ではずば抜けた高さだと思われます。写真の周囲の建物と比較してみて下さい~。もちろん我が家(徒歩30秒)からはよく見えます。以前話した通り私たちの中ではトトロが住んでいるということになっています。
江戸時代には海を行き来する船の目印にもなっていたという話もあります。
イチョウ爺さん(お婆さん?)「灯台」役ご苦労さまです。
その樹観から麻布善福寺のイチョウの兄弟木ともいわれています。

(昨年秋撮影)





●また、光福寺やはり品川区の保存樹になっている、立派なタブノキがあります。

(今日撮影)


タブノキは、スダジイなどともに日本の代表的な常緑広葉樹。
クスノキ科の高木で樹高15~20メートル、直径1メートルにまで達します。
(もっと大きいのもあるようです)

本州~九州の暖かい沿海地に生育。クスノキは関東地方が分布の北限であるのに対して、タブノキは青森や岩手県の沿海地まで分布、山形県飛島にもタブ林があるということです。

耐陰性、耐潮性、耐風性が強いので、海岸近くの防風・防潮樹にも適し、暖帯の海岸付近の極相林を構成する代表的な構成種。そんなわけで、日本各地に大きな老木がみられ、まさに日本の樹木と言っても過言ではないと思います。

美しい曲線を描くように伸びた枝が風情をかもし出しているタブノキのある風景は、日本の原風景のような気がします。

神社やお寺、街のいたるところにある、樹齢を重ねた樹木たちは、私たちを和ませてくれるだけでなく、災害時には守ってくれます。




タブノキを観ると宮脇昭先生の顔(お会いしたことはありませんが)が目に浮かび「タブノキ、タブノキ」と言わなきゃならないような気になります。
冗談はさておき、「ふるさとの樹」、日本の土地本来の植生にあった樹木を植える大切さを提唱し、実践し続けている宮脇先生の本は面白く、勉強になります。

●「鎮守の森」は宮脇昭先生の膨大著作の中でも、比較的薄く、いちばん読みやすいのでお勧めです。
文庫になっているので、入手も楽です。


鎮守の森 (新潮文庫)
宮脇 昭
新潮社

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自己愛

2010-03-27 12:31:18 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
最近「自己愛過剰」「自意識過剰」な人というのは、どうも、仕事でも私生活でも、いろいろとうまくいかないことが多いし、周囲が迷惑する気がします。

現代では、自己愛が肥大してしまって、自己愛を満たすことだけが関心事になった人間が多くなったとし、著者はそれをタイトルにもあるように「自己愛人間」と呼んでいます。
そんな「自己愛人間」に書かれているのがこの本です。

「自己愛」自体は、悪いものでもなんでもないと思います。
著者は「自分を愛することができない人間に、どうして他人を愛することができようか」
というE.フロムの言葉を引用しています。

ただ、「自分を愛し、他人を愛する」「自分を助け、他人も助ける」と「自分だけを愛し、自分だけを助ける」とは天と地ほどの差があります。

自己愛人間 (ちくま学芸文庫)
小此木 啓吾
筑摩書房

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信頼

2010-03-26 23:51:16 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
月末恒例のJFS原稿追い込みが始まりました。

明日中にあと七本です。

気合いを入れ直して原稿を書きはじめながら、チームメートが残り七本までもってきてくれたことを感謝。
そして自分が仲間たちや先輩たちを心から信頼していることに気付きました。

私たちはみなボランティアでこの活動をしています。極端な話何もしなくても叱られません。でもみんな凄くちゃんとしていて真面目で勤勉です。

そして月30本を落とさないためにコツコツじわじわ原稿を書きます。

志や使命感に基づく信頼は強いです。

がんばっている日本を世界はまだ知らない〈Vol.1〉150か国が熱読!日本発・わくわくエコ事情
枝広 淳子,ジャパンフォーサステナビリティ(JFS)
海象社

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エコ・トラブルにご用心?NHKの朝イチ

2010-03-26 08:43:30 | 環境全般
「うぇるかめ」(NHKの朝のドラマ)が今週で終わり、4月1日からNHKの朝番組が変わるそうです。
堅気の商売の皆さまには、どつかれそうですが、私は「うぇるかめ」(8:15~)を観てからでかけます。(会社までドアツードアで35分)

4月1日からは、朝イチという情報番組が始まりますが、女性向けの内容だそうです。なかなか面白そうなので要チェック。
さて、今日、その中のコーナーで「エコトラブルにご用心」というのがあるそうです。

エコが氾濫する中、あやしいエコ、あぶないエコがあるなあと思っていたので、タイムリーな企画だと思いました。

なんでもエコという時代は、もうとうに過ぎて、いまは消費者が賢くエコを選ぶ時代なんですね。
そして、その消費者はどんどん賢くなっています。
視聴者、消費者、ステークホルダーを大切にしよう。

ではいってまいります!


4月25日チェンジ・エージェント社設立5周年記念講演 「組織や社会の変革はどのように起こるか」

2010-03-25 22:51:23 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
4月25日チェンジ・エージェント社設立5周年記念講演 「組織や社会の変革はどのように起こるか」に申し込みました。

「どんなに忙しくても2か月に一度は自分でお金を出して社外のセミナーに行こう」と思いながら、引っ越しで忙しく11月から社外の勉強なし。やばい、やばい、超やばい。社外に出ないと井の中の蛙になっちゃう。また、忙しければ忙しいほど、考え方の柔軟性、新しいものの見方は失われます。
また講演やセミナーという場は、何より脳に刺激を与え、ストレス解消になるので、私はそれがないと耐えきれなくなるようなので、夫に頼みこんで行かせてもらうことに。

チェンジ・エージェント社はこの4月設立5周年を迎えるということです。5年前、まだ世界も日本も「先が読めない時代」などとは言われていなかった筈です。
「変革」がさかんに言われているいま、同社の取り組みは非常に注目すべきことだと思います。

システム思考」「学習する組織」「持続可能な経営」をテーマにセミナーを開催し、講演や本を通じて、システム思考の考え方を紹介してきました。
「何かおかしい」「このままではいけない」と思う方は、「チェンジ・エージェント(変化の担い手)」またはその卵なのだと、同社は言います。しかし、変化が起こる「触媒」として機能するためには、熱い想いだけでは十分ではないそうです。
変化を創り出すための理論と技術を身につけることで、実際に変化が起こる可能性を高め、より早く変化を実現できるようになるということです。

(この考え方は、枝廣淳子氏の「自分マネジメント」の教えの組織版といって良さそうです。)

この記念講演会では、枝廣淳子氏と小田理一郎氏が、社会変革や組織変革を担ってきた多くのシステム思考家たちの知恵や技のポイントを紹介し、「変えたい」「変化を生み出したい」という方々の思いを実践につなげるお手伝いをしてくださるということ。これらのテーマは個人的に非常に興味のある分野であるため、とても楽しみです。

講演会は無料でご参加いただけます。
参加ご希望の方は、申し込みフォームにアクセスの上、必要事項を記入してお申し込みください。

お問い合わせはチェンジ・エージェントまで。info@change-agent.jp

同日午後には、これまで同社セミナーに参加した人向けの特別イベントを開催されます。こちらも参加してまいります。

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    チェンジ・エージェント5周年記念講演会
  「組織や社会の変革はどのように起こるか
                ~システム思考による変化の理論と実践」
          チェンジ・エージェント 枝廣淳子・小田理一郎
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【日 時】 2010年4月25日(日)10:00~11:30

【場 所】 東京都渋谷区 フォーラムエイト(渋谷駅徒歩5分)   
    
【プログラム(予定)】
       1.ご挨拶(5分)
       2.枝廣淳子・小田理一郎講演
         「組織や社会の変革はどのように起こるか
             ~システム思考による変化の理論と実践」(70分)
       3.質疑応答(15分)

【参加費】 無料(定員180名)

【主  催】 有限会社チェンジ・エージェント

【参加お申込み】 こちらの申し込みフォームにアクセスの上お申し込みください

【お問い合わせ】 有限会社チェンジ・エージェント(担当 上野)
            info@change-agent.jp

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子,小田 理一郎
東洋経済新報社

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整合性・裏取り・中立性

2010-03-25 08:17:15 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!(江守正多)
温暖化イメージ戦争の時代を生きる(10/03/18)

を読みました。
温暖化をめぐる議論についてのお話だったのですが、「この話は温暖化だけではなく、メディアの人間をはじめ私たちが肝に銘じるべきだ」と思ったので、ご紹介。

******ここから引用*********

■整合性・裏取り・中立性に注意を

最後に、このイメージ戦争の中で誰かのイメージ戦略に翻弄されてしまわないために、僕が情報を受け取る際に気をつけていることと、情報を発信する際に気をつけていることを書いておきます。読者のみなさんの参考になれば幸いです。


情報を受け取る際に気をつけていることは3つあります。1つめは、内容の整合性に注目することです。特に科学的な解説などでは、1つの主張の内部での論理的な整合性が極めて重要だと思います。これが崩れている場合、書き手の中でよく練れていない主張であったり、何かを批判するためなどに手当たり次第に寄せ集めてきた情報であったりする可能性があります。また、同じ書き手の複数の著作の間で整合性が乱れているかどうかにも注意するとよいでしょう。


2つめは、「裏を取る」ことです。これは昨年10月のコラムでも書きました。論理的に筋が通って見える文章でも、引用やグラフの原典を調べると、原典の文脈から切り離されて、あるいは勝手に加工されて、都合よく使われている場合があります。最近はインターネットでかなりの文献が探せるようになりましたが、それでも裏を取る作業は手間がかかります。しかし、ある情報を本気で信用するかどうか判断する際には、しっかり裏を取る必要があるでしょう。

3つめは、書き手の中立性に注意することです。書き手が中立な専門家を装って自分の意見や立場を忍び込ませてきている場合があるので、注意深く見抜く必要があります。「…べきである」などと書いてあれば、そう結論できる十分な根拠が書いてあるか吟味した方がよいでしょう。しかし、論理的で、引用も正確で、客観的な文章でも、実は中立とは限りません。それは、書き手は「何を書くか」だけでなく、「何を強調して書くか」や「何を書かないか」によっても、意見や立場を忍び込ませることができるからです。これを見抜くのは難しく、同じテーマについて別の書き手によって書かれた複数の情報を読み比べる必要があるでしょう

***** 引用ここまで*****

どんな文献・情報と接する際もこうした「情報リテラシー」は必要です。
氾濫する情報の中、いまだに多くの人たちが、間違った情報に踊らされています。
私自身も、情報が錯綜して戸惑うことはあります。
しかし、一番困るのは「間違った情報に踊らされた人」「暴走した人」など、人間そのものです。これはとても皮肉なことだと思います。
情報を使いこなすべき人間が、情報によっておかしくなってしまう。これは変です。
こういう変なことはおきてはいけない。だから私たちは、もっと賢くなって情報をコントロールしなければならないのだと思います。

江守さんがこれだけアドバイスをしてくれても、日々温暖化の予測に関する情報を江守さんが逐一分析して、教えてくれるわけではありません。
結局、私たち自身が「整合性・裏取り・中立性」を考えながら、情報に接していかなければなりません。

すなわち「自分の頭で考えろ」ということだと、私は受け止めました。

地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)
江守 正多
化学同人

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